インヴィンシブルを称える・・・Part2(その1)
ウィラ:数週間前、パメラが私たちのブログにこんなコメントを残してくれました。
「マイケルが女性について曲を書くとき、その女性とは私たち、つまりファンなのだと私は思います。マイケルはお互いの(ファンとマイケルの)恋愛について理解していたと思うんです・・・。彼は私たち、ファンたちを見ていたように感じます、それぞれの関係として。そしてそれは彼のインスピレーションだったのです。彼の生涯の主な出来事を見てみると、彼の歌を詳しく理解していれば、彼が書いた感覚は、ファンたちがその当時彼について感じていることを彼がどのように捉えているか、ということであることがわかります」
これは一つの考えを見事に表していると思いました。ジョイエと私も同じように考えています。つまり、マイケル・ジャクソンのラブソングは女性とのロマンスと考えられる、あるいはもっと比ゆ的に言うと、彼と聴き手の間で進行中の「恋愛」を描いていると考えられるということです。
このように見てみると、インヴィンシブルには一方的なあるいは消えていく愛の歌が非常に多くあるということが重要であるように思います。彼のことを気にかけない冷たい心の女性や彼にチャンスを与えない女性のストーリーを持つ、とどろきわたるオープニング三部作"Heartbreaker"や"Invincible"から、叙情的な"Don't Walk Away"や"Whatever Happens"、そしてこれらが持つ、困難な状況の中で消えていく恋愛の苦しみの描写に至るまで、インヴィンシブルには満たされない愛の歌に満ちています。
ジョイエ:ウィラ、「M Poetica」を読む前は、聴き手とのマイケルの関係という見方でラブソングについて考えるということはほとんどありませんでした。つまり、それはちょっと掘り下げればずっとあったことなんですよね。だけどあなたと彼の作品についてまじめに議論する前は、このことについては決して深くは考えていませんでした。今ではこのことについて以前と比較して注目していますが、この問題がまず目につくというのは、私にとっては驚きです。
例えば、"Don't Walk Away"を聴くと、マイケルと聴き手というレンズを通してこの歌を眺める時、その歌詞が特に私には意味があるように思えるのです:
行かないで
言うべき言葉が見つからないだけなんだ
考えてみたけど痛みが邪魔をする
どうしたら君がいてくれるか教えてほしい
ひざまずいて祈るべきかい?
どうしたら君を失わないで済むだろう
どう始めればいいのか
君が行ってしまうほかには何もないというのに
僕は目を閉じる
ただ、君がもっと笑っているところを見るために
だけどそれはずいぶん前のこと、今は僕は泣いているだけ
僕たちはこれを取り除いてくれる愛を見つけられないのかな
痛みが日に日に強くなるから
Don't walk away
See I just can't find the right thing to say
I tried but all my pain gets in the way
Tell me what I have to do so you'll stay
Should I get down on my knees and pray
How can I stop losing you
And how can I begin to say
When there's nothing left to do but walk away
I close my eyes
Just to try and see you smile one more time
But it's been so long now all I do is cry
Can't we find some love to take this away
'Cause the pain gets stronger every day
(その2に続く)
参考:Unbreakableを語る
「マイケルが女性について曲を書くとき、その女性とは私たち、つまりファンなのだと私は思います。マイケルはお互いの(ファンとマイケルの)恋愛について理解していたと思うんです・・・。彼は私たち、ファンたちを見ていたように感じます、それぞれの関係として。そしてそれは彼のインスピレーションだったのです。彼の生涯の主な出来事を見てみると、彼の歌を詳しく理解していれば、彼が書いた感覚は、ファンたちがその当時彼について感じていることを彼がどのように捉えているか、ということであることがわかります」
これは一つの考えを見事に表していると思いました。ジョイエと私も同じように考えています。つまり、マイケル・ジャクソンのラブソングは女性とのロマンスと考えられる、あるいはもっと比ゆ的に言うと、彼と聴き手の間で進行中の「恋愛」を描いていると考えられるということです。
このように見てみると、インヴィンシブルには一方的なあるいは消えていく愛の歌が非常に多くあるということが重要であるように思います。彼のことを気にかけない冷たい心の女性や彼にチャンスを与えない女性のストーリーを持つ、とどろきわたるオープニング三部作"Heartbreaker"や"Invincible"から、叙情的な"Don't Walk Away"や"Whatever Happens"、そしてこれらが持つ、困難な状況の中で消えていく恋愛の苦しみの描写に至るまで、インヴィンシブルには満たされない愛の歌に満ちています。
ジョイエ:ウィラ、「M Poetica」を読む前は、聴き手とのマイケルの関係という見方でラブソングについて考えるということはほとんどありませんでした。つまり、それはちょっと掘り下げればずっとあったことなんですよね。だけどあなたと彼の作品についてまじめに議論する前は、このことについては決して深くは考えていませんでした。今ではこのことについて以前と比較して注目していますが、この問題がまず目につくというのは、私にとっては驚きです。
例えば、"Don't Walk Away"を聴くと、マイケルと聴き手というレンズを通してこの歌を眺める時、その歌詞が特に私には意味があるように思えるのです:
行かないで
言うべき言葉が見つからないだけなんだ
考えてみたけど痛みが邪魔をする
どうしたら君がいてくれるか教えてほしい
ひざまずいて祈るべきかい?
どうしたら君を失わないで済むだろう
どう始めればいいのか
君が行ってしまうほかには何もないというのに
僕は目を閉じる
ただ、君がもっと笑っているところを見るために
だけどそれはずいぶん前のこと、今は僕は泣いているだけ
僕たちはこれを取り除いてくれる愛を見つけられないのかな
痛みが日に日に強くなるから
Don't walk away
See I just can't find the right thing to say
I tried but all my pain gets in the way
Tell me what I have to do so you'll stay
Should I get down on my knees and pray
How can I stop losing you
And how can I begin to say
When there's nothing left to do but walk away
I close my eyes
Just to try and see you smile one more time
But it's been so long now all I do is cry
Can't we find some love to take this away
'Cause the pain gets stronger every day
(その2に続く)
参考:Unbreakableを語る
- 関連記事
-
- インヴィンシブルを称える パート3・・・驚異の歌声(その1) (2012/02/12)
- ジョー・ヴォーゲル:MJの音楽の力は正しく理解されていない (2012/02/10)
- ジョー・ヴォーゲル:BusinessNewsDailyインタビュー (2012/02/08)
- インヴィンシブルを称える・・・Part2(その4) (2012/01/16)
- インヴィンシブルを称える・・・Part2(その3) (2012/01/15)
- インヴィンシブルを称える・・・Part2(その2) (2012/01/15)
- インヴィンシブルを称える・・・Part2(その1) (2012/01/15)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その13) (2011/12/24)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その12) (2011/12/24)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その11) (2011/12/24)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その10) (2011/12/24)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その9) (2011/12/24)
- マイケル・ジャクソンを読み直す(その8) (2011/12/24)