MJFCインタビュー:「M Poetica」著者、W・スティルウォーター(その1)

MJFCのジョア・コリンズが新刊本「M Poetica: Michael Jackson's Art of Connection and Defiance」の作者、ウィラ・スティルウォーター博士とチャットでインタビューを行った。この本は、マイケル・ジャクソンのショートフィルムを分析し、キング・オブ・ポップの偉大なビデオの中からいくつか選び出して徹底的に調べ上げている。スティルウォーカー博士は本インタビューで、マイケル・ジャクソンについて彼女が着目している点や本の内容について、そして本の内容をめぐる論争について語ってくれた。

JC:あなたご自身について話していただけますか?英文学のPhD(博士号)をお持ちだということですが。

WS:そうです。ですから、アカデミック・ライティング(論文を書くこと)については慣れています。テクニカル・ライティング(分かりやすい文を書く技術)とジャーナリズムも少々。それから単に趣味ですが、フィクションを書いたり、作文と文学を教えていたこともあります。だから書き手としては慣れています。しかしこの本は私にとっては全くの新しいことでした。ある意味、変わってるというか、マイケル・ジャクソンのビジュアルアートを徹底的に観察する必要がありますから。ビデオが主になりますけど。でも文学史や個人史の要素もありますし、推理小説的ですらあります。私の守備範囲はせいぜいこれくらいです。実際には、思っていたよりはるかに守備範囲を超えることもありました。

JC:ご自身をマイケル・ジャクソンのファンだと思いますか?

WS:ええ、もちろん。ちょうど50歳になりましたけど、「Rockin' Robin」がラジオでかかっていた40年前から、私は彼の音楽を楽しんできました。そういう意味で私はファンですけど、ファンというよりは、もっと個人的なことのように感じます。ご存知のように、私は60年代の公民権運動のさなかに育ちました。三年生のとき、公民権運動により地元の学校が統合されました。それはエキサイティングな出来事でした。私たちは、全てを変えることになる世代だったのです。それはとてもエキサイティングでした。しかしまた、混乱でもあったのです。人々は傷つき、殺され、警察犬に吠え立てられていました。皆さんもニュースでそういうことを見ることがあるでしょう。本当に恐ろしいことでした。子供のように振舞うにはとても混乱していたのです。合ってるかどうかわかりませんが、マイケル・ジャクソンはすべてから私を救ってくれたように感じているんです。自分の中で、よく彼に話しかけてたんですよ、私を悩ませることについてね。学校で聞いたこととか、ニュースで見たものとか。彼はそれを解決し、克服するのを手伝ってくれたんです。だだ、ありのままの彼・・・フレンドリーで、この子なら話しかけられそうと思える繊細さを持った・・・でいてくれるというだけで。大人が言うと馬鹿げたことに聞こえるでしょうけど、子供の私には本当に大事なことだったんです。今でも彼に対しては、このような深い感謝の気持ちを持っています。だから私はファンですけど、ただ彼の音楽を聴くというよりももっと深くて個人的なんです。

JC:あなたにこの本を書かせたいと思わせたものは何なのでしょうか?この本がどうなって欲しいとお考えですか?

WS;この本を書きたいとは思っていなかったんです。全く思ってませんでした。個人的なこと過ぎましたから。私にとっては18世紀の文学などについて書く方が心地良いんです。距離を保って客観的に見ることができるんですよ。でもある友人が私に書かせたんです。ちょっと長い話なのですが、結果から言うと、彼女(友人)が、私はこの本を書くべきだと確信して粘り強かったんです。彼女は2年生を受け持つ先生なので、言うことを聞かない人にやりたくない事をやらせることについては豊富な経験を持ってるんですよ。だから彼女は私に勧め続け、ついに私は書き始めたんです。そしていったん書き始めると、私はこの本に取り付かれてやめることができなくなりました。マイケル・ジャクソンの作品を詳しく見れば見るほど、見入ってしまったんですよ。彼の作品はとても豊かで、発見すべきこと、調査すべきことがたくさんあるんです。私はまさに魅了されたんです。

掘り下げていって完璧に没頭していくうちに、全く新しい形のアート、アートの新しい定義、私たちが考えるアートの境界線を越えたアートといったものをマイケルが創り出していたということに気が付きました。彼への誤解が激しかった理由の一つだと思います。つまり、あまりに新しく、違っていたので誰も彼がやろうとしていたことを解釈する術を持っていなかったのです。私の場合には文学理論の下地があったことが手助けになりました。文学の知識が、彼の作品を違った方法で理解し、観察するためのツールになったのです。そのような見方で彼の作品に迫ると、それはとても素晴らしいものでした。彼はとてつもない才能を持っていたんです。そして文化に与えるインパクトは強烈でした。彼は現代の最も重要なアーティストだと強く思います。音楽の面だけでなく、ビジュアルアートの観点から見てもそうです。「高尚なアート」、ウォーホル的と言いましょうか、お好きに呼んでいただいて結構ですけど。
その2に続く)

m poetica 原文:MJFC
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