AEG裁判:AEGに責任なし、キャサリン・ジャクソン、最後のチャンスを失う

マイケル・ジャクソンの死に対してAEGライブに責任を帰すことを陪審員が否定したため、母親のキャサリン・ジャクソンは、息子の早すぎる死に対する責任を負わせ、数百万ドルの損害賠償を受け取るおそらくは最後のチャンスを失った。

「私は大丈夫です」。15億ドルという損害賠償請求を棄却し、彼女には一銭も渡らないとする意外な陪審員評決を聞いた後、法廷をゆっくり出てきた彼女が言ったのはそれだけだった。

一部からはジャクソン家の最後の法廷と言われていた。大きな賭けだった。中毒に苦しんでいたという過去、そして、こと医療に関しては頑なであったということがその賭けを無にしたのかもしれない。すべてはこの裁判で明らかになったことであり、ジャクソンの音楽の栄光は続いているとはいうものの、イメージには深刻な打撃となった。

大勢のボディガードに守られて法廷の傍聴者に混じって席に着き、息子の生涯を覆っていた影からそのトラブル続きだった生涯についての様々な証言が現れるのを聞く彼女は、ほとんど毎日のように悲しみの表情を浮かべていた。

コンラッド・マーレー医師(プロポフォールの過剰投与で服役中)はジャクソンの依頼でAEGライブが雇用したが、同医師には、計画されていた「This Is It」ツアーでジャクソンの面倒を見る医師としての仕事に対して、それを行う資格があったことが明らかになったと考える。陪審員はこう述べた。

「マイケル・ジャクソンは大スターでした。彼がこの医師を望みました。もし誰かがそれに異を唱えればのけ者にされたでしょう」と陪審員のケヴィン・スミスは述べた。

スミスは、AEGライブの幹部たちが、マーレーがジャクソンに対して病院用の麻酔薬プロポフォールを睡眠補助として投与していたことを知っていれば、コンサートはキャンセルしていたと考える、と述べた。

最終弁論で、AEGライブの弁護士マーヴィン・プットナムは、「ミスター・ジャクソンが毎晩寝室でロシアンルーレットをやっていると知っていれば、AEGはこのツアーに出資はしなかったでしょう」と述べていた。

2011年に過失致死罪で有罪となったマーレーは今月末にも釈放されることになっている。

陪審員議長のグレッグ・バーデンは、この評決によってAEGライブが正しかったとも、マーレーが認められたともされるべきではないと示唆した。

「マーレーが倫理的だったと我々が感じたということを意味しているわけではありません」とバーデンは評決の後でマーレーについて語った。

「これには勝者はいません。・・・・本来ならここにいてもおかしくない素晴らしい父親、息子、兄弟が亡くなるという悲劇を生みました。そしてもちろん、そんなことは誰も望んでいませんでした」。

「誰しもが同意するという評決にはなりませんでした。でも、この決定は慎重を期した考慮の上で出されたものです」

評決後、プットナム弁護士は、裁判にならなければよかった、判事が棄却すべきだったと述べた。しかしこうも述べている。AEGは和解は考えていなかった。元々原告側が主張していた402億ドルというのは「馬鹿げていた」と。この額は後に15億ドルに訂正された。

「AEGはいかなる不法行為も行っていませんし、自ら屈するつもりはありませんでした」とプットナムは述べた。

プットナムは、AEGライブはただ自分自身を守っていたのではなく、「マイケル・ジャクソンを殺したと非難されてきた人々」を守ったのだと強調し、AEGライブの幹部たちへの攻撃は不当だった、彼らはジャクソンを愛していた、ジャクソンの幸福を気にかけいてたと述べた。この評決は彼らの正しさを証明したとプットナムは述べた。

法廷に立った弁護士らはある種の儀式を繰り返していた。それはジャクソンの生前も死後も何度も見られたことだ。晩年は、無罪となったものの児童性的虐待裁判に苦しんだ。そして50歳で亡くなった後、マーレーが過失致死罪で有罪となった裁判、そして今回の民事訴訟も同様だ。

亡くなって4年以上が経ち、母親による不法死亡訴訟は、ジャクソンの中毒の苦しみ、コンサートの準備の様子、そして親としての振る舞いなど、これまで表には出てこなかったことを明るみにした。

5ヶ月が過ぎ、これはジャクソンが関わった中では最長の裁判となり、陪審員たちには、家庭やコンサート、あるいは専属医の診療所での彼の様子を明かされた。ジャクソンの息子プリンスと元妻デビー・ロウも証人として登場した。

ジャクソンの生涯について明かされていないことがまだあるかどうか、それは明らかではない。原告側のブライアン・パニッシュ弁護士は陪審員の心に訴え、ジャクソンのショービジネスでの栄光や、彼を愛していた3人の子供たちとの家庭の様子を写したビデオを示すことでジャクソンの死の悲劇に焦点を当てた。

パニッシュは最終弁論で、AEGライブの幹部たちは金に目がくらみ、自分たちの富を増やすためにジャクソンの命を犠牲にしたと主張した。

AEGライブの弁護士は、この裁判は個人の選択の問題だという理論を構築し、ジャクソンは薬の使用で間違った選択をし、その薬が彼の命を奪い、またそれを与えたのも彼が選んだ医師だ、と述べた。ジャクソンの死はジャクソン自身が招いたものであり、誰も責められないとAEG側の弁護士は述べた。

AEG側は大勢のジャクソンの専属医を証人として呼んだだけではなく、自分たちのビジネスへの手厳しい追及にも耐えた。

ジャクソン家側の弁護士は、この評決には失望したが別の法的手段を考えていると述べた。ケヴィン・ボイル弁護士は、本裁判が重要な目的を果たしたと述べた。

「この裁判で私たちが行ったことによって、医師による診療ということに関して、ジャクソン家にとってあるいはコンサート業界、スポーツ業界にとって重要なことが示されたと思います」。

プットナムは、上訴はしないつもりだと述べた。

「悲しいことに、子供たちに苦労をかけました。これをいつまで続けるのか、ということについては考慮しなければなりません」。

ジャクソンの母親と3人の子供たちはエステートに保護されている。エステートは彼らに快適なライフスタイルを提供し、新たなプロジェクトを立ち上げ、またキング・オブ・ポップによる新しい曲をリリースすることによって数百万ドルの負債を帳消しにしている。

ソース:ASSOCIATED PRESS
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