Brooklyn Loves Michael Jackson 2016

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スパイク・リーが第6回「Brooklyn Loves Michael Jackson」を開催する。このイベントは8月27日土曜日の午後12時から6時まで、レキシントン通りとクインシー通りの間、スタイヴェサント通りで開催される。共同ホストにスウェイ、DJ・スピナが音楽を担当する。マイケル・ジャクソンをテーマとしたものとなる。

マイケルが亡くなった1年後の2010年から開催されているこのイベントは参加無料。誰もがマイケルの音楽を楽しみ、そしてキング・オブ・ポップを讃えることができる。生きていれば58歳となる8月29日のマイケルの誕生日に合わせて開催されるイベントだ。

世界的に有名であるばかりでなく、スパイク・リーはマイケルの1996年のショートフィルム「They Don’t Care About Us」に加え、「BAD25」と「Michael Jackson’s Journey From Motown To Off The Wall」という2本のドキュメンタリーの監督を務めている。

本イベントの詳細情報は、イベントの公式フェイスブック・ページまで。

■Brooklyn Loves Michael Jackson 2016

Spike Lee will be hosting his sixth annual “Brooklyn Loves Michael Jackson” block party on Saturday, August 27th from 12pm to 6pm at Stuyvesant Avenue between Lexington Avenue and Quincy Street. Sway is scheduled to co-host, and DJ Spinna will be playing the music, which will be exclusively Michael Jackson themed.

As it has been in previous years since 2010, a year after Michael passed, the event is free to attend. Everyone is invited to come and jam to Michael’s music and join in on the fun whilst honoring the King of Pop. It coincides with Michael’s birthday on August 29th. This year Michael would have turned 58.

Not only a world famous movie director, Spike Lee is also the man behind Michael’s 1996 short film ‘They Don’t Care About Us’ and the director of two Michael documentaries ‘Bad 25’ and ‘Michael Jackson’s Journey From Motown To Off The Wall.’

More information can be found on the official Facebook page for the event.

Source: Brooklyn Loves MJ & MJWN

フリードマン:MJを死なせた男、マーレー医師が電子書籍を「出版」、だが誰も買っていない

マイケル・ジャクソンを死なせた男、コンラッド・マーレー医師が書いた「本」が出版されたのか?私はこのような質問を受けた。

アマゾンを見てみなければなるまい。

マーレーが「This Is It! The Secret Lives of Dr. Conrad Murray and Michael Jackson」という本を電子書籍で7月26日に発売していたようだ。

大半が大あくび、という反応だ。「Secret Lives」は現在、アマゾンのkindleチャートで25408位という状況である。

私はダウンロードはしていないし、お金を払う気もない。誰もが同じなのではないかと思う。

誰か買ったという人を知っていたら、showbiz411@gmail.comまでメールで連絡をくれるよう頼んでいただきたい。

マーレーが何を書こうがどうでもよい。彼は過失致死罪で有罪となった。彼は刑務所にいるべきところであるが、刑務所が混んでいるために釈放された。彼が診療行為を行ってきた州では彼の医師免許は停止、あるいは剥奪されている。この本がハードカバーで出版されることはないだろう。

■Michael Jackson’s Killer, Dr. Conrad Murray, “Publishes” E Book And No One Buys It

Someone asked me today if the “book” written by Dr. Conrad Murray, the man who killed Michael Jackson, had been published.

I had to look on Amazon.

It does seem like Murray released his e book “This Is It! The Secret Lives of Dr. Conrad Murray and Michael Jackson” on July 26th.

The public has responded with a gigantic Yawn. “Secret Lives” is currently number 25,408 on amazon.com, on their paid Kindle chart.

I didn’t download it, and won’t pay for it. I guess hardly anyone else will, either.

If you know anyone who actually did do that, ask them to email me at showbiz411@gmail.com

It really doesn’t matter what Murray writes. He was found guilty of involuntary manslaughter. He should be in jail still, but was released because of overcrowding. His medical license has been suspended or revoked in the states where he practiced. The book will never see hardcover.

