エイドリアン・グラントの声明

以下は、「Thriller Live」の制作者・総監督で、「Michael Jackson – The Visual Documentary」の著者、エイドリアン・グラントよりの公式声明である。

「僕が何を言おうと何をしようと関係ないんだ。メディアはいつも僕について書きたいこと書くんだよ」
-マイケル・ジャクソン(2002年6月)

これは、私が彼に、メディアにどのように受け取られているか、スポットライトを離れた真のマイケル・ジャクソンとはどんな人物かをなぜメディアに語らないのか、と尋ねたことに対する返事です。1996年のブリット・アワードへの出演から、彼を迫害するすべての新聞は燃えるべきだと思う彼の気持ちまで、メディアというのは私たちが長い間何度も議論したテーマです。彼の曲「Tabloid Junkie」からの引用です。

「雑誌で読んだからといって、テレビで見たからといって、ただそれだけでそれを事実としてはいけない」
(Just because you read it in a magazine, Or see it on the TV screen, Don’t make it factual)

マイケル・ジャクソンは今、彼が友達だと思っていたウェイド・ロブソンとジェームズ・セイフチャックによる彼を狙った告発により公開処刑を受けています。彼ら二人の語るストーリーは何度も変わり、そしてしばしば矛盾しているにもかかわらず、メディアは彼らの申し立てを事実として扱うことを決めました。彼らの主張を裏付ける実体のある証拠が何一つないにもかかわらず。加えて、彼らは2005年のマイケルの弁護において重要な証人でした。つまり、彼が裁判所で完全に無罪とされた時です。その裁判所で彼ら二人は性的虐待は全くなかったと述べました。さらに、FBIは10年以上もの間マイケルを極秘に捜査しましたが、公開されている報告書によれば、FBIはマイケル側の不法行為を何一つ発見できなかったのです。

2009年6月25日にマイケルが亡くなった時、私は思いました。彼にようやく安らぎが訪れたと。私たちは彼が遺した音楽を楽しみ、博愛主義者としての彼の仕事は褒めたたえられ、依然として世界中にポジティブな影響を及ぼしていると。

ドキュメンタリー「Leaving Neverland」の放映に向けて、影響力のある著名人たちが次々に登場し、マイケル・ジャクソンに児童虐待者のレッテルを貼っています。一部のメディアは彼の音楽を非難し、あるいは存在まで非難しています。オプラ・ウィンフリーがその最たるものです。この公開リンチは恥ずべきものです。もちろん、それはマイケルが自分に向けられた非難に対し自分で弁護できないからであり、そして名誉棄損法は故人を保護しておらず、誰でも訴えられる恐れなく彼に対して好きなことを言えるからです。

明確にさせてください。いかなる虐待であっても、それを訴える人の声には耳を傾けるべきだと私は強く信じています。しかし、公平な判決が下されるよう、その証言は審問を受け、反対尋問を受け、証拠は慎重に調べられなければなりません。この過程で、弁明のための証拠の提示がなかったこと、告発者側の説明に異を唱えうる人物に対する聞き取りがなされなかったことにより、この”ドキュメンタリー”は全く一方的な、マイケル・ジャクソンを世論という法廷で吊るそうという意図にのみ基づいて巧妙に編集された成人向けホラー映画となったのです。

この論争に関わるなと私は一部の人から助言を受けています。何も言うな、やり過ごせと。しかし私にはそれはできません。沈黙を守ることは私にとって道徳的に間違いです。それは、公平な裁判や証拠もなしにメディアがマイケルを有罪にするのと同じことです。

私は言いたい。21年来の知人であり、世界を一緒に旅し、ネバーランドやホテルで、そしてレコーディング・スタジオで数えきれない出来事を共に過ごしたその人について。マイケル・ジャクソンは私が知る限り最も親切であり、愛情あふれる人です。悲しいことに、時として、最も与えた人が最も利用されてしまうのです。マイケルは唯一無二であり、彼の魂は子供の心を持っていました。そして、そう、彼は時には大きな子供のように振る舞うこともありました・・・満面の笑み、喜び、そして遊び心。悪くないでしょ!

