あのビデオの少女:1988年「Smooth Criminal」(その3)

- 報酬はどれくらいでしたか?
SAG(映画俳優組合)のレートだったと思います。もともと1か月の仕事でしたが、結局はもっと長くなりました。最終的にいろいろなマーチャンダイズをすることになって、私もその中に入っていました。絵本、塗り絵、ビデオ、アーケード・ゲーム、ポスターとかです。
- このビデオのMTVワールド・プレミアは観ましたか?もし観たのであれば、それはどこで、その時どう思いましたか?
大きなスクリーンでの上映会があって私はそれに行きました。大きなスクリーンで見るのは本当に楽しかったです。MTVのプレミアも観ました。自宅で家族と見たことを覚えています。寝る時間を過ぎても、これを観るために起きていました。私にとってはMTVを見るというのはありえないことだったんですが、すごいことでした。MTVを見る口実になったんですから!
- 一般の人から気付かれましたか?それはどのくらいの頻度でどのくらい続きましたか?それについて何かお話しはありますか?
マイケルと一緒の時以外は気付かれることはありませんでした。彼と一緒にいると、「あのビデオの女の子だ!」と言われました。ひとに気付かれるのは楽しかったです。今では、そうだと分かった時の顔を見るのが楽しいです。私の顔をしばらくじっと見て、だいたいこういう反応です。「同じだ!」
- その後、他のミュージック・ビデオへの出演はありましたか?
数年後、大人になってから、ダンサーや女優としていくつかのビデオに出ました。
- 大学はどこで何を勉強したのですか?
学校ではビジネスと映画を学びました。だいぶ留年してカリフォルニア州立大学ノースリッジ校を卒業したんです。当時4年で卒業するのは私にとっては難しいことでした。芸能界で仕事をしていましたし、長期間外国へ行くようなこともありましたから。成長するにつれて、先生たちは私を信頼してくれるようになりました。仕事が出来ている限り、そしてテストで良い点をとっている限り、先生たちは私のクレージーなスケジュールに喜んで協力してくれました。私は学校を諦めたくなかったんです。自分のために成し遂げたいことだったからです。
- 最近ではどういうことをなさっているのですか?
今でも芸能ビジネスの世界にいます。最近はほとんど裏方ですけど。私は幸運です。なぜなら、いろいろな経歴のお陰で、私は舞台やテレビ、映画の仕事をいただいているからです。テレビのプロデューサーであり、振付師であり、大規模なライブ・ショーのアソシエイト・ディレクターでもあります。私は私の人生をとても気に入っています。仕事のようには思えないんです。自分がやってることが大好きですから。20代前半で、私は裏方の仕事を始めました。それまでにすでに長いこと演じてきましたし、私自身をもっと完全に表現したかったんです、創造力として。マイケルのお陰です。私の創造的、芸術的考えについての自信は、マイケルと過ごした時間によるものなのです。
最近、ケニー・オルテガとの仕事を終わらせました。もちろん、マイケルの(ツアーの)監督を長年やってきたあの方です。彼とはマイケルについての素晴らしい会話をよくしました。マイケルをただスターではなく人として、友人として知っている人とマイケルについての思い出話をするのは楽しいことでした。
- 今のお住まいは?
カリフォルニアです。
(その4に続く)
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