AEG裁判:ケニー・オルテガが再び証言台へ

マイケル・ジャクソンのカムバック・ツアーの監督だったケニー・オルテガが、マイケル・ジャクソン最後の日々でのAEGライブの幹部たちの言動の証言を月曜日に開始した。

月曜日の午後は、ジャクソンの創造性の議論に費やされ、彼の声や曲、ダンスは「彼の世代のほかの誰とも違う」と述べた。オルテガの証言は火曜日も続けられる。

ジャクソンの母親と子供たちの弁護士は、AEGライブを相手取ったこの不法死亡訴訟において、幹部たちはジャクソンの健康とメンタルに関する兆候を無視した、もし注意をしていれば彼の命を救うことができただろうと主張している。

この訴訟は、コンラッド・マーレー医師(プロポフォールの過剰投与でジャクソンが死亡したことについて過失致死罪で有罪評決を受けている)を雇い監督していたのはAEGライブであると主張するものである。

AEGライブ側の弁護士は、同医師を選びコントロールしていたのはAEGライブの幹部たちではなくジャクソンだと主張している。同医師はジャクソンの死の直前の2ヶ月間、睡眠を必死に欲するジャクソンのために手術用麻酔薬を毎晩投与していた。

ジャクソンをよく知り、「This Is It」ツアーの準備ではジャクソンのごく近くで仕事をしていたオルテガは、2009年6月20日の電子メールでAEGライブのCEOランディ・フィリップスに対し警告を発していた。ジャクソンの死の5日前のことで、ジャクソンはショーの準備が整わないだろうと思うという内容であった。

オルテガは、ジャクソンには「妄想的で不安が強く、強迫観念に取り付かれたような言動」が見られると評し、「我々ができるベストは、大至急彼を最高の医師に見せることだ」と書いている。

専門家は、MJは「薬物依存」であり中毒ではなかったと証言

AEGは、ジャクソンの薬物使用は秘密にされていたとしており、それが中毒であったためにジャクソンの寝室でのマーレーの診療内容については知る術がなかったと同社は主張している。

しかし先週、薬物中毒の専門家が、マイケル・ジャクソンが薬物中毒であったという主張を「支持する証拠はあまりない」と証言した。

中毒であったのなら、ジャクソンは「医師の処方していない薬を服用していただろうし、処方量よりも多量に服用していたであろうし、薬物を求める振舞いをしていただろう」と専門家のシドニー・シュノル医師は証言した。

ジャクソンが医師が与えていない薬物を服用、あるいは処方量よりも多く服用していた証拠はないとシュノル医師は述べている。

死後に自宅で見つかった鎮静剤の薬ビンには、ジャクソンが中毒だったとは考えられない量の薬物が残っていたとシュノル医師は述べている。これは、「これらの薬物は習慣的に服用されていたわけではないことを示している」とシュノル医師は述べている。

ジャクソンが複数の医師に薬を求めていたことは証拠が示しているが、それは不適切なものではない。「正当な疾患に対処するために」必要なものだからだ、とシュノル医師は証言している。それらの疾患には背中痛、頭皮痛、皮膚科的疾患などが含まれている。

中毒ではないがジャクソンは薬物依存だったとシュノル医師は述べた。1993年、リハビリ・プログラムを受けるために「Dangerous」ツアーを早く終わらせることとなった鎮痛剤は、ペプシのコマーシャル撮影時に受けた火傷のために必要だった頭皮の手術による痛みを軽減するために服用されていたものだとシュノル医師は述べた。

この火傷は、ダメージを受けた頭皮の神経部分に傷を残し、それらが「刺激を受けやすい組織」となって「あたかも神経のように痛みを発していた可能性がある」とシュノル医師は述べた。その結果、「燃えるような痛み・・・持続し、鋭く、刺されるような痛みとなっていた可能性があります。とても不快で、処置が困難なものの一つです」とシュノル医師は述べた。

痛みを軽減するということはオピオイド薬物の正当な使用であり、医師のケアの下で使用すれば問題なく過ごすことができるとシュノル医師は述べた。

ジョン・F・ケネディ大統領は、ホワイトハウス在任中は「深刻な背中の痛み」を軽減するためにオピオイド依存となっていたとシュノル医師は述べた。

「彼は大統領として申し分なかったと思いますか?」とジャクソン家側の弁護士マイケル・コスコフが尋ねた。

「それはあなたの所属政党によります」とシュノル医師は答えた。

2009年4月から亡くなる6月下旬までの間にビバリーヒルズの皮膚科医のもとを頻繁に訪れていた時に受けていたデメロール注射は、正当な医学的理由によるものだとシュノル医師は証言した。

