座談会:ソングライターとは何か?(その4)

ジョー:ジェームズ・ブラウンの話を出してくれて嬉しいです、チャールズ。あなたは彼について多くの仕事をしてきたのですからね。そして確かに多くの類似点があるのです。MJのコラボレーターたちと話をした時に、あなたがブラウンのコラボレーターたちに見たのと同じ感想を持ちました。彼らは、マイケルがミュージシャンやプロデューサーに頼っているとは思っていなかったし、エンジニアたちがアーティストとしての彼を低く見ているとは全く思っていなかったです。創作過程のすべてのプロセスにおいていかにマイケルが関わっていたかというだけでなく、彼がコラボレーターたちにスペースと自由を与えていたと彼らは全員が言っています。つまり、コラボレーターたちは創造過程での化学反応や、共同作業でいかにマジックが起こったか、ということについて語るんですよ。だから、自立していないということにおいて何かを失ったかもしれないが、予想外の相乗効果的インスピレーションで得るものもあった、というのは全くその通りなのです。マイケルはクインシー・ジョーンズからこれを学んだのだと考えています。というのも、ジョーンズ(彼にはジャズや映画音楽のバックグラウンドがありました)は、ダイナミックなチームを作り上げ、一緒に仕事をさせるということがとても上手かったのです。

さて、楽譜の読み書きについて徹底的に討論するために、皆さんのお考えを知りたいと思っていました。楽譜の読み書きが創造力を損なう恐れがあるとマイケルがしばしば語っていたのはなぜだと思いますか?

ジョイエ:うーん、曲作りについてはあまり知りませんけど、もし「理論的に」やっているかどうかを常に気にしていたら、それは仕事から創造性というものを吸い取ってしまうようなものではないかイメージします。そればかりでなく、喜びやハートも吸い取ってしまうでしょう。理論的に正しいことに気を使うあまり、創造の流れ・・・マジックを失う危険に陥るのではないでしょうか。マイケルといえばマジックです。だから、創造性を損なうという恐れに関する彼のコメントはもっともだったと思います。何かで読んだのですけど、ポール・マッカートニーがかつて同じような懸念を語っていたんです。だから、あの二人ですらこういうことについて話していたということもあり得るんですよ。

ウィラ:実に興味深い質問ですね、ジョー。あなたは優秀な教師ですよ!正直言って、音楽を書くことを学ぶことが創造性を損なうという懸念は私には理解できません。結局、それがモーツァルトやベートーベン、バッハを妨げたようには思えませんから。音楽の表記方法はミュージシャンにとって単に他者とコミュニケーションするための道具に過ぎません。自分の音楽のアイディアをテープレコーダーに吹き込んで表現するか、楽譜を書くかということに大きな違いはないでしょう。

でもジョイエには同意しますよ。もしどうしても想像しなければならないのであれば、あなたの言う通りその恐れというものは、毎分のビート数を数えたり、キーとなる音を決めたり、「『理論的』に機能」するようにしたりといったことと関係があるのではと想像するでしょう。ダンスについて話をする時、彼はダンサーのパフォーマンスを観察し、ダンサーたちが心でビートをカウントしているのが見えることがあると言っていました。そして、それでは上手くいかないと言っていました。体に染み付くまで練習練習練習。パフォーマンスをする時、体を使って音楽を感じ、アイディアを表現し、音楽の感情に注目できるようにと。「ワン、ツー、スリー、スライド」みたいな技術的な詳細に気を取られないように。

で、楽譜の書き方を勉強するということについて、彼は同じように感じていたのではと思います。身について、そして言わば頭の中でカウントをとらなくても済むような達人になるには時間がかかります。そんなことをしている内に、それがマジックを感じる妨げになるだろうし、すでに彼は他のミュージシャンとコミュニケーションをとるための非常に有効な手段を持っているのに、なぜそんなことに煩わされなければならないのでしょうか?
その5に続く)
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