Man In The Music:ジョー・ボーゲルの傑作(その1)

ジョイエ(MJFC):今月(2011年11月)初めに本当に素晴らしい出来事がありました。私が数ヶ月間待ちに待った出来事です。作家ジョー・ボーゲルの待望の本「Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson(日本語版タイトル:マイケル・ジャクソン コンプリート・ワークス)」が11月1日に発売されました。私は5月にMJFCとしてジョーへインタビューすることができてとても嬉しかったのですが、そのインタビュー以前から私はこの本をとても楽しみにしていましたし、私が彼へのインタビューをプッシュしたんです。この本が特別なものになるということが分かっていましたから。

私はジョーの本のファンでしたし、ハフィントンポストに掲載される彼のマイケル・ジャクソンに関する記事をたくさん読みました。ジョーの文章で好きなのは、彼の記事を読むと、彼は私とよく似ているという感じがするところなんです。ポップ・カルチャーを学ぶ学生がたまたまマイケル・ジャクソンのファンだったというところなんですけどね。彼の洞察は本当に新鮮ですばらしいものだし、彼の文章スタイルは「地に足がついている」といったもので現実的で、彼の記事を読むことは私には楽しみだったのです。だからこの本のことを聞いた時、私は2つの理由ですごく興奮したんです。一つは今言ったように私がファンであること。そして二つ目は、それがこれまでなされなかったことだから。この本は、やっとその時が来た、というより出るのが遅すぎました!そして誰かがこういう本を公平に書くとしたら、それはジョー・ボーゲルだろうと思っていました。だからとてもうれしかったのです。実際、ジョーが私のMJFCインタビューを承諾してくれた後、私はちょっとしたストーカーになったんじゃないかと思っています。この本のプロモートに私やMJFCができることがあるかどうか何度も何度も彼に尋ねているのですから。彼は私を怖がってるかもしれません。私は「Man in the Music」のグルーピーみたいなものです。

ウィラ:どうでしょう、ジョイエ。ジョーは私に対しては変わらないようですが。彼を怒らすには「Man in the Music」のグルーピーでは足りないかもしれません。でもまじめな話、あなたの言わんとしていることはわかります・・・私もジョーの本が大好きです。特に全アルバム全曲について、それらがいかに細心の注意を払って創り出されたものかということを提示する、その詳細さのレベルです。

でも一番好きなところは全く意外な部分で、マイケル・ジャクソンの創造の魂の強さというものを私が再確認したというところです。つまり彼の晩年、特に2005年の裁判以降の彼の創造過程に対する全く違う見方を提示してくれているんです。ジョーの本は、この時期に対する主流の見方を真っ向から否定しています。これまで何度も何度も繰り返されてきた主流のストーリーは、執拗に追いかけられ叩かれ、同じ場所には数週間以上はいられない、誰も信用できないし仕事もできない一人の男を描きます。簡単に言えば、イライラして注意力が散漫で創作ができない、ということです。

でもジョーの本は、マイケルの人生の晩年について全く異なる描写をしています。私たちがジョーの本で目にするのは、世界中のアーティストのネットワークと関わり、協力し合って仕事し、そして並外れた作品を生み出すという、並外れた才能を持ちクリエイティブで仕事に情熱を傾ける一人のアーティストです。実際、この時期は彼の人生においてほぼ間違いなく、それがたとえ、公に発表された作品が極めて少数であったとしても、最も創造的であったとジョーは示唆しています。

ジョイエ、分かってもらえるかわかりませんけど、ジョーの本のこの部分を読んで幸せな気分になったんです・・・今まで気付きさえしなかったことを読んでいるうちに、悲しみの重荷が離れていくように感じたんです。思うに、私たちはみんないろいろな形で悲しみと向き合ってるんですよね。マーレー医師の有罪判決が解決になるというファンもいます。でも私にとってはそれは何にもならなかった。私が「M Poetica」を書き始めたのは、ある意味悲しみに向き合おうとする必要性からなんです。マイケル・ジャクソンの作品はとても素晴らしい。だけど、主要メディアで読んだものと、彼と彼の音楽やヴィジュアル・アートについて私が感じ、私に意味することが何一つ一致しなかったんです。このような評価の欠如が新たな悲劇を加えたのです。だから、私がどう見ていたかということを書き始めました。そしてそのことが悲しみに向き合うことの手助けとなったのです。だけど、ジョーの本の「The Final Years」の章ほど私を助けてくれたものはないですね。

私にとって、創造力というものは彼の人生を導く本質であるように思えます。彼は何度も裏切られましたが、創造力というものは彼を裏切ることは決してありませんでした。創造力はいつでも彼とともにあり、彼を育て支えていたのです。多くのインタビューで彼は、創造している時、パフォーマンスをしている時が一番幸せで、スタジオやステージにいる時が一番居心地がよく、創造のエネルギーを表現し、身を任せているのだと語っています。イライラし注意力が散漫で曲が作れない人物というたくさんの報道が私にとって問題だったのはこういう理由からなのです。でもジョーの本は、2005年の裁判後やその他の晩年の恐ろしいことにも関わらず彼の創造の魂は健在でむしろ強くなったという、私が聞きたかった再評価を与えてくれたのです。
その2に続く)
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