BADを称える:Speed Demon(その1)

ウィラ:さてジョイエ、(もし私がビデオをきちんと見ていたら)今頃はマイケル・ジャクソンのどのビデオも「ただのエンタテイメント」というレッテル貼りを決してしないことを学んでいただろう、とあなたは思っているでしょうね。「You Rock My World」について私はそう思っていました・・・あれは「ただのエンタテイメントだ」と。でもあなたとお話しして、あれを音楽業界に対する鋭い批評として見るようになりました。「In the Closet」についてもそう思っていましたが、あなたとお話しして、あれをタブーな関係に対する一つの魅力的な見解であると見るようになりました。「Thriller」や「Smooth Criminal」、「Scream」についてもそう思っていました。でも後に、この3曲は彼の最も重要な作品として見るようになりました。「Speed Demon」についても同じでしたが、今では、あのビデオの中で何か重要なものを見落としてきたのではないかと思い始めています。

「BAD」の9つのビデオを通じて、そこには2つの大きなテーマがあるように思えます。一つ目は、暴力や貧困、犯罪という、特にスラム街に存在する極めて複雑な問題。ビデオ「BAD」、「The Way You Make Me Feel」、「Man in the Mirror」、「Smooth Criminal」、「Speed Demon」にそれが見られます。有名であることの問題が、「Dirty Diana」、「Leave Me Alone」、「Liberian Girl」、「Another Part of Me」、「Speed Demon」には見られます。だから「Speed Demon」・・・かわいくてひねりが効いた、無害な小さな粘土アニメ・・・はこの二つの大きな問題が交わっているのです。

ジョイエ:ウィラ、あなたのお話に興味津々ですよ。「Speed Demon」を、あなたが言うような「暴力、貧困、犯罪」という視点から見たことはありませんでしたから。

ウィラ:そう、彼は器用ですから。私たちが持つ最悪で複雑な社会の病巣について、楽しいビデオを作るとは誰も思わないでしょう。でも彼はやった・・・何度も何度も。

ジョイエ:そうですね。それは本当です。彼はやりました。でも、「Speed Demon」がそう思える自信はありません。それから「Liberian Girl」や「Another Part of Me」が有名であることについて語っていると考えたこともありません。だからあなたがこれからどう話を進めるのか興味があるんです。

ウィラ:仰ることはわかります。何日か前なら私も同じことを言っていたでしょう。「Speed Demon」は特に、「Beat It」よりもウォレスとグルミット(イギリスの粘土アニメ)と共通点があるように思えます。少なくとも表面上はね。

ジョイエ:ウォレスとグルミット。面白いですね!

ウィラ:そう、言いたいことはお分かりと思いますが・・・粘土アニメです!でも数週間前にあなたが「BAD」の主なテーマは何かとお尋ねになったことを思い出してください。

ジョイエ:ええ。

ウィラ:私はそんなこと考えたこともなかったので、その質問を念頭にBADの曲を聴きビデオを見始めたのです。そして、そうしているうちに、特にビデオの中で二つの全く異なるテーマが浮かび始めてきたんです。考えてみてください。有名人の出演数で「Liberian Girl」を上回るものがあるか?有名人しか出演していません。そして突然、笑うマイケルが現れるんです。それ自体の中に興味深い声明のようなものがあるように思えるんですよ!
picture50.jpg (その2に続く)
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