1990年3月、私はマイケルの自宅、ネバーランド・ランチでの生活について記事を書いた最初の人物となりました。私はこの話を何度もしましたが、ここで、本当の彼を知っていただくためにごく一部を再び語りたいと思います。

私は大変幸運にも、マイケルがアルバム「Dangerous」をレコーディングしていたレコード・ワン・スタジオに招待されました。私は、私が発行していたファン・マガジン「Off The Wall」の読者より贈られた賞を渡すためにそこへ行ったのです。マイケルはその賞にとても驚いていました。当時21歳の彼のキャリアを描いた6x3フィートの油絵です。そして私はマガジン用に彼にインタビューを行い、写真を何枚か撮りました。その後、新曲「Man In Black」(最終的にアルバムには収録されず)を特別に聴かせてもらいました。その日の終わりころ、マイケルは私を驚かしました。週末のランチでネバーランドへ来たいかと尋ねられたのです。私は文字通り椅子から滑り落ち、大喜びでその招待を受けました。

土曜日が来て、あの目立つネバーランドのゲートを車で通った時、緑の美しい3000エーカーの渓谷に驚いたのを覚えています。署名して、私たちは母屋の方へ歩いていきました。遠くに、芝生に寝転ぶ2匹のチンパンジー、キリン、ラマ、遊園地、フラミンゴがいっぱいの池が見えました。花壇の中のスピーカーからはクラシック音楽が流れていました。私は、一緒にいたセキュリティに、これは現実じゃないと言いました。でも彼は、「そうだなあ、これは現実なんだ、マイケル・ジャクソンにとってはね。彼は毎朝これで起きるんだよ」と答えました。そして、これは現実でした。マイケルはこうした人生を歩んでいたのです。11歳の時から、ジャクソン・ファイヴで最初のナンバーワンを獲ってからずっと、彼は欲しいものはほぼすべて手に入れることができました。幸運なことに、彼は欲望のほとんどを、ポジティブなものに向けることを選んでいました。そしてマイケルと知り合いになってから、私は、彼がどれほど子供たちをケアしているのかを見ました。しばしば、ネバーランドのゲートを恵まれない人々、障害をも持つ人々に開放していました。私は、これ(慈善活動)は、40年間の偉大な音楽と並んで、彼の最高のレガシーだと思います。

マイケルの長年にわたる人道主義的活動の例を私は何度も見ました。1994年のブダペストへの旅では、マイケルはリサ・マリー・プレスリー(と、偶然にもジェームズ・セイフチャック)を連れて、多くの病院を訪問し、病気の子供たちへおもちゃを手渡しました。私は幸運にも病院への同行を許された唯一の「メディアの人間」でした。そして、子供たちに贈り物を配る手伝いができて幸せでした。しかし、メディアはこの旅(「Heal The World」キャンペーンの一環)を疑い、売名行為以外の何物でもないと示唆しました。メディアは、何週間も動かず話すこともなかった具合の悪い一人の女の子の顔にマイケルが笑みをもたらした瞬間を見ていません。そばで看病していたその子の母親は、その子が手を差し伸べてマイケルの手に触った時、泣き崩れました。このような瞬間はマイケルにとって重要でした。彼には、真に思いやりのある子どもへの親和性がありました。彼は大人に対するよりも子供に対する共感があったのだと私は思います。それが、彼には子供時代がなかったからなのか、あるいは子供たちは彼を批判もしないし欲しがらないからなのか、私にはわかりません。でも、そのつながりがウソ偽りのないものであることは明らかです。私は長年の間に何度もネバーランドを訪れました。マイケルがいるときもありましたし、私の雑誌のコンテストの勝者を連れて行った時もありますが、どの旅も思い出深く、私はいつも歓迎されているように感じさせてもらいました。それがアーケードで遊んだり、遊園地の乗り物に乗ったり、映画館で映画を見ることであっても、その快適さを楽しむよう勧められるのです。ある時、子供のグループがバスケットをしているのを見ました。その中に、とても有名な顔がありました。マコーレー・カルキンです。私は歩いて行って、「やあ」と言いました。彼は礼儀正しく「こんにちは」と返事をし、またバスケに戻っていきました。断言できます。ネバーランドへの訪問やマイケルとのやり取りの中で、ただの一度も、不適切なことが行われているようには感じられませんでしたし、マイケルと周囲の子供たちとの振る舞いに嫌な感じは一切ありませんでした。

私はマイケルと二人だけの時間を何度も過ごしていますので、やろうと思えば彼に対するウソの告発をでっち上げることはできます。おかげさまで、私は誠実で正直なので、自分が得をするためにウソの凶悪犯罪を主張して悪魔に魂を売るということはありません。もっと重要なことは、マイケルの母親のキャサリンがかつて私に言ったように、「悪く言うようなことは何もない、なぜなら、マイケルには良いことばかりだから」。

