「Before He Was King」著者トッド・グレイへQ&A(その2)

2週間後、私はLAのフォーラムでマイケルのバックステージの撮影をしていました。彼はそこで「Off The Wall」のプラチナ・ディスクを受賞したのです。彼の周りにはまたしてもレコード業界や家族、友人とった大勢の取り巻きがいました。私がマイケルを見ると、彼は私の方へ歩いてきて小声でささやきました。「どうして僕には話しかけないの?君は僕の兄弟たちとはジョークを言ったりしてるけど僕とはしないね。僕のことが好きではないのかい?」私は言葉に窮しました。彼のその声と質問で私は完全に虚を突かれたのです。「いいえ、あなたは悪くありません。いつも忙しそうだったので。それに言うべき言葉がなかったんです。マイケル、あなたのことは好きですよ」と私は言いました。「OK」と言って彼は歩いて行きました。

続く1月、ディズニーランドでのダニー・ケイとのテレビスペシャルの撮影の間に写真撮影のために来て欲しいとマイケルが個人的に私に頼んでいるという電話を受けました。次の撮影の準備のために監督が彼をセットから解放する度に、マイケルは私の腕を掴んで言いました。「ライドに乗ろうよ」。そして私たちはディズニーのセキュリティの案内で秘密の通路を通って逃げ出すんです、列に並ぶことがないように。マイケルは当時21歳でしたがディズニーランドが大好きでした。ライドで彼の隣に座っている間、私は彼と一緒になって叫び、笑いました。私たちは本当に楽しみました。

この仕事が終ってすぐに、写真家が必要なときには私だけを雇うようにと彼が言っているというマネージャーからの電話を受けました。彼のマネージャーは尋ねました。「あなたとマイケルはどうなってるんですか?」「単に仲良くしているだけ、だと思います」と私は言いました。マイケルがどうして私を選んだのかそのマネージャーに尋ねると、マイケルが「トッドはあまりしゃべらないから好きなんだ」と言ったそうです。

Q:マイケルの生活について、彼の世界の外にいる人々が見たことがない、あなたが見たことについて話していただけますか?

A:そうですね。彼はとても観察力がありました。それに素晴らしい着眼点も。彼がパフォーマンスをする時、彼にとっては簡単なように見えるかもしれませんが、それは彼が自分のパフォーマンスに対して身を捧げ、完ぺき主義であったからこそなんです。ステージの上でもミキシング・ブースでエンジニアたちといる時でもね。ステージへ上がる前の彼は神経質で張り詰めていましたが、それは全て自分のパフォーマンスに向けられていました。ツアー中ホテルでぐっすりとは眠れないことがよくありました。彼は特製のレコーディング・マシンを持っていました。夜中に次々に切り替わり、物語を再生していました。3つの時計がついてましたよ。本の中の二番目の写真で、ナイトスタンドの上にそれが写っています。

Q:仕事についてのマイケルの倫理観はあなたの仕事に影響していますか?

A:MJは月並みを我慢するような人ではありませんでした。彼のために仕事をしなくなって数年後、私は、彼の仕事に対する倫理観を自分が身につけていたことに初めて気がつきました。疲れた時、心が仕事に向かない時、MJがどうやってクォリティのレベルを高く保つように自分自身をプッシュするだろうかと考えている自分に気がつくんです。そしてそれが私に、写真の仕事での「まあまあ」を良しとはさせないんです。私はいつも、状況や仕事の大きさにかかわらず、私の最高を達成できるよう努力しました。私はこのことを、自分自身が思う能力よりはるかに高いことを達成するためのモチベーションとして教え子たちに長い間伝えてきました。「星を目指せ(望みは高く持て)。そうすれば、もしそれができなくても少なくとも月には着陸するだろう」とね。
その3に続く)
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