マーレー裁判、証言概要(31日)
コンラッド・マーレー医師過失致死罪裁判第21日、弁護側のプロポフォールの専門家ポール・ホワイト医師に対して検察側が反対尋問を行った。
ホワイト医師は、マイケル・ジャクソンがベッドから起き上がり、マーレーが残した注射器をつかみ、自分で致死量の麻酔薬プロポフォールを注射したという可能性があると述べた。
検察側のワルグレン検事補は、時として攻撃的となった反対尋問でホワイト医師の証言をあざ笑った。
ワルグレン検事補は懐疑的な口調で、ジャクソンが「コンドーム・カテーテル」と呼ばれる集尿装置につながれたままベッドに横になっていて、その間数種類の鎮静剤を服用していたという以前の証言を引用した。
「それでマイケル・ジャクソンは歩き回り、点滴のスタンドを動かし、コンドーム・カテーテルを装着し、そしてコンラッド・マーレーは電話で他の場所にいたと?」とワルグレン検事補はホワイト医師に問い質した。
「可能性のあるシナリオです」とホワイト医師は答えた。
ホワイト医師は金曜日の弁護側の直接尋問で、マーレーの行為については説明できないと認めていた。月曜日の反対尋問でワルグレン検事補が食いついたポイントだ。
「あなたはどこかの寝室でプロポフォールを投与したことはありますか?」
「いいえ、ありません」
「この事件の以前、あなたは誰かがこれと同じ事をしたということを聞いたことがありますか?」
「いいえ、ありません」
弁護側が概ね失点したと見られるこの日、ホワイト医師は、マーレーが標準的処置を逸脱していたことを認めざるを得ず、マーレーが行ったような患者に寝室でプロポフォールを投与するという行為には同意しないだろうと述べた。
「どんなにお金を積まれても、職責として受け入れたり引き受けたりはしないことです」とホワイト医師は述べた。
ホワイト医師は、マーレーがジャクソンに施した処置は命の危険にかかわるものであることを認めた。
「ベッドサイドで注意深く監視していなければ、危険だろうと思います」とホワイト医師は述べた。
「死に至る可能性もあると?」とワルグレン検事補は畳み掛けた。
「もし点滴装置がなんらかの形で広く開いたら、心配停止という重大な効果を確実にもたらすでしょう」とホワイト医師は答えた。
月曜日の証言の間、ホワイト医師は数度にわたり、彼がマーレーとの「2回の詳細な会話」と称するもので知り得た情報を話そうと試みた。
この会話は法廷で証拠としては認められないとの裁定が下されており、検察側は再三にわたり、マーレーが警察に対し供述したこと以外の弁明に触れることに対し異議を申し立てている。マイケル・パスター判事はホワイト医師に数回注意を与え、検察側の質問をよく聞くようにと要請された。
しかしながらマーレーの弁明への言及が続いたため、パスター判事は明らかにホワイト医師に対し立腹し、この問題を議論するために陪審員らを退廷させた。
ワルグレン検事補は、ホワイト医師が故意にやっていると抗議したが、弁護側のJ・マイケル・フランガン弁護士は、ホワイト医師がマーレーの警察への事情聴取内容についても、マーレーとの会話から得た内容についても述べているようには思えませんと述べた。
パスター判事は同意せず、「その手には乗りません。これは明らかです。彼は事あるごとに他の情報を加えようとしています。故意に行われています。私はこういうことが好きではありません。二度と認めません」とパスター判事は述べた。
パスター判事はこの違反に対してホワイト医師に罰金1,000ドルを課した。
ホワイト医師はこれまで弁護団に対する仕事の報酬として11,000ドルを受け取っていると述べた。
出廷することに対する追加補償を受け取っているかとの問いに対し、通常一日3,500ドルだとホワイト医師は述べたが、弁護側の「財源が限られている」ため、その補償を受け取るとは思っていないという。
先週、検察側のプロポフォールの専門家スティーブン・シェーファー医師は、証言することに報酬は受け取っていないとして注目を集めた。
原文: ■ Trial Testimony Update - Monday
Source: MJFC / latimes.com / moneycontrol.com
