座談会:ソングライターとは何か?(その2)

チャールズ:マイケルのアイドルはジェームズ・ブラウンでした。彼も楽譜が読み書きできなかったのは有名です。だからマイケルがブラウンの手法を取り入れたということはおそらく偶然ではありません。ビートボックスやスキャット、ハミングなどからなる彼のビジョンを具現化するだけでなく、独自の提案もできるコラボレーターたちに囲まれていたということです。

マイケルは楽譜の読み書きができないお陰でアーティストとしての自立性に明らかに欠けていました。批判しているのではありません。つまり、これは同じ立場の人全てに言えることです。プリンスと比較することでリンチを受けるというリスクを冒そうとしているのですが、プリンスは音楽用語を使って全ての構成を書き出せるだけでなく、スタジオへ行けば全ての楽器を思うがままに演奏できて、曲をまとめることができるんです。だから、プリンスがアーティストとして自立性があり独立的であるということは疑いようがありません。

ジョイエ:大丈夫ですよ、チャールズ。ここは安全です。私は自分を軽いプリンス・ファンだと思ってますから。彼は素晴らしいミュージシャンで、評価に値します。彼がマイケルよりも自立と自由をエンジョイしていたというあなたの主張にも同意します。

ウィラ:だけどそれはプリンスが楽譜の読み書きができるから、あるいは彼が楽器ができるからでしょうか?結局、楽譜を書いても解釈の余地が多くあります。譜面は書けるけど演奏はできない人は、大勢のコラボレーターに頼らなければならないでしょう。しかし、それは私にとってはまったくの別問題のように思えます。

ジョイエ:そこは大事ですよね、ウィラ。プリンスが自立しているということは多分、彼が楽譜の読み書きができることよりも、多くの楽器の達人であることに関係があると思います。もし楽器を演奏することができなかったら話は違っていたでしょう。

チャールズ:しかし、もしマイケルを自分だけの部屋に一人にしておいたら、彼は大部分の曲を創り出す事はできなかったし完成したアルバム上のものと同じようにはできなかったでしょう。「Billie Jean」を見てみてください。この曲のキーとなる要素はすべて彼のオリジナル・デモの中にありましたが、彼のコラボレーター・チームは作品を磨き引き締める手助けをしました。例えばブルース・スウェディーンは、あの象徴的なサウンドを作るためにドラムの上にスペシャル・スリーブを使うというアイディアを思いつきました。

これはソングライターとしてのマイケルの能力を貶めるものではありません。彼の自作の古典のカタログを見てみてください。ほとんどのポップ歌手は、マイケルが持つヒット曲の数の4分の1もありませんよ、まして自作曲となればなおさらです。

ジョイエ:それは全く本当ですね、チャールズ。実際、ソロ・アーティストとしての28曲のトップ10ヒットのうち17曲は彼が書いたものです。ソロ・アーティストとしての13曲のナンバーワン・ヒットのうち9曲は彼が書いたものです。とても素晴らしいことです。そしてあなたが言うように、それはポップ歌手の中では少し珍しいことです。

でもマイケルを部屋に一人で置いたら、ということについて仰ったことにちょっと戻らせてください。先日、ウィラと他の記事のために「Don't Stop 'Til You Get Enough」のデモ・バージョンを聴いていたんですけど、このデモはマイケルとランディ、ジャネットだけで作られてるんです。で、それが最終的にアルバムに収録された完成版ととても近かったことに驚いたんです。この曲は「磨く」ためにクインシー・ジョーンズやコラボレーターたちに見せる前に実質完成していたんです。だから、マイケルはその多くの曲を作れなかっただろうとか、完成したアルバム上で聴こえているようには作れなかっただろうとあなたが仰ることはおそらく正しいのでしょうが、それでも私は、かなり近いものにできたのではないかと考えてしまうんです。
その3に続く)
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