Source: showbiz411.com

MJの寝室にあったもの(あるいはなかったもの)の真実(その4)

この記事が投稿されて以降、問題とされている本の正確なタイトルについて多くの問い合わせをいただいた。私は、ネバーランドで押収されたものに関する2004年の警察の文書のオリジナルの内容について調査を続けている。そしてすべてのタイトルは、上に挙げたリンク先にある警察のオリジナルの報告書にリストアップされている。とはいうものの、問題となっている本が「ひと目」でわかるよう、2003年のネバーランド家宅捜索で押収されたアートブックのタイトルを挙げておく。前述の通り、すべて合法のタイトルである。2冊はアマゾンで購入可能。アマゾンで買えない1冊も、コーネル大学の図書館で閲覧可能。また議会図書館ではすべての本が閲覧可能となっている。ポルノに定義されるものは1冊もない。児童ポルノについては言うに及ばずである。裸体写真が含まれているものも一部にあるが、わいせつとかポルノというより芸術と分類される作品である。あえて言えば、数冊は大人のエロティカに分類されるものもある。うち1冊は、ソフトな隷属趣味的なものである(大人の女性が対象)。下記に挙げたうち、シーメン・ヨハンの「 Room To Play」はおそらくわいせつなメディアの見出しを最も招いてしまったものだ。ヨハンのスタイルは(ジョナサン・ホビンと同様)しばしば子供の写真を取り上げ、それが過酷というかネグレクト的なように見えるからである。ヨハンの本の中の「モーフィング」写真(大人の体に子供の顔が合成されている。その逆もある)は、明らかに子供時代の喪失、そして大人の不安と痛みを強いられる子供に何が起こるのか、ということへの芸術的言及だ。自身の子供時代のトラウマの結果として彼がしばしば語り、歌ってきたことである。ゴシック風の「Little Susie」では小さな女の子が殺され、「Do You Know Where Your Children Are?」では「Hollywood Nights」へ逃避する子供の苦境を歌う。映画で成功するために体を売るティーンエイジの女の子の話だ。こうしたことを考えれば、ジャクソンが子供時代の暗い側面について自分と重ね合わせているのは明らかだ。「Heal The World」のようなより良い世界という彼のビジョンはこのような痛みや暗さが元になっているのである。

・The Fourth Sex: Adolescent Extremes by Jake Chapman
・Cronos by Pere Formiguera
・Underworld by Kelly Klein (アン・ライスが序文を寄せている)
・Room To Play by Simen Johan
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シーメン・ヨハンの「Room To Play」に掲載されているこの写真は、Vanity Fair等が、ジャクソンによる「ショッキング」で「問題」のある子供と大人の写真の合成コレクションであると強引に主張したものである。
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しかし、ジャクソン自身による子供としての肖像に明らかな類似性を見ることができる。

・Drew and Jimmy by John Patrick Salisbury
・Dressup Playacts and Fantasies of Childhood by Starr Ockenga
・Camp Cove Photos: Sydney Men by Rod McRae
・Scenes D’ Interieur by Alexandra Dupouy
・The Art of Dave Nestler: Wicked Intentions
・Gynoids: Genetically Manipulated by Hajime Sorayama
・Bidgood by James Bidgood
・Naked as a Jaybird by Dian Hanson
・Beach Portraits by Rineke Dijkstra
・Poo-chi by Mayumi Lake
・Taorimina by Wilheim Von Gloeden
・The Chop Suey Club by Bruce Weber
・Robert Maxwell Photographs
・Bob and Rod by Tom Bianchi
・Before The Hand of Man by Roy Dean
・The Golden Age of Neglect by Ed Templeton
・Sexual Study of a Man by Larry Stevens (アマゾンでは扱っていないがコーネル大学図書館に所蔵)

