Unbreakableを語る(その2)

白状しなければならないことがあるんですが、私は「インヴィンシブル」が大好きなんです。本当にハマっていて、私のマイケル・ジャクソンお気に入りアルバムのタイトルを、「デンジャラス」と僅差で競ってるんです。どちらも何枚も持ってますよ。この2枚だけは、3枚必要なマイケルのCDなんです(1枚は自分の車、1枚は夫のトラック、1枚はキッチンのCDプレーヤー。夕食の支度をしている時に聴けるように)。長い間に友だちにあげた分とパソコンとiPodのデジタル版は数に入れてません。

だから言うまでもないですけど、このアルバムは数え切れないくらい聴いてます。だけど「Unbreakable」を聴いて、「untouchable」のくだりをそんな風に思ったことはないですね。彼が地球上の最下層の人たちをこの部分で自分に重ね合わせているということは興味深いですね。あなたが指摘したこと、とても納得できます。本当に観察が深いですね!彼をサポートしていた人たちも同じように汚れたものになったというのは全くその通りです。ファンとして思うのですが、私たちはいまだにある程度そう感じているということを証明できますよ。あのような烙印は本当になくなりません。私たちにとても、彼にあるいは彼の家族にとっても。

ウィラ:それは興味深いですね、あのくだりはいつもそんなふうに私の心を打ちますから。6年生のときに友人から聞いた話のせいかもしれませんし、当時の彼の生活にかなり類似しているからかもしれません。彼の作品の解釈を共有することはとても価値のあることだと思います。なぜなら、私たちはみんな違った見方をしますし、そういった違う見方を共有することでもっと学ぶことができるからです。あなたとお話ししてたくさんのことを学びました。「Unbreakable」のこのくだりはずっと、私にとても強いイメージを抱かせて来ました。恥ずかしい思いをさせられている、やってもいないことのために「untouchable」だと思わされているマイケル・ジャクソン、そして強さの宣言としてそれを書き換えている、そういうイメージです。

だけどあなたの言うことはその通りだと思います。そういう烙印は消えませんし、その結果は恐ろしいことになりました。個人としてもプロフェッショナルとしても、そして芸術的にも。「インヴィンシブル」を通じてその烙印による痛みが見えます。彼はそれから決して逃れられないかのようです。どうやってそのことに長い間耐えていたのでしょうか。彼の人助けの努力も頓挫してしまいました。彼にとってはとても苛立たしいことだったに違いありません。彼は社会の変革と、社会からはじき出されたものと分類された人々の生活を改善することに・・・13歳のときの最初のソロ・ヒット「Ben」から、亡くなる前の日に取り組んでいた曲「Earth Song」まで・・・傾倒していました。彼のキャリアを通じて取り組んでいたんです。にもかかわらず、1993年以降それを阻まれてしまいました。彼のやることは全て、悪いもの、不純なものというレンズを通して見られたからです。2001年までに、彼は真に素晴らしいアーティストになっていて、創造力という点でピークを迎えていたはずです。しかし彼はそう言われることで足を引っ張られてしまいました。マスコミから非難されるばかりでなく、他のアーティストも彼と仕事をすることを躊躇するようになったのです。レコード会社でさえ、彼をサポートすることにためらいを見せました。

ジョイエ:その通りです。いろいろな面でそう感じています。93年の疑惑以降、彼は完全には立ち直ることはありませんでした。実際、あれがなかったら彼のキャリアは違っていただろうなとよく考えます。つまり、彼は桁外れの才能と、情熱やイマジネーションを併せ持っていましたから、どれほど素晴らしいことを為し得ただろうかと思っているんです・・・彼のキャリアで・・・そして彼の生涯で。93年の疑惑がなかったなら・・・。あの恐ろしい犯罪で誤って糾弾されることがなければ彼のキャリアはどのように展開していたでしょうか?だけどこんな考えは意味のないことはわかっています。あの疑惑は起こってしまったことだし、わたしたちはこうしているのですから。だけど「インヴィンシブル」については、もしソニーが彼を支援して相応しいプロモーションをしていたら、この素晴らしいアルバムがどれほどの高みを見ることができたかと思うんです。

今月(10月)は、世界中のマイケル・ファンによる一つのムーヴメントがあるんです。「インヴィンシブル」を10月中にナンバーワンにするという。それはインヴィンシブル・キャンペーンと呼ばれていて、目的は二つあります。まずやらなければならないことは、発売10周年を記念してこのアルバムを1位にすることです(2001年10月に発売)。キャンペーンの二番目の目的は、このアルバムからの曲を、コンラッド・マーレー裁判での垂れ幕というか、平和的バナーにするということです。マイケルのアートが「Unbreakable(壊れないもの)」であり「Invincible(無敵である)」ということを世界に思い出させるためです。

ウィラ:リリースされた時に相応しい注目を受けなかったアルバムに対する見方を改めるということは、ファンと同様に一般の人にも働きかけます。長い入り組んだ話があるのですが、結果はソニーが十分にプロモーションしなかったということです。あなた方が仰るように。もっと悪いのは、私が思うに、彼がこのアルバムで計画していたビデオの制作をソニーが阻んだということです。彼のヴィジュアル・アートは音楽と同じくらい重要だったのです・・・彼は音楽以上にフィルムで自分の考えを表現できたのです・・・だから彼から芸術的手段を切り離すというのは悲劇です、彼にとっても私たちにとっても。「Bille Jean」や「Beat It」、「Thriller」のビデオがないアルバム「スリラー」を想像できますか?アルバム「バッド」では10本、「デンジャラス」では9本ビデオを作りましたが、ソニーは「インヴィンシブル」では2本作った後に止めさせ、「Unbreakable」やその他の曲に計画していたビデオの制作を拒否しました・・・彼を激怒させた決定です(ハーレムでの抗議活動を彼が立ち上げたのはこの決定の後です)。

ジョイエ:実際には、アルバム「インヴィンシブル」用のビデオは1本制作しただけです。当時彼はソニーに激怒していましたから、「Cry」用のビデオ制作への参加を拒否しましたので。ですがあなたの言う通りです。ソニーが彼をサポートしない選択をしたということは本当に恥ずかしいことです。
その3に続く)
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