控訴審を控え、マーレーが弁護士を擁護

マイケル・ジャクソンの死についてのコンラッド・マーレーへの過失致死罪での有罪評決に対する控訴手続きを数日後に控え、マーレーが控訴審担当弁護士を擁護した。

CNNは300ページに上る控訴状を入手したが、その中には、上級裁(下級裁)判事がアーノルド・クライン医師の証言を許可しなかったことは失策であったと弁護側が主張している部分がある。この皮膚科専門医が最後の数週間にジャクソンをデメロール中毒にしたのだと弁護側は主張している。加えて、死因となった薬物の静脈点滴をマイケル・ジャクソンが受けた、という証明を検察側が一つもしていないと主張している。弁護側の理論では、ジャクソンはマーレー不在時に致死量の薬物投与を自ら行ったということになっている。検視局は、マイケル・ジャクソンが、2009年6月25日に、致死量の手術用麻酔薬プロポフォールとその他の鎮静剤の複合により死亡したという判断を下している。マーレーは捜査員に対し、マイケル・ジャクソンが不眠症を患っていたため睡眠導入のためにプロポフォールを使用したと供述している。

土曜日にCNNが行った、(禁固4年の刑を受け服役中の)ロサンゼルス郡刑務所への電話取材に対し、マーレーは、ヴァレリー・ワス弁護士のために「立ち上がらなくてはならない」と述べた。ワス弁護士は、先の裁判の弁護士マイケル・フラナガンと個人的に対立している。この二人が1月に刑務所で言い争いをするまでは、フラナガンは控訴状を作成するワスの手助けをしていた。その事件の後、フラナガンはマーレーをクライアントから外したが、控訴裁判所は後に、裁判書類(引渡しを拒んでいるとワスが主張している)の件でワスの要請に応えるようフラナガンに命じている。二人の弁護士の口論を目撃したマーレーは、刑務所からの電話でワスを支持する強い調子の声明を発表している。

「ここ数週間、私の控訴審の弁護士、ヴァレリー・ワスについての誹謗中傷や個人情報が大量にメディアに発表され公になっていることについて、私は明確に認識しています。このような不正義のため、私はこの女性、私が最大限尊敬し、信頼している女性のために立ち上がらなくてはならないと感じています」。「約束していたアシスタントたちは瞬く間に消えました。彼らは船を捨てたのです。にもかかわらず」ワスは控訴審のための仕事を完遂した。「彼女は手助けを必要としていましたが、やめることはありませんでした。船に飛び乗ったのです。他が義務を放棄する中、彼女は圧力に屈することはありませんでした。彼女はプロフェッショナルであることに徹し、モラルに則った行動を曲げなかったのです。彼女の素晴らしい精神がそうさせたのです」。マーレーはさらに続けた。ワスは「私のために、そして困難で挑戦的な数々の障害に対して立ち上がったのです。彼女の誠実さには疑いの余地はありません。彼女は私のために個人的に打撃を受けました。私はずっと彼女に感謝し続けるということを彼女に知らせたいと思っています」。

日曜日の時点で、フラナガン弁護士は、コメントはないとCNNに対し話している。

7ヶ月以内にマーレーは自由になる可能性があるが、マーレーは身の潔白を証明し、控訴審で有罪評決を覆して医師免許を回復したいと考えている。控訴審では、ロサンゼルス上級裁判所のマイケル・パスター判事が、マイケル・ジャクソンが生前、デメロール中毒の離脱症状があったとする弁護側の企図を不当にも阻んだとして争うこととなる。

「6月25日にジャクソンがデメロールの離脱症状に陥っていたということを証明したいと考える理由は、彼の精神状態を明らかにしたいからです。特に、結果として生じた生理学的、心理学的状態、それに予定されていたツアーの準備に対して感じていたプレッシャーが彼に睡眠を熱望させ、そのために控訴人不在時にプロポフォールを自ら投与するという異常な行動をとった、ということを明らかにしたいのです」とワスは書いている。

下級審では、弁護側の専門家の証人らはジャクソンの不眠症は離脱症状が引き起こしていた可能性があると証言していた。弁護側は、クライン医師と二人のスタッフに対し、死の直前の3ヶ月間、2009年6月の5回を含む合計23回にわたりジャクソンがビバリーヒルズの彼らのクリニックを訪問していたことについて証言させようとしていた。ジャクソンはその訪問時にデメロールを処方されていた。最後は死の3日前、6月22日である。「マイケル・ジャクソンはデメロールのために眠れなかった可能性がある」と弁護側は公判前の議論で話していた。「マーレー医師はそのことを知らなかった。しかしアーノルド・クラインは知っていた。マイケル・ジャクソンは、離脱症状と中毒のために睡眠を必要としていた。中毒も離脱症状もデメロールによるものだ。このことはわれわれの弁護方針にとって重要だ。実際、それは間違いなく致命的であったのだ」。しかしパスター判事は、クラインとスタッフらの証言は公判において「混乱と逸脱」を招きかねないという判断を下した。

