インヴィンシブルを称える パート4・・・・Threatened!!!(その1)

ウィラ:今回私たちは「Threatened」を見ていきます。モンスター視点のかなり独特なホラー・ストーリーです。このモンスターは、周りがなぜ自分をこれほどまでに恐れるのかということを理解しようとしています。

「Threatened」はロッド・サーリングによる序章から始まります。しかしそれは恐ろしいと言うよりも哲学的で心理学的なものです。サーリングはこう言っています。「今夜はいささか変わったお話なので、これまでと違った序章が必要です。村にモンスターがやって来ました」と、ここまでは典型的なホラー映画ですが、次にこう語るのです。「”正体が不明である“ということが、恐怖のレシピの主な材料となります」。だから、典型的ホラー映画のように恐怖を感じさせようとする代わりに、一歩離れて恐怖というものを分析するよう私たちに求めているのです。彼は序章をこう締めくくります。「おお、そうだ。私は何か言い忘れたようだね?モンスターを紹介するのを忘れていました」。そしてすぐに私たちは、ジャクソンの声が「君は僕を恐れている」と歌うのを聴くことになります。私たちは突然、彼がモンスターであると認識するのです。そして彼は私たちの心の中に入ろうとし、私たちを理解しようとするのです。

ジョイエ:モンスターについてのあなたの描写はとても興味深いです。というのも、この曲から私が受ける感覚とはまるで違うからです。確かにモンスター視点で語られていますが、なぜ人が怯えるのか彼が分からないとは思いません。実際には反対だと思います。彼は人がなぜ恐れるのか分かっていて、彼はそれが好きなのです。モンスターは自分がしていることを正確に理解していているだけではなく、それを楽しんでいます。彼は明らかに人を怖がらせることを楽しんでいます。

You should be watching me, you should feel threatened.
君は僕を見ている、君は脅威を感じる

While you sleep, while you creep, you should be threatened.
君が寝ている時、君がはっている時、君は怯えている

Every time your lady speaks, she speaks to me, threatened.
君の女が話す時、彼女は僕に話す、怯えているからさ

Half of me you’ll never be, so you should feel threatened by me.
君は僕の足元にも及ばない、だから僕に怯えている

まるで彼は、周囲に及ぼしているその影響を楽しんでいるかのようです。彼は異形のものとして見られる存在であり、彼はそのことを分かっており、彼を見下す者、あざ笑う者を愚弄しています。そのような者たちは彼の美しさ、才能、力に嫉妬しています。彼はそれを面と向って投げつけます。「You’re fearing me, ’cause you know I’m a beast(君は僕を恐れている、僕が野獣だということを分かっているから)」と彼は歌います。それは、コートやグランドでまさにケンカをしようとしているスポーツ・ファンや、ボードゲームや会議室の人たちが言う野次のようなものです。

ウィラ:なるほどジョイエ。彼が「異形のものとして見られる存在」であるということは私もそう思います。この歌が挑戦的なもの、ケンカ腰なエッジを有しているという意見にも同意します。「野次」はよい表現ですね。人々が彼を怖がる反応をある意味楽しんでいるのかもしれません。ですが、こうも考えるのです。つまり、彼はこの恐れというものを真に危険なものとして見ている。そして彼はその恐れというものがどこから来るものなのか理解しようとしているんです。

わたしにとってこれは、彼の人生を現在取り巻いている状況に向けて語られている歌の一つなのです。メディアや多数を占める人々は彼をモンスターのように扱っています。そして彼はその理由を探っているのです。タイトルが示唆している通り、人々は「怯え」を感じており、彼をモンスターと見ていると彼は考えているのです。しかしなぜ?何がこれほど多くの人々を怯えさせるのか?彼らは何を怖がっているのか?

わたしにとってこれは「Threatened」の核心にある極めて重要な疑問です。そして彼が提示するその答えは興味をそそるものです。彼が人種や性差、性別の境界をあいまいにしたそのやり方に人々は怯えていると私は考えがちなのですが、彼は違う原因を指摘しており・・・そしてそれには尤もな理由があるのです。熱狂するメディアの批判は、彼が境界を越え始める以前から始まっていたのですから。1989年、まだ肌の色が黒かったころ、彼はメディアに対し、「Leave Me Alone」という、ユーモアがありながらも挑戦的な返答を行いました。

また、彼のヒーローの一人、チャーリー・チャップリンは、ちょうど彼と同じようにメディアに悪魔扱いされました・・・チャーリー・チャップリンは30年以上もの間、「モラルの逸脱者」というモンスターとして扱われていました・・・しかしチャップリンはマイケル・ジャクソンのように社会の境界線に挑むということはありませんでした。似たような悪魔扱いは、エルヴィスやバリー・ギブ、バーバラ・ストレイサンド、ブリトニー・スピアーズでも目にします。実際、私たちは歴史上に極めて普通に発生したこの種の「群集心理」を知っています。メディアや大衆が悪意あるやり方で人気パフォーマーを敵視するのです。そして、マイケル・ジャクソンは、群集心理と戦い、またそれを理解するために「Threatened」を使っていると私は考えます。

あなたが挙げた歌詞の中にあるように、彼は、これらの卑劣な魔女狩りには劣等感や嫉妬など、深い心理学的理由があると示唆しています。結局のところ、彼はセックス・シンボルなんですよ・・・「君の女が話す時、彼女は僕に話す、怯えているからさ」・・・そして彼は才能がありハンサムな、成功を収めたロックスターです・・・「君は僕の足元にも及ばない、だから僕に怯えている」。彼はセレブであり、そして彼の名声は、他の誰もが到達し得ない人生のさらに上まで彼を押し上げたのです。だから、彼をその台座から引きずりおろしたい、思い知らせてやりたいという衝動があるのです。
その2に続く)
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