AEG裁判:キャサリン・ジャクソンの証言

マイケル・ジャクソンの母は、AEGライブを相手取った不法死亡訴訟を起こしたのは「息子に本当に起きたことを知りたいからです」と陪審員に語った。

キャサリン・ジャクソンの証言がロサンゼルスの法廷で金曜日にスタートした。月曜日に終了予定である。マイケル・ジャクソンの最後のコンサート・プロモーターを訴えた不法死亡訴訟は、ジャクソン家側弁護士の証人としては彼女が最後になりそうだ。

「一番辛いことは法廷のこの場所に座って、息子について悪く言われているのを聞くことです」とキャサリンは述べた。

83歳になる、世界で最も有名な芸能一家の長は、これまで証言が行われた51日間のほとんどで、小さな法廷の最前列に座っていた。

「彼らが言っていた多くのことは真実ではありません」と彼女は述べた。マイケルが2009年のカムバック・コンサートの準備に取り組んでいる最中にAEGライブの幹部が電子メールの中で書いていたことに反し、彼は怠け者ではなかった、と彼女は述べた。

特に、AEGライブの親会社の顧問弁護士がマイケルを「変人(freak)」と呼んだ電子メールについて彼女は異を唱えた。それは、同社の最高幹部たちがマイケルの自宅へ「This Is It」ツアーの契約にサインをすることになっていたその日のメールであった。

「彼は自分のために話をすることができません」と彼女は述べた。マイケルのために話をすることに「ベストを尽くす」つもりだと彼女は述べた。

キャサリンの証言の間、陪審員たちは身を乗り出し、じっと話を聞いた。その間ジャクソン家側の弁護士は、彼女の息子が幼い頃に歌い踊る様子を収めたビデオを陪審員に提示した。

キャサリン・ジャクソンとマイケルの3人の子供たちが起こした本訴訟は、コンラッド・マーレー医師を雇い監督していたのはAEGライブなのだから、同社にはマイケルの死に対して責任があると主張するものだ。マーレー医師は過失致死罪で有罪となっている。

一方AEGライブは、マーレー(検視局が死因と断定した手術用麻酔薬の注射を毎晩投与していたと認めている)を選び、コントロールしていたのはマイケルであって同社ではないと主張している。同社の幹部らには、マーレーがマイケルの寝室で秘密裏に行っていた危険な治療について知る術はなかった、とAEGライブの弁護士は主張している。

「あなたはなぜここにいるのですか?」とジャクソン家側弁護士ブライアン・パニッシュはキャサリンに尋ねた。

「息子に本当に起きたことを知りたいからです。それが、私がここにいる理由です」と彼女は答えた。

パニッシュは、長時間におよんだ宣誓証言でAEGライブのマーヴィン・プットナム弁護士から、彼女の家族についての厳しくかつ個人的な質問を受けたときにどう思ったかを尋ねた。

「本当に不愉快でした。私の息子はとてもよい人間だったからです。彼は皆を愛していました。彼は慈善事業に寄付しました、彼は慈善事業に寄付したことでギネスブックに載りました」と彼女は述べた。

プットナムは、キャサリンの証言の信憑性を下げようと努力する一方で、彼女に対して意地悪だと見られることがないようにしなければならないという問題がある。

ショーの監督だったケニー・オルテガについて、当初は本裁判の被告に含め、のちに除外した理由をプットナムに聞かれ、それに答える前に彼女は立ち止まりこう言った。「それは忘れてください」。

「何を忘れるのですか、奥様」とプットナムは尋ねた。

キャサリンは少しの間沈黙し、何も言わずにプットナムを見つめた。

質問をもう一度言った方がよいか、とプットナムは尋ねた。

「いいえ、同じことです」とキャサリンは無愛想に答えた。

最終的に判事が、その答えは彼女の弁護士と優先的に話をするべき内容を含んでいるとして、この質問を記録から除外した。

キャサリンは食事休憩ののちに証言台に戻ったが、プットナムの質問で疲れたと判事に申し出た。判事は予定より2時間早く陪審員を帰宅させ、月曜日の朝に証言を再開することをキャサリンに許可した。

陪審員が、AEGライブにはマイケルの死に責任があると決定した場合、母親および彼の子供たちと彼との関係が失われたこと、そして人生を早く終わらされたために稼ぐことができなかった金額の二点に基づいた損害賠償額を陪審員が決定することになる。

AEGライブ側の弁護士が、冒頭陳述で述べたことに沿って弁論を展開すれば、この不法死亡訴訟はさらに醜いものになる。今、まさにそうなろうとしている。

AEGライブの弁護士は、マイケルに対する児童性的虐待容疑と2002年の事件 (ベルリンのホテルのバルコニーで生まれたばかりの息子をぶらさげた)を持ち出したのである。

66歳までツアーに出る?

今週はパリス・ジャクソンが、3月に撮影されたビデオによる宣誓証言で法廷に再び登場した。「This Is It」ツアーについてマイケルが彼女に何と言っていたかをAEGライブ側のプットナム弁護士が尋ねる映像が陪審員に提示された。

プットナム:彼は、このツアーがどのくらい続く予定だとあなたに言っていましたか?

パリス:長くなると思っていました。ワールド・ツアーだから。普通は長く続くものだから。

プットナム:ワールド・ツアーだとどうしてわかったのですか?

パリス:そう言っていたから。

プットナム:彼はあなたに何と言ったのですか?