さて、リストがわかったところで、検察がどのように裁判を進めようとしていたのかという観点で、これらのタイトルが意味するところを考えてみよう。思い出していただきたい。私は最初に指摘した。大量の合法的アダルト異性愛ポルノも押収されていると。一部は法廷で証拠として採用された。しかし上に挙げたアートブックは特に、書斎の数千冊の蔵書とは別扱いとされた(ジャクソンは熱心な読書家で、1万冊以上の蔵書があるとかつて述べている)。そしてその理由は一つだ。ヌード写真が載っている(検察によれば、それは調教に使われうる)、あるいは男色を示すという議論になる可能性があるからのどちらかである(この場合検察側は自分たちが用意した証人の証言の信頼性が増すものと考えたのだろう)。ジャクソンはまったく勝ち目のない状況だった。彼が所有していたポルノ等はそのまま検察によって「調教の道具」だと主張され、男性ヌードが載っている本については(実際には普通のポルノの膨大なコレクションに比べればごく小数だが)、彼のある種の嗜好の暗示が論じられるのだ(ゲイであることそれ自体が自動的に小児性愛者と断定されるものだと言わんばかりだが、これがまさに、検察がなそうとしていた議論なのである!)。

こうしてみると、2005年のあの人々とジャクソンの裁判がなぜあれほど複雑だったのかということについて答えが見つかるかもしれない。強力な証拠もなく組み立てられた裁判。検察でさえ、児童ポルノは発見されなかったと認めざるを得なかった。ネバーランドから出ていくよう申し渡されるやいなや、息子がジャクソンに虐待されたと突然確信したあの一家の言葉のみに基づいた裁判であった(アルヴィーゾ一家はギャヴィンのガン闘病中ネバーランドに客人として滞在していたが、多くの証人によると、滞在開始からすぐに権利意識を持ち始め、ジャクソンのカードで高価な買い物をし、建物を壊すなどしていたという)。しかしながら原告らは悪事の証拠を何ら提示できず、後のネバーランドの家宅捜索でも事実に基づいた証拠は得られなかった。しかしこれでも検察は止まらなかった。使えるかもしれないと彼らが考えるものすべてを押収したのである。この結果、彼らはみじめにも失敗した。しかし、それは努力が足りなかったというものではなかった。

スティーヴ・クノッパーのジャクソンの伝記「The Genius of Michael Jackson」ついてはファンとしては言いたいことがたくさんあるが、クノッパーはジャクソン裁判について大変示唆に富む発言をしている。ローリング・ストーン誌の元編集者だったクノッパーはこの仕事を「ファン」としてではなく、ジャクソンのストーリーに興味を持った中立なジャーナリストとして取り組んでいて、ジャクソンが有罪か無罪かについての彼のスタンスはおおむね中立だということは覚えておいて損はないかもしれない。クノッパーのような公平なライターですら、検察がジャクソンの私生活から創りだしたややこしい見世物を無視することはできなかったのだ。すなわち、

検察は、例のワイセツなウェブサイト、ヌード雑誌や折り込み写真が詰まったブリーフケースなどをことさらに取り上げた。しかし、その戦略は裏目に出た。マイケル・ジャクソンが健全な性的嗜好を持った男性であるということになってしまったのである。

これは、文字通りイマジネーションに何も残さなかった裁判だと前述した時、私がまさに言わんとしたことだ。2005年の裁判の陪審員たちは、ジャクソンが何を持ち、そして何を持っていなかったのかを見る機会を得た。人々はそれぞれが彼の芸術の嗜好(あるいは良識的ではない人々にとってもせいぜいアダルトな趣味)については結論を下したかもしれない。しかし、事実は正しく捉えておこう。つまり、彼は何のために裁判を受けさせられたのか。アートやアダルト写真の嗜好のためか?性格のためか?あるいは合理的疑いはないと断定するためだったのか?

世論という法廷でマイケル・ジャクソンを「再裁判」にかけようという今回のキャンペーンは、前述の通り、きわめて注意深く練られたものであると同時に、きわめて恣意的かつ悪意を持って計画されたことは明らかだ。しかし、この類の嘘がこれほど続いているということについては非難に値するということを超えているし、センセーショナリズム以前に事実確認が行われなければならないという、あらゆるメディアに対する警告として捉えられるべきだろう。

(おわり)
Source:huffingtonpost

MJの寝室にあったもの(あるいはなかったもの)の真実(その3)

