歴史を語り継ぐ:ビデオ「Jam」、MJ vs MJ (その2)

到着

ローズ: (セットに)到着した時のマイケルはかなりの隠密行動だった。彼のバスは横付けされて、バスと建物の間にはテントを張っていた。歩道は全体が隠されていたんだ。誰も彼を見ることはできなかった。警察署長なんか、「あれがマイケル・ジャクソンだと教えてくれなかったなんて信じられない。クレージーだ。もっと警官を多く配さなければならない。暴動が起きかねないよ」って言ってたね。だから僕は、「わかりました、申し訳ない、申し訳ない」って謝ったよ。

マイケルはセットにはたぶん数時間ほどいた。それからマイケル・ジョーダンがやってきた。運転していたBMWを横付けにしたよ。彼はセットまで運転してきて停めたんだ。例の署長が僕を見て、「冗談だろ?」って(笑)。僕は言ってやった、「うん、本物のマイケル・ジョーダンとマイケル・ジャクソンが一緒にいるんだ」。「なんてこった」。だから彼らはセキュリティを強化したよ。マイケル・ジャクソンよりもマイケル・ジョーダンの方に多くセキュリティがいたように思う。

jam_2.jpg

撮影

ケロッグ: 僕は、彼ら二人が体を使った本当に興味深いパフォーマーだという点で状況は把握していた。二人をお互いの世界に入れ替えればよいということがわかっていたということ。ただ単にビデオの中で音楽が流され、人が何かをし始める、というのはよくあるやつだ。とても基本的なレベルでマイケル・ジョーダンがバスケットボールのプレイの仕方をマイケル・ジャクソンに教える。そしてマイケル・ジャクソンがマイケル・ジョーダンにダンスの仕方を教える。台本なんてない。彼らはまずバスケを始める。僕らはただ曲をかけ、バスケットボールを投げ込んだのさ。彼らにプレイさせ、何が起こるか見ていたという感じだね。そして、マイケル・ジャクソンに「彼にムーンウォークのやり方をやってみせてよ」って言ったと思うんだ。その時点で音楽が流れているから音は録らなかった。正直に言うと、僕たちはちょっと戻って、マイケル・ジョーダンのアニメの中の声を使ってマイケル・ジョーダンの声をあのシーンにつなげたんだ。2週間くらい後にやったんだよ。そんなことしていたなんて、チャチだよね(笑)。マイケル・ジャクソンは自分のパートをやったよ。

ローズ: アドリブはたくさんあったね。特に、スケジュールがあんな感じの二人と仕事をするときには。マイケル(・ジャクソン)の強みはもちろんパフォーマンス、そしてもう一人のマイケルの強みはスポーツだ。ジョーダンはまあ、不恰好なダンスだったんで、言ってみれば、マイケルのジャンプの撮影はジョーダンのダンスと同じくらい弱い部分だたった、とい言わざるを得ないね(笑)。だから撮影はただ二人がいる瞬間を捉えるということで、その後で集めておいた映像を使ったんだ。

とても自然な感じだった。つまり、作られた映像製作というよりは、ドキュメンタリー製作みたいだったということさ。僕は常にセットにいて、それは現実離れしたものだったな。僕たちの仕事ではよくあるけど・・・デビッドと僕はそれで冗談を言ったりするけど・・・スタントとか爆発とかを撮影している時は僕はデビッドにいつも言うんだ、「リアルかどうかだけ見るんだ、後で見返せるから」ってね。だけどあの二人のスターと仕事をする時はあらゆる瞬間がリアルだから。ただ単にスターにあこがれる人になっちゃうのさ。

ケロッグ: マイケル・ジャクソンと彼のチームは照明には本当に気を使っていたよ。それには秘密なんか何もなかった。彼ら二人についてルールというものはなかったけど、ただ一つだけ、(ジャクソンが)パフォーマンスする時は彼らは照明に気を使っていた。横から照明を当てるのが好きではなかったんだ。彼の顔には角があって、その影が嫌いだったんだと思ってる。彼は横から光が来るのを、顔の片側だけに影ができるのを嫌っていたよ。むしろ、シルエットとか正面からソフトに当たる光を好んでいたね。だからカメラの後ろ側は光の壁っていう感じだった。

ある意味、それは化粧品のコマーシャルでやるような美しい光だった。彼はそのことについては本当に細かかったよ。彼には代役がいて、彼が現れる前に代役を使って照明も含めてた全てを準備していたんだ。彼が手術用のマスクを多用していた時分だ。だけど彼はグレートに見えると僕は思ったよ。評判は悪かったけどね。

ローズ: ビデオ制作費がすこし予定より高くなった理由の一つは、というのももっと安くできたかもしれないということなんだけど、あらゆるものにライトが必要だったということなんだ。言い換えると、伝統的な映画のセットでは、部屋の中で撮影しているとして、一人の俳優を撮影し、それから他の俳優を撮影する。その時もう一度ライトをつけるということになるんだ。でも両マイケルでは時間が限られていたので、部屋全体にライトを当てておく必要があったんだ。どんなものでも後で必要となるかもしれないからね。予算が普通より多かったのはこういうわけなんだ。

ケロッグ: 僕たちはマヨネーズのコマーシャルということで乗り込んでいたから、誰にも煩わされることはなかった。何をやっているのかみんな不思議がっていたよ。そのうち大きな車が止まった。キャンピングカーも。マイケル・ジャクソンはいい感じだった。外には人だかりがあって、彼は時々窓際へ行ってハローって言ってたね。正直言うと、みんなマイケル・ジョーダンの方に興奮していたけど、たぶん彼のホームタウンだからだと思う。

ローズ: (NBA Entertainmentを除いて)マスコミはいなかった。それとわからないようにビデオをかくしていたから。前もって教えなかったから警察はカンカンだったけど、良い選択だったと思っていたよ。終わり頃には人が集まり始めた。配置される警官も増えてきたけど、撮影最終日だったので、かろうじてなんとかやり通したよ。
その3に続く)
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