もし彼がデメロール(デメロールは強いオピオイド)中毒だったとすれば、彼は43日間も注射なしには過ごせなかっただろうとシュノル医師は述べた。

さらに、ジャクソンはおよそ13年間(1993年から2008年まで)デメロール注射をしていなかったとシュノル医師は述べた。しかしながらAEGライブの弁護士による反対尋問で、シュノル医師は、見ることができる医療記録の上での間隔は誤解の可能性があることを認めた。

ジャクソンが鎮静剤を使用していたのは慢性的不眠症の治療のためだったとシュノル医師は述べた。

もし根本的な睡眠障害が解決できれば、薬物使用を止めるという可能性はあっただろうとシュノル医師は述べた。

死の直前の60日間にマーレー医師がプロポフォールを毎晩注射し始める以前には、ジャクソンがプロポフォールの中毒だったということを示す兆候はないとシュノル医師は述べた。

兆候は無視された?

オルテガはAEGライブのCEOランディ・フィリップスに宛てた6月20日付けの電子メールで、「弱っていく体の状態と深くなっていく精神の状態を考えれば、彼が準備ができているとは正直思えない」と書いている。

オルテガは、ジャクソンはリハーサルで「仕事を把握すること」が困難だったと述べた。

プロダクション・マネージャーのジョン・"バグジー"・ホーダールは、ジャクソンの言動がおかしいためにオルテガがジャクソンを自宅に送る数時間前、フィリップスに電子メールを送っている。

「ここ8週間、彼の状態が悪いのをこの目で見てきた。彼は4月には360度スピンを何度もできた。今やったら尻もちをつくだろう」とホーダールは書いている。「彼は全く無力で、ケニーは、彼がステージでまごつくのでは、もっと言うと、傷つくのではと心配している。会社はまさにリハーサル中だが、疑念はそこら中に広がっている」。

フィリップスはオルテガに対し、「落ち着いてくれ。警告は十分に発せられた。火を消す時だ。ビルが燃え落ちてしまわないように」と答えている。「ビルが燃え落ちる」とは、3週間後に開幕することになっていたツアーから手を引くということだとフィリップスは先月に証言している。「このような極度に緊迫した状況では、私はミーティングができるまで、ただ落ち着きを保ちたかったのです」。

フィリップスはその日の遅く、マーレー、ジャクソン、そしてオルテガとジャクソンの自宅で会った。ジャクソン家側弁護士は、このミーティングはジャクソンがリハーサルができるようにとマーレーに圧力をかけることが目的だったとしているが、AEGライブ側の弁護士は、何も問題ないとマーレーがプロデューサーたちに請け合ったのだと主張している。

フィリップスは、そのミーティングでの会話はあまり覚えていないと証言しており、そしてマーレーはこの裁判での証言を回避するために、自分で自分を有罪にしないようにと憲法で保証された権利を行使している。このため両陣営にとってオルテガの証言が極めて重要となっている。

証拠の引渡しか刑務所行きか

月曜日には、関連するドラマが別の裁判所で展開していた。ジャクソン家側弁護士から召喚されたノートパソコンの引渡しを拒んだことについて、オハイオ州の裁判官が、ジャクソンの元マネージャーの妻と娘に対し、刑務所に収監すると脅すかどうかを決断したからだ。

ジャクソンのマネージャーとして数十年前に仕えていたフランク・ディレオは、最後の数ヶ月にジャクソンの人生に再び登場した。ディレオは2011年に亡くなった。ジャクソン家側弁護士は、ディレオはジャクソンではなくAEGライブの恩義を受けていたとする彼らの主張を支持する証拠として彼のノートパソコンを調査したいと考えている。

ディレオの娘、ベリンダ・ディレオは先週、そのパソコンがどこにあるか明かすようにとの裁判官命令を拒否し、法廷侮辱罪に問われている。判事はディレオ家に対し、提出するか刑務所にいくか月曜日まで猶予を与えていた。水曜日に審理が行われ、ディレオの妻と娘が命令に従ったかどうか判断されることになっている。

ジャクソンは最後の3ヶ月間に二度マネージャーを変えている。2009年3月には、「This Is It」ツアーの契約でAEGと初めに交渉したマネージャー、トーメ・トーメに代えて、父の友人の一人であったレナード・ロウを雇用した。

ジャクソン家側弁護士は、AEGライブは2009年5月にマネージャーとしてディレオを雇うようジャクソンに強いたと主張している。ディレオは数十年にわたり断続的にジャクソンと仕事をしてきた人物だ。AEGライブはロウと仕事をしたくなかったというのがその理由である。

5000通もの電子メールがリカバーされ、現在オハイオ州の弁護士が、ジャクソン家の弁護士に引き渡す前に、無関係なものそして個人情報を取り除くべく調査している。

kenny-ortega.jpg
原文 ■ Director of MJ's comeback show takes stand
ソース:CNN
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