検察が「証拠」としてジャクソンのアートの嗜好を曲解・悪用しようとした事例はこれだけではない。Rador Onlineが掲載した文書の73ページでは、ハリウッドの映画セットで撮られた二人の少年のポラロイド写真について、下部に「Are You Scared Yet?」と「Ha Ha!」と印字されているとの記述がある。行間に殴り書きされたメモ(元文書には存在せず。興味深いことに、上述の25ページに加えられたメモと同じ手書きであると思われる)は、「暗号メッセージだ 間違いなくセックスを指している 子供を怖がらせ、ベッドに連れ込む」と書かれている。だがこの理屈には大きな問題がある。つまり、根っからのファンなら知っているように、「Are You Scared Yet?」とは、1997年にジャクソンが製作したフィルム「Ghosts」に出てくる有名なセリフである。単に「Ghosts」に言及した「以外」に何かあるとしてこれを解釈しようという試みは、まったくの推測である。しかし、これがジャクソンを起訴しようとする検察の常套手段なのだ。



しかしながら、Rador Onlineに渡る前に元の報告書に付け加えられたこれらのメモは、オリジナルに対して差し込まれたネット上の写真やセックス中毒の薬としてのパーコセットに関連する記事と同類だ。処方鎮痛剤のパーコセットは、最近のプリンスの死についての捜査で評判が悪くなった薬物であるが、2003年のネバーランドの家宅捜索でも見つかっている。だが、元々の文書では、その薬物をセックス中毒に結び付けるようなことは書かれていない。奇妙なことに、付け加えられたページの多くには一つの共通点がある。16年1月10日という日付があるのだ。入念に練られた「発表」の日、6月20日のおよそ5か月前である。

残念ながら、このメディアは自ら進んでこの騒動に参加しているのであり、串刺し写真を作り出してしまった。タブロイドのセンセーショナリズムと穴だらけの事実確認が成り立ってしまっているのである。その上、怒涛の「クリック・ベイト(釣り)」の見出しとひどく誇張された記事の下で、2003年から2005年のジャクソン裁判に関わった実際の当局者らの言葉さえ無視している。ジャクソンが自分自身の子供さえ性的に虐待する可能性があったと示唆するような恥知らずなリポーターも一部にはいる。子供たちから敬愛されてやまないジャクソンに対する、事実に基づかないあまりにも笑止千万でばかばかしい主張である上に、残酷で悪意のある中傷だ。そしてジャクソンの子供たちに対する精神的に残酷な看過しがたい仕打ちである。子供たちはまだ未成年であり、一人は父親を失って以降、精神的に脆くなって自殺を試みてすらいるのである。この件に関して、メディアの倫理やモラル上の責任についての問題提起が起こらないことを憂慮すべきなのではないか。児童ポルノの所持で誰かを糾弾するということは犯罪行為を糾弾するということである。刑事犯で有罪に値し、性犯罪者のレッテルを永遠に貼られる可能性もある。だが生きている人であればメディアによる名誉毀損に対し少なくとも対抗手段はとることができる。名誉毀損で訴えることもできるし、反論することもできる。自分自身を守ることもできるのである。故人は間違いを正すことはできないし、自分自身を守ることができない人に対してこのような重大な告発を行うという考えがそもそも間違っている。彼は11年前に裁判所で過ごしたのだ。ましてひどいのは、その2005年に検察が彼を有罪にしようとして失敗した同じ状況「証拠」を元にして、世論という法廷で彼を再び裁判にかけようと試みているということである。

この狂気はどこまで続くのか?

7年後、私たちは、すばらしい人でありアーティスト、人道主義者だった彼を失った。先日、オーランドの銃撃の悲劇の後、人々が一斉に集まり、ろうそくを灯して祈り、そしてジャクソンの「Heal The World」を歌った。ミズーリ州ファーガソンの「 Black Lives Matter」から最近のパリ、そしてオーランドでの事件まで、ジャクソンの音楽は、地球の家族として集まることの必要性を私たちに気づかせ、思い出させた。私たちの国に存在する人種的分断に火をつけたこのような悲劇的事件が発生する状況下で、私たちはジャクソンの音楽に再び向き合うことになるだろう。いつもそうであったように、癒しと団結へのパワーのために。



