マイケル・ジャクソンを忘れない、あれから4年

以下の一節は、ベストセラー作家であり元パブリシスト、ハワード・ブルームが、80年代中盤にマイケルと仕事をした経験をつづった一文からの抜粋である。思うに、マジックというのはマイケル・ジャクソンのことであったということをこの一文は美しく描いているのではないだろうか。是非ご一読あれ!

*****


私たちはビリヤード台を挟んでアート・ディレクターと向かい合っていた。マイケルは真ん中にいた。私は彼の左側に立っていた。兄弟たちは私たち二人の周りに集まっていた。CBSのアート・ディレクターは作品集の第一作をマイケルの方へ滑らせた。彼は最初のページを開いた。ゆっくりと。おそらくはその写真を隅から隅までじっくり見るために。そのアート本に見入るにつれて、彼の膝や肘は曲がり、彼が発することができたのは「oooohhhh」という声だけであった。ソフトだが興奮した「oooh」だ。彼の一言一句、体の動きだけで、彼が何を見ているかがわかった。

ウィリアム・ブレイクの詩をご存知か?

砂粒の中に世界を見るために
野の花の中に天国を見るために
手のひらので無限をにぎり
一瞬のうちに永遠をつかめ

この詩の強烈な野心、驚くべきものへの欲望はマイケルの中に生きていた。私が見たことがある何よりも、マイケルの中に生きていた。マイケルはわずかな中に無限を見ていた。マイケルがページをめくるにつれて、彼の膝と肘は少しずつ曲がってゆき、彼の「oooh」は、彼が美的に興奮した時の音は、より強烈になっていった。肘がぶつかるほど、肩がぶつかるほど彼のそばに立てば、彼が一筆一筆の中に見出したものを感じることができただろう。それは彼が見たこともないものだった。全ページをめくり終わる頃までには、彼の体と声はエクスタシーを表現していた。美の啓示だ。私はそのようなものに出会ったことがない。マイケルは、彼の全細胞で美を感じ取ったのである。

私はプリンスやボブ・マーリー、ピーター・ガブリエル、ビリー・ジョエル、ベット・ミドラーといった、私たちの世代で最も才能ある人々たちと仕事をしたことがある。そして、マイケルの中に生き生きとしていた驚くべきものの質というものを持っている者はその中にはいなかった。彼はあらゆるものの中に驚くべきものを見ていた。彼の驚くべきものの質というものは、我々人間が想像しうるものを超えていた。

さて、何より私は科学者だ。科学は私の宗教だ。10歳の時からの私の宗教だ。科学のルールは、1)真実は命ですらも代えがたいこと、そして2)物事を、あたかも見たこともないものを見るように近くで見る、そしてそこが出発点、ということである。これは科学のルールというだけではない。アートのルールでもある。そして人生のルールだ。このことを知っている人は大変少ない。そしてそれを実践している人はさらに少ない。だがマイケルはそれだった。彼は全身を使ってそれを具現化した。マイケルは私が出会った中でも最も現世の天使に近かった。現世の聖人だ。

さて、私は無神論者だがマイケルは違った。彼は、神から才能を与えられたと信じていた。彼は、才能と驚くべきものを与えられたと信じていた。私たちのようなはかない人間には与えられることがないものだ。神は彼にこの途方もない贈り物をしたので、彼は、驚くべきもの、畏敬の念そしてブレイクが言う無限というものの経験を、彼の仲間である人類に分かち合う義務があると感じていた。だが、他の気前の良い人たち、たとえばビル&ミランダ・ゲイツのような人たちとは違い、マイケルが他者に与えるということは、単にパートタイム的なものではなかった。他者に分け与える必要性というものは、彼の呼吸の一つ一つの中に生きていた。

マイケル・ジャクソンの全生涯は受け取りそして与えることであった。そして受け取ることの全ての目的は与えるためなのであった。彼は体中のすべての細胞で働いていた。あの信じがたい驚きを人類の仲間に与えるために。

全文(英文)はこちら

RIP MJ


■ Remembering Michael Jackson, Four Years Later
ソース:http://www.joevogel.net/ / thehappiestmedium.com
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