Are You Scared Yet? (その5)

ウィラ:まだ試行錯誤中なんですけどね。でたらめかもしれません。でも、「風変わりなこと」を通じて何かとても重要なことが起きているのではと感じています。文化的にも心理学的にも。「Ghosts」はこれを理解するためのカギだと思っています。彼にはとても洗練された審美眼がありましたから。心理学的に深いレベルで彼の作品が作用するということについては私は確信があります。そして1993年のスキャンダルが発生した後、とても困難な集団心理学の問題に彼は向き合っていました。基本的に、彼は集団ヒステリーと、「マエストロ」のような見慣れないものへの人々の恐れというものに向き合っていました。そして彼は、集団ヒステリーに向き合うという手法でそれに答えたのです。

彼の反応は、最初は論理的には見えないかもしれません。でも、潜在意識というものは論理的ではないのです。むしろ、意識の論理とは全く異なる独自の論理というものがあるのです。彼の「変わっていること」を通して、彼は潜在意識というものについて直接語りかけているのだと私は信じています。「Ghosts」の中で私たちに語りかけているように、このような緊張と安堵を繰り返すことはとても明確な心理学的な効果があり、そのように意図して作られているのです。「Is It Scary」では彼ははっきりと私たちに語りかけています。「君が見たいと思っているものに僕はなる」、「もし風変わりなことを見たいのなら、僕は君の目の前でグロテスクなものになってみせる」と。

ジョイエ:彼のアートには意図があるということについては同じ意見です。このショートフィルムの中の3曲(「Ghosts」、「Is It Scary」、「2Bad」)の選曲には意味があるということも同意見です。この3曲について細かく、そしてこのショートフィルムと彼の実生活に起きていたことへの関連性について話していたら、このブログ全体がそうなってしまうかもしれませんね。2つ必要かも。

このブログを初めてから、意図のないマイケル・ジャクソンのアートというものは存在しないということを理解するようになりました。彼のやることにはすべて、とても計算された理由というものがある。偉大なアーティストの心の内面を見られれば面白いですよね。私にとってはいろいろな理由でとても魅力的ですし、彼のアートについて語る機会があれば相当入れ込んでいたでしょうね。私は、例えばマーティン・バシールのような、ジャーナリストの多くが、彼の肌の色とか変わった振る舞いのようなつまらないことにマイケルとの貴重な時間を無駄に使ったなんて信じられません。とてつもないチャンスの無駄遣いですよ!

ウィラ:まったくその通り!バシールのドキュメンタリーについては本当にそうです。彼は素晴らしい機会を与えられたのに全くそれを無駄に使いましたね。ファン・ゴッホと話をし、深く学ぶ機会を8か月も与えられたとしたら、と考えてみてください。作品の解釈の仕方についてとはならないかもしれません。アーティストというものは自分の作品の解釈を一つに絞ることは嫌がりますからね。そうではなくて、彼の世界観や、その世界観に作品がどのように反映されているのかということになるでしょうね。そんな機会があったら素晴らしいですよ。バシールはそういう機会を与えられたのに全く無駄にした。真に悲しむべきことは、バシールがスキャンダルという食事を精神の糧としていて、大きな世界がそこにはあるということに気づいてすらいないようだ、ということです。社会の正義とものの見方という問題、そして私たちがどのようにして理解するのか、さらには、私たちが世界というものの理解の仕方において、アートが影響を及ぼす大きな力というものと、マイケル・ジャクソンは格闘しているのです。バシールはタブロイド的質問に8か月をまるまる使いました。唖然とするばかりです。

幸いマイケル・ジャクソンは、彼の作品への接し方や彼の世界観を理解する上でのヒントをたくさん残してくれました。そして「Ghosts」でわかる通り、知るべきこと、研究すべきことがたくさんあるのです。
(終わり)

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原文:http://dancingwiththeelephant.wordpress.com/2012/04/12/are-you-scared-yet/
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