エンタテイメント・ウィークリーの「One」評

マイケル・ジャクソンは良い人生を過ごしてはいない。ラスベガスで公演中の、アーティストを主題としたシルク・ドゥ・ソレイユの最新作は、彼の音楽やそれらに対する私たちのノスタルジアに頼った、楽しくポップなものとなっていてもおかしくはなかった。だがありがたいことにそうはならなかった。うっすらと映し出されたネバーランドのエントランスでショーはスタートする。ジャクソンを象徴する赤いジャケットを身にまとったパフォーマーたちがマンダレイ・ベイのマイケル・ジャクソン・シアターの通路に登場する。暴力的なパパラッチたちが観客の写真を撮影する。壁にはタブロイドの派手な見出し。このショーをトリビュート以上のものにしているのは攻撃である。「ONE」は、ジャクソンの生涯と作品の断固たる表現である・・・そして大いに楽しめるものだ。

ちょうど2時間ほどの上演時間の間、このまばゆいばかりの作品には歌が次々に登場し、重力をものともしないアクションの数々の合間にはジャクソンのイメージやビデオからのシーンが映し出される。中心となっているのは一貫してパフォーマーたち、そしてジャクソンの作品であり、どれもが比類のない傑作という演出となっている。

ショーのストーリーは大まかに言って、ネバーランドへ旅する4人の登場人物を中心に構成されている。その道程で、彼らはジャクソンを象徴するローファーやソックス、輝くグローブ、フェドラ、サングラスなどを発見しつつ成長し、平和を見出していく。ふらふらとした、センチメンタルに過ぎるオズの魔法使い、といった感じの本作は、しかしながらショーから楽しみや、例えばチャールズ・ライリー(空想的ムーンウォークで突出している)のようなパフォーマーへの感嘆を奪うということにはなっていない。

「Thriller」は見どころの一つだ。前半ではアクロバットたちが トランポリンの上でびっくりするくらいの優雅さで飛び交う。しかし、そのうちの一人が 私たちの意識に焼き付けられているあのビデオのクラシック・ダンスへの同意を求め始めると、ゾンビのアクロバットの隊列が、腕を曲げ、体を左右に揺らしながら登場する。「Billie Jean」と「Smooth Criminal」もまたエネルギッシュで魅力的だ。LED満載の衣装と跳躍する日本人アクロバットがその魅力をさらに高めている。

ショーのビジュアルは多くがジャクソンのミュージック・ビデオが元になっているが、オマージュになっているものもある。ジャネットとの強烈なデュエット「Scream」では、マーク・ロマネクの独創的ビデオから大部分が流用されているが、宇宙船に加えられたアニメーションのキャラクターが、残念ながらアクロバットから注目を奪ってしまっている。

テリー・ギリアム風のムーン・チャイルドが観客の上に降りてくる「Stranger in Moscow」のような曲ではショーのペースがスローになる。そして、数少ないジャクソン・ファイヴの曲の一つ、「I'll Be There」では、12歳のジャクソンの写真を投影するだけというシンプルなステージングで、ピンクのタイツとピンクのプリーツスカートの小さなアクロバットが登場する。

「Man In The Mirror」では、ゴールド・パンツに白いTシャツ、そしてボタンをはずした白いドレス・シャツのダンサーを従えてジャクソンのホログラムが登場し、ショーは驚きとともに感情的な一撃を私たちに喰らわせることになる。2012年のコーチェラでドクター・ドレーとともにステージに一瞬だけ登場したトゥパックのホログラムと比較すると、ホログラムのMJはダイナミックなパフォーマーだ。ホログラムであることを忘れる瞬間すらある。そしてこれでもまだ最後の曲ではないのだ。

ONEは、シルク・ドゥ・ソレイユの他作品ほど派手ではない。歌とパフォーマーに力点が置かれており、カーやオーのようなセットや作品の独創性に力が入れられているわけでないのだ。ONEのセットはパフォーマーや音楽(シート内臓スピーカーによって観客に届けられる)を食ってしまうということはない。ONEはウェブサイト上では家族向けとはなっていないかもしれない(5歳以上が対象とされている)・・・「Thriller」のゾンビたちは特に不気味である、特に通路のすぐ脇に忍び寄ってくるときには・・・だが、それほどのファンでなくても、どこかに楽しめる部分があるだろう。ランクB+

ソース:The official facebook page of Michael Jackson / facebook.com / Entertainment Weekly
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