ジャーメイン・ジャクソン:「You Are Not Alone」より(その4)

典型的なマイケルはフェアすぎて無慈悲にはなれなかった。「なんで5セントであげちゃだめなの?」と彼は寝室で言った。その論理は彼には通じなかった。そして彼はそのような不当な分け前をよく思っていなかった。私は彼がキャンディを山に積み上げてベッドで小声でつぶやいているのを聞いた。たぶんお店ごっこをしていたのだろう。

数日後、ジョセフは裏庭でマイケルが通りの子供たちに金網越しにキャンディを配っているのを見つけた。私たちよりも恵まれていない子供たちだ。彼は集まった子供たちでもみくちゃになっていた。「あの子たちにいくらで売ったんだ?」とジョセフは尋ねた。「売ってないよ、あげちゃったんだ」

それから20年以上ものち、1800マイル(約2,900km)離れたカリフォルニアのサンタ・イネズにある彼の農場、ネバーランド・バレーを私は訪ねた。彼は膨大な時間とお金を使い、広大な土地をテーマパークに作り変えた。そして家族が彼の完璧な世界を見に行った。ネバーランドは、ディズニー好きがそのインスピレーションになったという説明とともに、「突飛な想像力」による奇妙な産物であるとこれまで描かれてきた。このうちのある部分は正しいかもしれない。しかし、真実はもっと深いのである。そしてそれは、彼が作り上げたものをこの目で見た時、私にはすぐに分かった。

巨大なフラッシュバックの中で、子供の頃の記憶が蘇った。通路や小道、ツリー、そしてチューダー調の屋敷の骨組みや雨どいを浮かび上がらせるクリスマスの灯り。彼はその灯りを一年中点けていた、「いつでもクリスマス」とするために。大きな蒸気機関車がショップと映画館の間を走っていた。そしてミニチュアの列車が動物園を通って敷地の周囲を走っていた。母屋では・・・ドアを通り、トレーを持った等身大執事のお出迎えを受け、広い階段を上がり廊下を進むと、そこはプレイルームだ。中には、ドアの近くに立つフルサイズのスーパーマンとダースベイダーの向こうに、部屋を占拠している大きなテーブルがある。その上では、ヴィンテージのライオネルの鉄道模型がいつも走っていた。丘や谷や街や滝の模型の周りをライトを点けて2本か3本の列車が周回していた。家の中と外では、想像しうる最大の電車のセットをマイケル自身が組み立てていた。

家の外に戻ると、シケインや急カーブを備えた本格的なプロ仕様のゴーカート・トラックがあった。そしてメリーゴーラウンドが音楽に合わせて回っていた。豪華に飾られた美しい回転木馬だ。キャンディのお店があり、そこでは全てが無料だった。クリスマス・ツリーは一年中ライトアップされていた。2003年、「子供の時に持っていなかった物をすべて創るために」ネバーランドを作ったとマイケルは言った。しかしまたそれは、彼がほんの一瞬の間に楽しんだことの再生でもあり、大げさに再現することになったのだ。彼は自分自身を「ファンタジーマニア」と呼んだ。そしてこれは、彼の永遠のファンタジーだった。
その5に続く)
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