マイケル・ジャクソンを読み直す(その13)

「さあ、パフォーマンスを始めよう」

ジャクソンと彼の作品を調べれば調べるほど、彼が途方もない勇気の人であり、深い心理学的洞察を持ち、社会の変革に猛烈に熱心で、最も困難な時期にさえひねったユーモアをもち、体の芯までアーティストである、ということを私は確信する。彼はアートとアートの改革の力という観点ですべてを見ていた。私たちは世界を直接見ることはできない・・・私たちは自分のセンスと認識を通じてのみ世界を見ることができるに過ぎない・・・そして、アートには、そのような認識に挑戦し変革する力がある。それは途方もないパワーであり、ジャクソンは同時代のどのアーティストよりもそのことを良く理解していた。

例えばジャクソンは、白斑の症状が次第に悪化していく中、患い始めの数年間そうしていたとメーキャップ・アーティストのカレン・フェイが言う様に、死ぬまで白い斑点を暗いメーキャップでカバーすることだってできたはずだ。あるいは、全てを明らかにし、最小限のメーキャップで、白斑への認知と処置についてのスポークスマンにもなれたはずだ。しかしそうはせずに、彼は白斑へのアーティスティックな回答を作り上げた。それは人種とアイデンティティについての私たちの最も基礎的な信念に挑戦するものだった。そしてそれは、それがどういうものか私たちが評価し始めてもいない手段を用いて、私たちと私たちの文化を変えたのである。

同じようにジャクソンは、彼が児童虐待者だという一般大衆の認識に対して、それを無視することで、あるいは超然としようとすることで答えることもできたはずだ。重要な信念に反して彼がどのようにして問題を無視しうるかを見ることは辛いことではあるが・・・。あるいは一般大衆の目から完全に引退して、彼が以前には決して持つことができなかった新しい家族とともに居心地の良いプライベート・ライフを楽しむことだってできたはずである。しかしそうはせず、彼は物事の見方自体の土台を揺るがすアーティスティックな回答を作り上げた。そして私たちの世界に対する見方、解釈の仕方、理解の仕方についての最も基礎的な前提というものに対し挑戦するのである。

これは一人のパワフルなアーティストによる仕事なのだ。

(終わり)

原文: Rereading Michael Jackson(←リンク切れ 2014.2.16追記)ソース:http://dancingwiththeelephant.wordpress.com/rereading-michael-jackson/
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