インヴィンシブルを称える パート3・・・驚異の歌声(その2)

ジョイエ:そうですね、偶然ではありません。仰る通りです。彼は、あの神に与えられた才能を維持し守ることについては絶えず努力していました。

ウィラ:その通り。遡ること80年代、彼はメディアに、酸素室で寝ているという噂を流しましたね(彼の最初の作り話の一つです・・・たくさんある中の最初のものです)。妹のジャネットにそのことを尋ねた人がいます。家の中で酸素室を見たことはない、だけどもし使っているとすれば、たぶんそれは声のためだと彼女は言いました。彼は声をケアすることにかけては大変熱心でした。それから、ウィル・アイ・アムがスタジオでの彼との仕事について語っていますね。ウィル・アイ・アムによると、5秒のパートを録音するために、声が完全に「開く」まで1時間以上もウォームアップをしていたそうです。ウィル・アイ・アムにはそれが信じられませんでしたが、もちろん、そのような小さな部分は録音するのに1時間もかからないけれど、曲の一部として永遠に残ることになり、彼はピッタリはまるようにしたかっただけだということなんですね。

それから彼は、声の高低だけでなく、声質についても驚くほど幅が広いです。私にとってとても美しく、まさに信じられないほど美しく聞こえる瞬間があります。ところが「Privacy」では彼の声は美しくありません。実際、それはラフでザラザラしていて、ほとんどしわがれ声です。私の息子はクロスカントリーをやっていますが、実際にハードな走りをした後の声はこんな感じに聞こえます・・・ザラザラのボロボロです。「クタクタ」という表現が思い浮かびます・・・彼はずっと激しく走っているので、声がボロボロになっちゃったんです。で、「Privacy」のマイケル・ジャクソンの声は同じように聞こえます。マスコミやパパラッチに「クタクタ」にされたかのように。もちろんこのことは、この曲が意味するところを強めることになっています。私は彼の考え方や、その考え方を伝えるために使うテクニックにいつも魅了されます。そしてこの曲の場合、彼は詞だけでなく、それらの詞を歌うときの声の質感でも言いたいことを伝えようとしているんです。

ジョイエ:全くその通りですね、ウィラ。彼はある種のムードというかフィーリングを伝えるために声を曲げるのが本当に上手いです。彼の声は本当に楽器で、彼はその達人でした。彼の声の幅は本当に広くて、なおかつ独特です。例えば「Butterflies」では、彼のボーカルはクリスタルのように透明で美しく、最初のヴァースのスムーズなテナーから、次のヴァースのみんなが大好きな甘いファルセットへと難なく滑っていきます。彼のボーカルが「Butterflies」をビルボードHot100の13位、Hot R&B Hip/Hop Singlesチャートの2位まで押し上げる推進力になったのです。しかも、これはエアプレイだけの結果です。ソニーが公式シングルとしてリリースするのを拒否しましたから。彼はこのテナーからファルセットへという流れを次の曲「Speechless」でも繰り返します。この曲では彼の魔法のようなボーカルはまさにビルのてっぺんを越えて舞い上がります。この曲の冒頭のアカペラは、曲全体のピュアで無垢なトーンを決定づけます。そして再度、あの声質を用いて彼が目指そうとしているムードを伝えるのです。

ウィラ:全くです。とてもいい例ですね。心の奥をさらけ出すこと、自分自身に正直であること、弱い自分でいることはとても勇気が要ることですよね。そしてマイケル・ジャクソンはそういう勇気を持っていました。これが、小さい頃に「Ben」を初めて聴いてからずっと、私が彼に惹かれることの一つなんですよ。「Speechless」のイントロのアカペラには正直さと弱さを見ることができます。やがてストリングスが加わり、他の楽器が続き、クワイアが加わって信じがたい豊かさと美しさを放ちます。最後には楽器やバックコーラスが姿を消して彼一人となり、再び感情的な弱さを見せるのです。それはまるで、全ての偽りを脱ぎ捨て、感情的に丸裸になっていっているかのようです。私には無理なことですね。
その3に続く)
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