率直に言って、世界が、マイケル・ジャクソンが寝室で夢中になっていたものは何なのかよりも彼の書いた言葉の方を聴いていれば、私たちの世界はもっと良いところになっていたはずである。ジャクソンの私生活は十分すぎるほどに解明された。彼はつらく屈辱的な公開裁判に耐えたが、この裁判はイマジネーションには何も残さなかった。彼の高潔さは完璧に荒らされ、彼の最もプライベートな持ち物は公開捜査にかけられた。彼の肉体も冒涜された。チャールズ・トムソンの2010年のすばらしい記事、「ジャーナリズム史上最も恥ずべき出来事」に、裁判時のメディアの報道やジャクソンが蒙ったダメージについて詳述されている。悲しいことに何も変わっていない。私が言いたいことは、見るべき新しいことは何もないということである。「証拠」とされるものはすべて、10年前に法廷で議論され尽くしたものである。それではなぜRadar Onlineはこのでっち上げの中傷キャンペーンに嬉々として飛びつき、マイケル・ジャクソンが受けた裁判で使われた10年前の古い情報を鵜呑みにしたのか?だまされやすい人々を釣り上げて、12年前に検討され却下された「証拠」のリストが、2016年になって明らかとなった1面の大ニュースだと信じ込ませる必要はどこにあったのか。

不思議なことに、この話を聞いて最初に私が考えたことは、おそらく、南部連合旗をめぐる最近再燃した論争である。オバマ大統領が南部連合旗は引退して永久に博物館へ、と発言した。歴史の一部として思い出され、見物されるものであり、理想のための信念に基づいた勇敢な行為としてその旗が振られるべきではない、その理想はもはや存在しないのだ、ということである。今回の、マイケル・ジャクソン裁判の蒸し返しも同じことだと私は感じている。報じられた文書(本物の文書)はサンタバーバラ郡に10年以上も保管されてきた。これらは歴史の一部であるが、今現在として意味があるものではない。裁判は2005年6月13日、14の罪状すべてで無罪となって終わった。そして、マイケル・ジャクソンは2009年の6月25日に亡くなったのである。

だが、1865年の南北戦争終結をいまだ受け入れていない人々が一部にいるように、マイケル・ジャクソンが2005年に完璧に無罪となったことを決して受け入れない一派が存在する。このために、彼らは嘘を言い続けるだろう。古い話を焼きなおして煽ることを止めないだろう。事実を歪め、そう、何もないところに新たな「証拠」をでっち上げることすらやるだろう。すでにジャクソンが勝利して終了した古い戦いを継続しようという見え透いた試みであるようにしか私には見えない。

この記事を読んで、この種の中傷から故人を守るための新たな法律が必要だということに同意していただけるなら、Anti-Defamation Legacy Law Advocatesに署名していただきたい。もし法律が通れば、これは第一歩であり、生きている人をメディアによる中傷から守る法律が、故人の遺族たちにも適用されることになるだろう。

その4)につづく

MJの寝室にあったもの(あるいはなかったもの)の真実(その2)

そして次の疑問は・・・なぜ今なのか、ということだ。その答えは、Rador Online(National Enquirerのディラン・ハワードが以前はトップだった)と、ウェイド・ロブソンとジミー・セイフチャックの弁護団、そしてジャクソン家を裏切った「友人」のステイシー・ブラウン(タブロイドにエロネタを売り歩くことで生計を立てている)らとの密接な関係にある。ロブソンとセイフチャックはマイケル・ジャクソン・エステートを相手に民事訴訟を起こしている(現在係争中)。そしてRador Onlineは彼らと同盟関係にあり、彼らを代弁しているのである。サンタバーバラ郡保安官事務所からの声明によると、Rador Onlineが入手した文書の出所は公式のものではない。Vanity Fairに発表された声明をここに掲載する。この声明は様々なニュースソースで報じられているが、報じている側はこの声明で最も手厳しい部分を無視しているようだ。