パリス:僕たちはツアーで世界中に行く、と。

多くのトップ・アーティストたちのビジネスを管理し監査してきた公認会計士のアーサー・アークが水曜日に証言し、マイケルが「This Is It」ツアーとして世界中で260公演を行っていたであろうことは「かなり確かなこと」だと述べた。彼は、ヨーロッパ、アジア、南米、北米、オーストラリアで3年かけてコンサートを行い8億9000万ドルを稼いでいただろうとアークは述べた。

ツアー、コマーシャル、資金援助などから少なくとも15億ドルは稼いだだろうとアークは述べた。

50公演(2009年から2010年までロンドンのO2アリーナで計画されていた)が売り切れたというAEGライブが経験したことがない事態は、1998年の最後のツアー以降彼の名声を傷つけてきた論調にも関わらず、マイケルのライブを見たいという「積もりに積もった需要」があったことを証明している、とアークは述べた。

AEGライブのCEOランディ・フィリップスが書いた電子メールでは、2009年3月に発売した31公演の75万枚のチケットが2時間で売り切れたと書かれている。もう100公演が売り切れるほどの登録者がいる、とフィリップスは書いている。

「信じられないくらいチケットが売れているよ。マイキーには追加公演をやってもらわないと」と、AEGライブの共同CEOポール・ゴンガウェアは電子メールで書いている。

マイケルのマネージャーはすぐさま19公演追加を承認し、トータル50公演となった。

AEGライブの弁護士サブリナ・ストロングはアークの見積もりを批判し、これまで同程度の収益を上げた事例があるか、と尋ねた。「いいえ。記録的ワールド・ツアーになっていたはずです」とアークは述べた。

アークの予測によると、マイケルは66歳で引退するまでにさらに4回のワールド・ツアーを行っていたという。

プットナムは、50歳以降もさらにツアーをやっていたというアークの見積もりを「創作、作り事」だとし、全盛期でさえ3回のワールド・ツアーだったと述べた。ロンドンでの50公演以上はやるつもりはなかったとプットナムは述べた。

AEGライブ側はキャサリンのビデオによる宣誓証言の映像を陪審員に提示した。その中で彼女は、「50歳になってステージでムーンウォークをやりたくない」と息子は冗談を言っていたと述べている。

「マイケルは何年も前にそう言っていました。彼は冗談を言っていたのです」とキャサリンは金曜日の証言で述べている。「私はそれがおかしいと思ったし、私たちのほとんども同じようなことを言いました。50歳というのはとても歳をとっている、と私も思っていました」。

事実、マイケルは、「Billie Jean」を歌う時にはあの有名なムーンウォークもやったであろうカムバック・ツアーについてAEGライブとの3年契約にサインした時は50歳だった。

「私たちはロンドンでの1回のツアーをやると発表しました。発表したのはそれだけです。そしてそれは『This Is It』と呼ばれました。ロンドンでのこのショーがそれだ、という意味です。このショーがそれだ。これは彼がやる最後のショーだ。ロンドンのO2アリーナでのそれが彼の最後のパフォーマンスになる、ということで結果として、当然ながらものすごい反応があり、だから50公演を売ることができたのです」とプットナムは述べた。

ジャクソン家側の弁論(プットナムは馬鹿げていると呼んでいる)が終わりに近づき、「さあ、我々が本当に起きた事を示す番です」とプットナムは述べた。

コンラッド・マーレーの証言はなし

「要請がなければ、私は彼を呼ぶつもりはありません、裁判長」とプットナムは述べ、今後のプランについて判事から質問を受けたことについて答えた。

これまで、AEGライブの弁護士らはマーレー(禁固4年で服役中)を証言台に呼ぶかもしれないと示唆してきた。

マーレーの弁護士はジャクソン家、AEGライブの双方の弁護士に対し、同医師からの声明を裁判開始前に伝えている。その中でマーレーは、召喚された場合、質問に答えることを拒むことで自分自身を有罪にしてしまうことを防ぐために憲法で保証された権利を行使すると述べている。

裁判は9月まで

4月の裁判開始時には8月に裁判が終了すると聞かされていた陪審員たちであるが、イヴェット・パラスエロス判事が9月中旬まで裁判が続く可能性が高いと述べた際に動じた様子は見られなかった。プットナムは今週、原告側の残っている証言を追えた後、弁護側の論述を提示するために30日必要だとの見通しを示した。

これまで陪審員たちは、証言に対して、そしてジャクソン家側主任弁護士ブライアン・パニッシュと判事、AEGライブ弁護団との間のやり取りについて笑ったりすることもあった。

例えば、AEGライブ側のサブリナ・ストロングの反対尋問の間、パラスエロス判事がパニッシュに対し、裁判官席の方を向くようにと命じた際、陪審員は楽しんでいるように見えた。座席がストロングの書見台の前であったパニッシュは、至近距離でストロングを見上げていたのである。

木曜日の閉廷後、通路でパニッシュとプットナムが言葉を交わした際は笑いはなかった。2人は15メートルほど離れて立っていて、報道陣と話をしていた。そして直接言葉を交わし始めたのである。法廷の職員がヒートアップした会話に割って入り、保安官を呼ぶと警告した。

パラスエロス判事は翌朝2人を叱責し、通路で報道陣と話をすることを禁じる命令を下した。

katherinejackson.jpg ソース:CNN
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