ホワイト医師は、マイケル・ジャクソンがベッドから起き上がり、マーレーが残した注射器をつかみ、自分で致死量の麻酔薬プロポフォールを注射したという可能性があると述べた。
検察側のワルグレン検事補は、時として攻撃的となった反対尋問でホワイト医師の証言をあざ笑った。
ワルグレン検事補は懐疑的な口調で、ジャクソンが「コンドーム・カテーテル」と呼ばれる集尿装置につながれたままベッドに横になっていて、その間数種類の鎮静剤を服用していたという以前の証言を引用した。
「それでマイケル・ジャクソンは歩き回り、点滴のスタンドを動かし、コンドーム・カテーテルを装着し、そしてコンラッド・マーレーは電話で他の場所にいたと?」とワルグレン検事補はホワイト医師に問い質した。
「可能性のあるシナリオです」とホワイト医師は答えた。
ホワイト医師は金曜日の弁護側の直接尋問で、マーレーの行為については説明できないと認めていた。月曜日の反対尋問でワルグレン検事補が食いついたポイントだ。
「あなたはどこかの寝室でプロポフォールを投与したことはありますか?」
「いいえ、ありません」
「この事件の以前、あなたは誰かがこれと同じ事をしたということを聞いたことがありますか?」
「いいえ、ありません」
弁護側が概ね失点したと見られるこの日、ホワイト医師は、マーレーが標準的処置を逸脱していたことを認めざるを得ず、マーレーが行ったような患者に寝室でプロポフォールを投与するという行為には同意しないだろうと述べた。
「どんなにお金を積まれても、職責として受け入れたり引き受けたりはしないことです」とホワイト医師は述べた。
ホワイト医師は、マーレーがジャクソンに施した処置は命の危険にかかわるものであることを認めた。
「ベッドサイドで注意深く監視していなければ、危険だろうと思います」とホワイト医師は述べた。
「死に至る可能性もあると?」とワルグレン検事補は畳み掛けた。
「もし点滴装置がなんらかの形で広く開いたら、心配停止という重大な効果を確実にもたらすでしょう」とホワイト医師は答えた。
月曜日の証言の間、ホワイト医師は数度にわたり、彼がマーレーとの「2回の詳細な会話」と称するもので知り得た情報を話そうと試みた。
この会話は法廷で証拠としては認められないとの裁定が下されており、検察側は再三にわたり、マーレーが警察に対し供述したこと以外の弁明に触れることに対し異議を申し立てている。マイケル・パスター判事はホワイト医師に数回注意を与え、検察側の質問をよく聞くようにと要請された。
しかしながらマーレーの弁明への言及が続いたため、パスター判事は明らかにホワイト医師に対し立腹し、この問題を議論するために陪審員らを退廷させた。
ワルグレン検事補は、ホワイト医師が故意にやっていると抗議したが、弁護側のJ・マイケル・フランガン弁護士は、ホワイト医師がマーレーの警察への事情聴取内容についても、マーレーとの会話から得た内容についても述べているようには思えませんと述べた。
パスター判事は同意せず、「その手には乗りません。これは明らかです。彼は事あるごとに他の情報を加えようとしています。故意に行われています。私はこういうことが好きではありません。二度と認めません」とパスター判事は述べた。
パスター判事はこの違反に対してホワイト医師に罰金1,000ドルを課した。
ホワイト医師はこれまで弁護団に対する仕事の報酬として11,000ドルを受け取っていると述べた。
出廷することに対する追加補償を受け取っているかとの問いに対し、通常一日3,500ドルだとホワイト医師は述べたが、弁護側の「財源が限られている」ため、その補償を受け取るとは思っていないという。
先週、検察側のプロポフォールの専門家スティーブン・シェーファー医師は、証言することに報酬は受け取っていないとして注目を集めた。
原文: ■ Trial Testimony Update - Monday
Source: MJFC / latimes.com / moneycontrol.com
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