「報道されている文書の一部は保安官事務所の職員が作成した報告書、および職員が撮影した証拠写真のコピーと思われますが、インターネット等から得られたと思われる写真も混ぜられています。保安官事務所はいかなる文書、写真類をメディアに公表してはおりません。保安官事務所はこれらの報告書や写真を規定の証拠開示手続きにおいて検察および弁護側に開示しました」。

元記事を転載したニュースソースの多くはこの声明も併せて報じる形で現在では更新されている。これは正しい方向への最低限の第一歩であると思う。が、事件を捜査した当局自身によって間違った情報として断定されたストーリーを世に広めようという報道姿勢については省みられていない。

サンタバーバラ郡保安官事務所が発表した声明の最も重要な一節をもう一度見てみよう。

インターネット等から得られたと思われる写真も混ぜられています・・・・
保安官事務所はこれらの報告書や写真を規定の証拠開示手続きにおいて検察および弁護側に開示しました


さらにこの声明は、公式筋ではない何者かがRador Onlineに情報提供したと明言している。何者か(複数の可能性も)がジャクソンの死を追悼する日、遺族やファンたちが最も過敏になる日に合わせて悪意ある中傷キャンペーンを打ったのだ。

でっち上げの加害者たちにとって一番の打撃は、ロン・ゾーネン自身による声明だ。彼は、何としても手に入れたかったマイケル・ジャクソンに対する「証拠」を得ようと奔走した検察側の一人である。そう、ゾーネンですら、捜査では児童ポルノは見つからなかったという声明を発表しているのである。People誌が掲載している:
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検察側のロン・ゾーネンが「People誌」に発表した声明。ジャクソンの所有物に児童ポルノはなかったというもの。

ゾーネンの声明で最も重要な部分を見てみよう。

「児童ポルノはありませんでした。子供が関係するビデオもありませんでした」

それではこの大騒ぎは何なのだ?ショックを受けたり驚いたりした者もいるかもしれない。問題の素材や写真について真剣に吟味すれば、すべてが合法なもの(アートブックなど)であるだけではなく、ほとんどが大人の写真であるということはすぐにわかることだ。だから・・・何が問題なのだ?今回のメディアの大狂乱は、アートと大人のエロスについてのマイケル・ジャクソンの嗜好をについてひねり出されたものなのだ。前述したようなゴシップネタなのか?そう、おそらく。犯罪行為の証拠は?なしだ。

そしてRador Onlineは意図して実際よりもはっきりと「そう見えるよう」、多くの写真を改竄した。右側がRador Onlineに掲載されているもの。左側がオリジナルのものである。ジェームズ・ビドグッドの「Bidgood」に掲載されているもので、合法的な成人男性の写真である。右側の写真は偽造された文書の中で「不正に加工」されている。ご覧の通り、「Bidgood」に掲載されている写真に写っている若い男性たちは実際には下着はつけているのであるが、Rador Online(あるいはその他の誰か)は、裸であるように見せるために意図的に股間の部分を隠しているのである。しかしこれはまだマシだ!
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削除前、Rador Onlineに掲載された88ページのジャクソン・レポートに掲載されていた「改竄」された数多くの写真のうちの一枚

数日後、カナダ人アーティストのジョナサン・ホビン(「In The Playroom」の著者)が、カナダのマスコミとSNSで発言し、自分の作品がジャクソン文書を改竄するためにRador Onlineで使われていると述べた。ホビンの「American Idol」という写真は「In The Playroom」に掲載されている写真だが、時代劇風の盛装をしたジョンベネ・ラムジーによく似た少女が首つり縄を首にかけているものである。
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ジョナサン・ホビンの「In The Playroom」に掲載されている「American Idol」と題された写真。誤って断定された一枚で、ジャクソンの「子供の虐待を取り上げた不愉快な写真」の例として声高に叫ばれた。その後、このホビンの本は2003年にはまだ出版されていなかったことが明らかとなった。

これは、Rador Onlineが・・・この話を取り上げた他のメディアと同様に・・・「薄気味悪い」、「不愉快な児童虐待をテーマとした児童ポルノ」をジャクソンが「貯め込んでいた証拠」としてバーチャルで大いに騒いだ写真である。明らかになったように、この見出しには大きく3つの問題がある。①この写真は合法のアートコレクションに掲載された1枚である。これを報じているメディア自信がかつてこの写真を取り上げている。それが今、ジャクソンを嘲笑っているのである。因みにハフィントンポストも2013年にホビンの作品を好意的に取り上げている。

