キングのための仕立て(その1)

25年もの間、マイケル・ブッシュはパートナーの故デニス・トンプキンスとマイケル・ジャクソンの服を制作してきた。彼の新著「The King of Style: Dressing Michael Jackson」の中で、彼は衣装のスケッチや未公開写真、デザイン途中のイメージの詳細などで彼が行なってきた仕事を回顧しながら説明している。マイケルはしばしばブッシュとトンプキンスに衣装をプレゼントしていた。トンプキンスは昨年亡くなり、そしてブッシュは、ロンドンと東京での展示ツアーが終了した後、彼らのコレクションの大部分をハリウッドのジュリアンズ・オークションと協力してオークションにかけることになっている。

ブッシュはたくさんの魅力的なストーリーを持っている。たとえば、マイケルを象徴するクリスタルをちりばめたグローブを彼は最初自分で作っていたが、すぐにブッシュとトンプキンスが作ったものを使うようになった。

ブッシュは振り返る。「初めの頃はストーンは大きくて全部同じ大きさでした。ミッキーマウスみたいに大きかったんです」。ブッシュは、マイケルが好きな虹色のオーロラ・クリスタルのサイズを徐々に変化させることで、グローブのデザインを洗練させ整えた。そうすることでより一層光を放つからだ。「今では、グローブの周りを歩いてみると、動いているように見えるんです・・・命を吹き込まれたのですよ」

何年も後、ステージ脇から離れてみて、ブッシュは彼の衣装の違う効果を経験することとなる。「現実に打たれたんですよ、完成した衣装が持つ力を見て。作業机の上にあるたくさんの作品の中にそれを見ていましたから」。最近バースでのイベントで、彼が有名なクリスタルのグローブを持っていくと、「見上げると80人も立っていたんです。サンタに会おうとニューヨークのメイシーズに並んでいる子供たちのようでした。人々にとってこんなラインストーンの小品がどれほど意味を持っているのかを目の当たりにして、私は恐縮しました。素晴らしいことですが、うぬぼれではありません。自分のアートについて語ったり、ガラスケース越しにそれを見ている人の隣にこざっぱりして立つというのは恐れ多いことですよ」

ブッシュによれば、マイケルのメンタリティーは究極のショーマンのそれだという。

「衣装やジャケットは楽しませなければならないと彼は考えていました・・・どぎつく飾られた服を着る人は多くはいません。みんなが空想することができて、そういう衣装が着られたらいいなと思うようなイベントにマイケルはいたのです」

ブッシュは振り返る。マイケルは、博物館で見たヨーロッパの古典時代の衣装(ドイツのベルベット・キルトのダブレット)、アメリカの古典的娯楽である野球のユニフォーム(HIStoryツアーの金色のレガース)やサスペンス映画(「Smooth Criminal」のフェドラ)からヒントを得ていた。マイケルは細部にわたるまで忠実であることを求めた。

「マイケルはエッチングやアカンサス模様や衣装の細かい彫刻や刺繍まで見ていました。オーディエンスが見ていなくても」とブッシュは言う。「そういうことが自分を輝かせ、より高く立たせ、役になりきらせるということが彼にはわかっていたんです」
その2に続く)
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