「弁護側は、ジャクソンがデメロール中毒で亡くなった当時離脱症状が出ていたのかどうか証明することはできませんでした。なぜなら、証言した専門家らは、クラインの診療記録を精査することだけでは結論は出せない明言したからです」とワスは控訴状に記している。もしクライン、あるいはスタッフがあの裁判で証言を許可されていたら、「少なくとも陪審団のうちの一人が、控訴人が過失致死罪で有罪とは認められないと判断した可能性は高いのです」と控訴状は主張する。「だから、適用される審理基準の如何によらず、控訴人の有罪評決が逆転するにちがいありません」。

下級審での検察側の理論は、マーレーは、通常とは異なるその場しのぎのプロポフォールの静脈点滴をジャクソンに施し、隣接した部屋で電話をかけるために彼を一人にしたというものであった。マーレーには犯罪に相当する不注意があった、なぜなら、彼は患者を適切に監督せず、その後その患者は薬物過剰投与により亡くなったからだ、と検察側は主張した。

弁護側は、静脈点滴は水分補給のためにジャクソンの脚に生理食塩水を送っていたに過ぎず、ジャクソンが眠りに落ちるのを注視しながら、注射器を用いて血中にゆっくりプロポフォールを投与していた、と主張していた。マーレーが席を外している間に苛立ったジャクソンが目を覚まし、致死量の投与を自分自身で行ったのだとし、「検察側の専門家が提示したプロポフォール注入理論は証拠にもとづいておらず、実際にあまりにも不合理であり、起こりえないことであり、信じられないことであったため、合理的な陪審員は、その証拠が、ジャクソンが亡くなった日に控訴人がプロポフォールの点滴を施していたと証明するに足ると結論づけることはできなかったのです」と控訴状で主張している。

検察側は静脈点滴理論を、ジャクソンのセキュリティの一人の証言に基づいて組み立てた。そのセキュリティは、ジャクソンの蘇生を手伝おうと到着した時に、彼が亡くなっていたベッドの上に吊り下げられたプロポフォールのビンを見たと話している。また捜査員が裂け目の入った生理食塩水のバッグを発見したが、検察側はそのバッグが点滴スタンドにプロポフォールのビンを固定するために使われたと主張した。弁護側のプロポフォールの専門家ポール・ホワイト医師は、プロポフォールのビンには吊り下げる装置がついているため、あのような点滴装置のセットには「戸惑っている」と証言している。ビンの吊り下げ用のタブは使われていなかったという点については両陣営とも認めている。

「生理食塩水のバッグの裂け目からプロポフォールのビンを入れ、傾斜を持たせてビンをさかさまに吊るしバッグは支えるために使用した、バッグは点滴用スタンドに吊るした、という奇抜で馬鹿げた薬ビンの設置方法をでっち上げたのです」と控訴状では主張されている。静脈点滴の器具の一部が見つかっていないが、検察側は、寝室を離れジャクソンに付き添って病院へ行く前にマーレーがポケットの中に忍ばせた可能性があると示唆した。ワスはそれが「純然たる憶測であり、プロポフォールが残留した点滴ラインという証拠の欠如は検察の理論にとって致命的です」と主張している。「もし、プロポフォール注入に使われた点滴ラインが控訴人のポケットの中にしまわれたのであれば、そこからプロポフォールが滴り落ちてポケットは濡れていたはずです」と控訴状では主張されている。「そのようなことは、写真にも証言にも、あるいは証人たちの発言にもないのです」。

「6月25日におけるジャクソンの重度の不眠症状は、秘されたデメロール中毒とその結果としての急性の離脱症状によって悪化した可能性が高いのです」と控訴状には書かれている。「ジャクソンの最後のデメロール注射は6月22日、亡くなるまで72時間ありませんでした。亡くなった頃が、離脱症状のピークの期間であった可能性があります」。

彼はプロポフォールの一回の投与の後の午前10時40分に眠りに落ちた、とマーレーは捜査員に話している。控訴状によれば、マーレーは15分間見守った後に彼を一人にしたという。

「この証拠は一つのシナリオと一致しています。そのシナリオとは、ジャクソンは控訴人が寝室を離れた間に致死量のプロポフォールをすばやく自ら注射したというものです」と控訴状は主張している。「毒物学的所見に基づけば、このような急激な注射は心停止、そして急死をもたらすことは明らかです」。控訴状は、彼がマーレーに知られずにプロポフォールのビンを手にしていたかもしれないと主張している。「ジャクソンはプロポフォールに慣れていました。他の医師らからプロポフォールの投与を受けていたからです」とワスは書いている。「ジャクソンがプロポフォールの第二の入手先を確保していたことは十分に考えられます。特にジャクソンは直前の2ヶ月間、控訴人より夜間に注射を受けており、控訴人は日曜日の夜はオフであったからです」。

マーレーの控訴は、ジャクソンのベッドのそばにプロポフォールを残すということが危険であるということを認識すべきであったという理由で、たとえジャクソンが自ら注射をしていたとしてもマーレーは刑事責任を免れないとする検察側の議論に異を唱えている。そのリスクは「合理的に予見可能ではなかった」と控訴状は記している。

検察には、カリフォルニア控訴裁判所が決定を下す前にマーレーの論拠に反論する機会がある。

70x53_49.jpg 原文: ■ Murray Defends Lawyer As Appeal Nears
Source: MJFC / CNN
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