マイケル・ジャクソンの衣装デザイナーが来日 思い出語る

2012年10月30日
■マイケル・ジャクソンの衣装デザイナー マイケル・ブッシュ

2009年に亡くなった「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンの衣装を1985年から手がけてきた。過去の衣装を集め、東京スカイツリータウンで11月12日まで開催されている「マイケル・ジャクソン展」のためにこのほど来日した。     

 同い年のマイケルとは20代から仕事を始め、「バッド」の世界ツアーにも帯同しました。この時彼は3年もの間、自宅に戻れないほどの忙しさでした。激しいダンスですから、衣装も壊れます。毎晩、時には徹夜で補修し、次のステージに備えたものでした。

 マイケルは衣装が舞台照明を反射し、きらびやかであることをとても重視していました。そして反射した光が客席のどこに飛んでいくかまで考えて、ショーを作ったのです。「後ろのお客さんもお金を払って見に来てくれている。席によって見え方が違ってはいけない」と話していました。

 マイケルの自宅でダンスを創作する現場にいつも立ち会っていたことで生まれたのが、「アンチグラビティ(反重力)」と呼ばれる動きを可能にした靴です。

 見た目には普通のローファーですが、かかとの一部を削り、曲の途中で舞台上にせり出してくるボルトに引っかけることによって、大きく体を傾けることが可能になりました。特許も取った「マジック」です。

 今回の展覧会では、マイケルとの苦楽が思い出されます。日本の皆さんと記憶を分かち合えれば、これほどハッピーなことはありません。(中島耕太郎)

ソース:朝日新聞

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