Are You Scared Yet? (その4)

ジョイエ:ここでのメッセージはとても明確だと思います。彼は、マエストロと自分自身の私生活が同じであることを指摘しているのです。だからそれが思い違いだと示すことで、彼の人生を取り囲む彼に対する「奇妙」であるとの認識というものもまた、ただの思い違いであり、私たち(一般の人たちとメディア)が見ていると思っていることは本当のことではない、ということを私たちに明確に語っているのです。

ウィラ:私もそう思います。まあ、心理学的には多くのことがほかにも起こっていますけどね。緊張と安堵の動きは3回ありますが、今度はもっと極限的です。彼の顔がドクロになる代わりに、体全体がガイコツになるのです。でも今度は、村人たちの反応が異なります。そこには、心理学的な変化があるのです。村人たちは驚きますが、今度は怖がりませんし、逃げようとしません。「マエストロ」が見せるものをその場で見ているのです。ガイコツがダンスを始めると、村人たちは笑って彼のパフォーマンスを楽しむのです。言い換えれば、村人たちは以前に抱いていた「変わっている」「変人」への恐れの反応を示していないのです。依然として慎重なものの、違いというものを受け入れつつあるのです。

そして「マエストロ」は4回目の、そして最後の緊張と安堵のパターンを繰り返します。今回が最も強烈です。つまり、自分自身の全体を破壊するのです。彼は村人たちに尋ねます。「まだ出て行って欲しいかい?」村人たちの多く、特に子供たちは首を振りノーと言います。でも、村長は「イエス!イエス!」と答えます。だから「マエストロ」は、「よろしい、出ていこう」と答えます。彼は手、腕、そして顔を床に打ち付けます。鼻はとれ、顔全体がバラバラになり、体は埃と化し、そして超自然的な風がそれらを吹き飛ばします。

村人たちは恐れますが、それは、それまでとは全く違う理由のためです。つまり、彼を恐れているからではなく、彼とのつながりを感じ始めているからです。そして彼が自分で自分を破壊したことを怖がっているのです。最後には、村人たちの思いが全く反対になったということです。彼は行ってしまった、すなわち彼は村人たちの言う通りのこと、家に押しかけてまで希望した通りのことをしたのです。ところがすでに村人たちは彼に残ってほしいと思っており、彼がいない、彼に戻ってほしい、と感じているのです。

ジョイエ:なんか、彼がもういないというのを今私たちが感じているのと同じですね。とてもうなずけますよ、ウィラ。自分自身とその作品は死後に真に評価されると彼は理解していた、とあなたは考えているのですね?

ウィラ:そうです。でも、これ以上のことが何かあると考えていて、まだ自分自身で理解し、言葉にしようとしている途中ですが、とりあえず「Is It Scary」の一節に戻ることにしましょう。

I’m gonna be (僕はなる)
Exactly what you wanna see (君が見たいと思っているものに)
It’s you who’s taunting me (僕を罵っているのは君だ)
Because you’re wanting me (それは僕になってほしいから)
To be the stranger in the night (夜の変人に)

Am I amusing you? (僕は君を楽しませてるかな?)
Or just confusing you? (それとも困らせてるかな?)
Am I the beast you visualized? (僕は君が形にした野獣かい?)
And if you wanna see eccentric oddities (もし風変わりなことを見たいのなら)
I’ll be grotesque before your eyes (僕は君の目の前でグロテスクなものになってみせる)
Let them all materialize … (彼らに姿を現してもらおう)

So tell me (だから言ってくれ)
Is that realism for you, baby? (これは君にとってのリアリズムなのか?)
Am I scary for you? (君は僕が怖いかい?)

マイケル・ジャクソンが「Is It Scary」の中で言っていた「風変わりなこと」のスキャンダルと論争の日々を考えると、彼に対する悲しみがあふれてくるという感情があるということを、彼が亡くなった後、多くのコメンテーターが驚いたと言っていました。でも、それは反対だと私は信じるようになりました。つまり、人々からあふれた悲しみは、「風変わりなこと」がなければあり得なかったということです。風変わりなことが重要な機能を果たしていたのです。風変わりなことの一つ一つが例の緊張と安堵のミニ・ドラマのシリーズとなっているのです。ちょうど「Ghosts」の中で繰り返されたように。「Ghosts」の中でそうであったように、風変わりなことが彼に対する私たちの感情を吐き出させ、性的虐待疑惑ではそれに向き合うよう私たちに促したのです。だから彼が亡くなった時、私たちはすでに彼に対するネガティブな感情を抱いていて、亡くなったことでそのようなネガティブな感情が実は錯覚であったのだということがわかったということです。ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスが「今日、彼は無実であったことがコンセンサスであるように思われる」と書いているようにね。そして私たちは自分たちの真の感情に引き戻されたのです、私たちにとって彼がどれほどのものであったのかと。

ジョイエ:それは素敵な解釈ですね、ウィラ。そんな風に見たことはありませんでしたよ。
その5に続く)
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