しかしながら、マイケルの死後、私が知り、そして一緒に仕事をしたこともある人々の中には、キャリアや銀行口座のために彼についてのストーリーをでっち上げた人もいます。そうした人々はもっともらしくウソをつくことができるのです。一瞬も止まることなく、罪の意識もなく、真実を思い出すこともなく。非常に不愉快なことです。そういう人々は平行する宇宙に住んでいるようです。その中で彼らは自分の言っていることは真実であると確信していて、その行動が他の人にダメージを与えていることに気を留めないのです。ファクトチェックをするために彼らのストーリーを聞いたり書いたりするような人々は必要ありません。嘘つきの側の出来事は、瞬く間に絶対真実であるように世界中で取り上げられ、デジタル化されます。ヘッドラインやクリック、手ごろな満足感が最も重要なことなのです。

実は昨年、私はチャンネル4と話し合い(HBOとLeaving Neverlandを制作中であることは気が付いていませんでした)、「Thriller Live」やマイケルとの思い出に関する私自身のドキュメンタリーを売り込んでいました。しかし、マイケルの芸術性や優しさについての肯定的評価を生むようなことに、局のお偉いさん方は興味を示しませんでした。彼らは私がどんな「ジュース」を持っているのか、人々が聞いたことのないゴシップについて知りたがっていました。何を放送するかは結局は視聴率であり、視聴者を獲得できるものなのです。悪いニュースは最もよく売れるようです。

1993年の最初の児童虐待の告発時になぜマイケルは示談にしたのかと多くの人は尋ねます。当時、マイケルは犯罪捜査の対象となっていましたが、チャンドラー一家は金銭的補償を求めて彼に対する民事訴訟を起こしていました。当時の弁護士ジョニー・コクランの助言を入れ、まず民事訴訟を終わらせるべくマイケルは示談を選択しました。すべてのスキャンダルや誤解を招くヘッドラインを止めさせ、自分のキャリアと当時進行中だったツアーを再開する自由を得るためです。チャンドラー一家は2500万ドルとともに去り、刑事裁判を進めることは希望しませんでした。トム・スネドン検事はその後試みましたが、証拠がないため不首尾に終わりました。

ジョーディー・チャンドラーとのマイケルの友情は彼をカモにしてしまい、残念ながら93年の裁判は前例を作ってしまいました。より尤もらしい響きを携えた日和見主義者を生み出し、それが続くことになったのです。

悲しいことに、一部の人々は、噂のみに基づいて、しかも彼に対する告発についての真の事実を理解することなくマイケル・ジャクソンが小児性愛者であると信じることでしょう。一部の人々は彼を「wacko」と呼び、あるいは変人と呼びます。彼が普通のライフスタイルを生きなかったからです。一部の人々はどちらとも決めないでしょう。結局は、告発者たちに対するマイケルの言葉に行き着くのです・・・彼らの多くは嘘つき、詐欺師であることが明らかとなり、あるいは宣誓下で全く反対のストーリーを語っています。それ以外のことはただの意見です。そして私の意見は、マイケル・ジャクソンはすべてにおいて、そして彼に対するあらゆる虐待の告発について無実だということです。そう、彼はエキセントリックで、時にナイーヴでした。でもそれは犯罪ではありません。彼は自分のことを子供たちの守護者だと見ていたと私は思います。彼はピーターパンであり、ネバーランドでロストボーイ(とガール)らとともに遊んでいたのです。彼は、多くの人が、理解しがたく信じがたいと思う人かもしれない。しかし、私は幸運にも彼の親切や善意、ピュアなイマジネーションを21年にわたって経験しました。それは私に、夢を大きく見ること、他者を助けること、ベストを尽くすことを促してきました。

音楽史上最も偉大なカタログを有していたのはもちろんですが、マイケル・ジャクソンは、自分が愛し育てた3人の子供たちを残しました。子供たちにとってこれがどれほどトラウマであるか見当もつきません。しかし、これがどう扱われるかについてはよく考えられるべきだし、責任重大です。私は、マイケルが友人だったからというだけで、あるいは仕事だからといって話ているわけではありません。私は公平というものを信じているし、私たちはメディアを裁判官や陪審員、執行人にしてはならないからです。

マルコムXがかつて言ったように、「メディアは地球上でもっとも力がある。彼ら無罪を有罪にする力を持っている。有罪を無罪にする力も。それこそが力だ。なぜなら、彼らは大衆の心をコントロールするからだ」。

だから私は言います。実在の事実、証拠なしにマイケル・ジャクソンに有罪判決を下すということは、無実というものを諦めるということなのです。

Twitter
@Adrian_Grant

エイドリアン・グラント:「Michael Jackson – The Visual Documentary」の著者、ステージ・ショー「Thriller Live」の制作者。

Source: MJWN
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