しかしこれはマシである(あるいはもっと悪いかもしれない「グラスに半分入っているもある」と思うか、「半分が空だ」と思うかによる)。②「In The Playroom」は2008年に出版された本である。これは、たとえこの本が合法のアートであっても(実際そうだが!)、ネバーランドが家宅捜査を受けた2003年にはジャクソンが所有しえた本ではない、ということを意味している。そしてこれは③につながる。すなわち、この写真は2003年の警察の報告書には絶対に載っていなかった。そして、Radar Onlineが元々発表した88ページの文書にそれが掲載されていたという事実は、サンタバーバラ郡保安官事務所が言及した改竄の証拠である。

ところが偽造はこれで終わりではない。オリジナルの警察の報告書には写真は一切載っていないのだ。あるのは本の内容の説明文だけである。

そしてこちらが6月20日付のオリジナルの記事で掲載されたRador Onlineバージョンの文書だ。

このことは、Rador Onlineが掲載した88ページのオリジナルの報告書に掲載されているこれらの写真は、Rador Onlineあるいはこの文書を持ちこんだ何者かによって差し込まれたものだということを意味する。ホビンの写真などの多くの挿入された写真は、報告書に挙げられているタイトルから引用されたものですらない。ジャクソンが所有すらしていない同種の本から引用されていることは間違いない。これらの報告書を持ち込んだ者が誰であろうと、こうした写真を手に入れようしたグーグル検索が、問題となっている本から合法に引用されているかどうかもチェックしていないという杜撰なものだったことを示唆していると言ってもよいだろう。たとえば、「The Fourth Sex: Adolescent Extremes」(ジャクソンが所有していたアートブック)からのものだと Radar Onlineが主張する写真のうちの何枚かは、実は、芸術写真家で「Dazed」のエディター、イザベラ・バーリーのお気に入りのリストからのものであったことが明らかとなっている。彼女の5冊のお気に入りの本の中にその本が含まれていたのだ(ここでの写真は彼女のリストに挙がっている本からのもので、ジャクソンは一冊も所有していない!ことが明らかとなっている)。どのようにしてでっち上げられているのか、ということについてはこちらに詳しい。

このことは、十年以上前の古い文書をRador Onlineに「リーク」した者が誰であろうと、こうした写真がオリジナルの文書に存在していないことを知らないばかりでなく、グーグル検索について全く無知であるか、あるいは、文脈外で見る方が猥褻となるよう故意に選ばれた写真を使って文書を改竄するというよく考えられた悪意あるキャンペーンを張っているということを示唆していると言っても差支えないだろう。

面白いことに、この「リーク」に関わった人物らは身元に関する興味深い手がかりを残している。そして多くの鋭いジャクソン・ファンたちはすぐに指摘している。すなわち、25ページに残された謎めいたメモ(もとの警察の報告書にはこれも書かれていない)は、「ゾーネンは引退している、そして話すだろう」と書かれ、現在のゴードン・オーキンクロスの電話番号が記されているのである(ゾーネンとオーキンクロスはともに2005年のジャクソン裁判で検事を務めていた)。このメモは、最近になって文書に付け足された現在のものなのである(現在ゾーネンは退職しているが、この文書が書かれた2003年から2004年の時点ではまだ現職だった)。多くのジャクソン・ファンにとってこのことは、今回の中傷キャンペーンはウェイド・ロブソンとジミー・セイフチャック(マイケル・ジャクソン・エステートを民事訴訟で訴えている)の弁護士らが始めたものだという考えに自信を持たせるものとなっている。
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元の警察の報告書には書かれていなかった手書きのメモ。この偽造された文書を誰がRador Onlineにリークしたのか手がかりとなるかもしれない。

