Michael Jackson One:死後帝国の最新作(フォーブス誌のレビュー)

"It's me. It's Michael"。亡きキング・オブ・ポップによるこの言葉が、「One」の開幕を告げる。莫大な利益をもたらすマイケルのレガシーの最新作、ラスベガス・スペクタクルだ。

実にたくさんのマイケルがある。ストーリーが展開する。「Beat It」のあのハードロックのリフが、本作の常設のホーム、1804席を有するマンダレイ・ベイの劇場に鳴り響く。大きすぎるカメラを提げ赤いトレンチーコートを着たパパラッチがロープにぶら下がってステージへ降りてくる(パパラッチたちはたびたび登場する。些細なことまで詮索されたジャクソンの生涯を思い起こさせる役回りだ)。

こうして90分にわたる華やかなショーが始まる。これは、ジャクソンの有名な曲とシルク・ドゥ・ソレイユの象徴的作風・・・すなわち、おもちゃのガンビー人形のように体を捻じ曲げながらの空中での曲芸の技能であり、それはたとえ地面の上であっても不可能に思える・・・とを組み合わせたものだ。

ハロウィン恒例のフォーブス故人著名人長者番付で、ジャクソンは1億6000万ドルでトップとなった。これは、存命のどのミュージシャンをも上回っている。「One」は早くも財政状況のキーとなりつつあるが、それはエステートの最終収益に対する直接的な影響のためばかりではない。

「亡くなったパフォーマーの資産においてもっとも重要なことは、世間に対する知名度やイメージを維持するということなのです」。ラッパーの故トゥパック・シャクールの死後の利益を管理している芸能ビジネス専門弁護士のドナルド・デイヴィッドはこう話す。「もはやパフォーマンスやインタビューはできないんです・・・ですから、亡くなったスターを世間から忘れさせないということが秘訣なんですよ」。

ラスベガス中に貼られたポスターを見ると、「One」もまさにそれをやっているようだ。本作は、今後のエステートの収益において重要な役割を担うだろう。それがどの程度なのか正確に、というのは難しい。この種のデータを提供するPollstarはラスベガスで開催されているショーの収益は追跡していないのだ。(Pollstarの社長で主筆のゲイリー・ボンジオバーニによると、カジノは大金を賭ける客に対しかなりのサービスを無償で提供することがしばしばあるという)

たとえそうであっても、一回のソールドアウトで15万ドルから25万ドルは稼ぐ力が「One」にはあるとフォーブスは推定している。二公演ある晩はこの数字は2倍される。この夏、本作がラスベガスでデビューを飾った時は、二か所で同時に公演を行うという素晴らしい能力をこのショーはジャクソンに与えることとなった。

ジャクソンの死後帝国の、そのもう一つとは、「Michael Jackson Immortal world tour」である。これもまた、シルクとエステートの共同事業だ。このショーは2011年以降世界中をまわり、総額3億ドルという最高のチケット・セールスを記録し、昨年のビルボード・ツアリング・アワードではCreative Content賞を受賞している。

「One」と「Immortal」は同時期に着想されたもので、エステートとシルク・ドゥ・ソレイユの創設者ギー・ラリベルテとの会話から生まれたものである。ラリベルテが、ツアーショーを最初に立ち上げ、ラスベガスのショーをその後にと推し進めたのである。彼とエステートの共同執行人ジョン・ブランカは、両作品の脚本と監督にジェイミー・キング(ジャクソンの「Dangerous」ツアーのダンサーとしてキャリアをスタート)を起用した。

「Immortal」とは異なり、「One」はラスベガスに常設のホームを得た。これは、高いところで向こう見ずなことができるということを意味していた・・・例えば、ムーンウォークで壁を登るアクロバットなどだ・・・そして、オーディオ・ヴィジュアルに贅を尽くす道を開いたのである。ステージ両サイドの床から天井まであるビデオ・スクリーンやシートのいたるところにあるスピーカーだ。

「ベントレーの新車のキーを渡されることよりいいことはない、そうでしょ?」とキングは言う。「僕のデザイン・チームと仕事をし、そしてこのショーのためにデザインされた劇場用にショーを作るという、僕にとってはパーフェクトなチャンスだった」。

ショーの最初の「Stranger in Moscow」のシークエンスはこのことを示す良い例だ。一人のアクロバットが絹のロープを登り、ツイストやフリップを延々とやるのだが、その動きがあまりに苦労を感じさせないため、空気の中というよりは水の中にいるように思えるのだ。また、ありえないほどの雪が降ってくるのだが、地面に落ちる前に蒸発しているように見える、というのもある。

その他にも驚くことがたくさんある。「Thriller」のシークエンスでは、ゾンビの衣装のパフォーマーたちが地面のトランポリンとその頭上20フィート(約6メートル)の間で前へ後へ飛び跳ね(あるいは壁の高いところにある突起の部分に届いていたかもしれない)、「Dirty Diana」のダンス・ルーティンでは赤い衣装の女性が18メートルのポールを回転しながら上へ下へと移動するのである。

各シークエンスをつないだストーリーのラインは、時に内容が薄くなってしまう可能性をはらんでいるが(ショーは4人の若者を追うストーリーだ。彼らは全く別のシーンの間を走り回り、ジャクソンのシューズやサングラス、フェドラ、そしてトレードマークの白いグローブから魔法の力を得ていく)、その組み立てがポイントなのではない。

「One」の核心は、飛び、ひねり、回転するロック・コンサートなのだ。それぞれのシーンにそれぞれの驚くべき身体的技能、ジャクソンの曲があり、観客からはそれぞれに歓声が上がるのだ。これは結局のところ、ジャクソンの金庫にさらなる現金をもたらすということを意味する。デイヴィッドはこう言っている。「(Oneの)観客は最低でもマイケル・ジャクソンのアルバムを買うことになる、ということは保証できますよ」。

常設の劇場を持つことが、ショーにおける最も重要なパフォーマーを登場させるということも可能としている。すなわちマイケル・ジャクソンだ。より正確に言うと、ショーの終盤、キング・オブ・ポップのように動くホログラムのようなイリュージョンが登場し、他のダンサーたちとともに「Man In The Mirror」をまさにそこで演じるのだ。

「マイケルを知らない子供たちが彼の天才性と彼が遺したものを理解する・・・彼の魂は僕たちと共にある、というのが最高なのです。そして彼の音楽は永遠だ」とキングは語った。

彼の途方もない収入もまた、永遠のように思われるのである。

ソース:Forbes / michaeljackson.com
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