ジョナサン・ホビンがメディアに語るやいなや、Radar Onlineにもともと掲載された88ページの報告書が27ページ削られて61ページになった!ということも指摘しておく価値があるだろう。偽物の写真を文書から急いで取り除いたのは明らかだ。そして、ジャクソンの甥に関する誤った中傷的な疑惑について、ジャクソン家の「友人のふりをした敵」であるステイシー・ブラウンによって新たな「撹乱」ストーリーが流布されたのは、27ページがミステリアスに消えてからほんの数日以内のことだった。これはもともと、ジャクソンと3人の甥、タジ、タリル、TJ(ポップ・グループの3Tを結成)の「疑わしい」写真が押収された際に検察側によってなされた主張だ。

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ジャーメイン・ジャクソンのツイッター。3Tの写真撮影に言及している警察報告書をハイライトしている。

しかしながら、これらの疑わしいとされた「写真」は、実際には3Tのデビュー・アルバム「Brotherhood」(マイケル・ジャクソンがプロデュース)用のプロのカメラマンによる撮影の一部だったことが判明している。もっと詳しく言うと、これはマイケル・ジャクソンが「ゲスト・ボーカリスト」として参加しているシングル「Why」用の写真である。これはセレブ専門の写真家ジョナサン・エクスレイによるフォト・セッションであり、ジャクソンのメーク・アーティストのカレン・フェイによれば、当時撮影現場にいた彼女やそのほかの数百人の撮影団で行われたものだという。問題の写真はセクシーなもので、間違いなくその意図は、3Tのほとんどを占める若い女性層にたいして「肉体美」をアピールすることであった。どちらにしてもアルバム用写真撮影のコンセプトはジャクソンのものではなかった。そして、検察側が、アルバム用フォト・セッションをジャクソンに対する「証拠」だと必死になって構築しようとしたという事実がいろいろと物語っていると見るべきであろう。今現在何が起きているのかも物語っている。10年前に文脈からはずされて歪曲された同じ材料が使われ、新鮮な芸能ネタにリサイクルされているのである。
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ジョナサン・エクスレイによる「Why」のフォト・セッションは、3Tの肉体美を彼らの女性のファン・ベースにアピールする意図だったことは明らかだ。

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検察が当初レッドカードを出した写真がこれ。しかしこれはアルバム用フォト・セッションで撮られた別のスチール写真にすぎないことが判明した。

その3)につづく

MJの寝室にあったもの(あるいはなかったもの)の真実(その1)

亡くなって7年となるマイケル・ジャクソンを世界が偲んでいる中、未成年者性的虐待容疑での2004年の起訴につながった、2003年のネバーランド家宅捜索で発見されたとされる"物議をかもす"児童ポルノに関する大量のネガティブな情報が飛び交った。高い注目を集めたあの裁判は、2005年に14のすべての容疑についてジャクソンが無罪という結果に終わった。問題は、当の警察文書およびネバーランド押収品のリストは、一部のメディアがわいせつな見出しを大げさにつけて主張をしているような「新しく」「最近明らかになった」文書ではないということである。

これらの押収品はすべて、2005年の裁判の法廷で検討されたものである。検察側も弁護側も承知しているもので、メルヴィル判事や陪審員へも提示されたものだ。ネバーランドからの押収品で法的に児童ポルノに該当するものは一点もなかったし、現在のメディア・ヒステリーの元となっている押収品はポルノではまったくない。合法なアートブックである。一部には成人向け内容を含んでいるものもあるにはあるが、ポルノあるいはわいせつとみなされるようなものは1冊もない。ただし、ジャクソンがポルノをまったく所有していなかったというわけではない。大量の大人のポルノが押収されたが、ジャクソンは成人でありこの類のポルノを所有することは違法ではない、というのが事実である。ジャクソンに対する「決定的証拠」を欠いた状態で、蔵書の一部としてジャクソンが所有していた合法のアートブックを検察は必死になって証拠として掲げていたのである。絵画や写真に関する1万冊以上の蔵書であり、そのテーマは歌詞や映像製作のヒントとして彼が関心を持っていたものだ。元の警察の報告書に記載されている通り、これらのアートブックはポルノではないと明記されている。「調教」のために「使われうる」と書かれているのだ(ただし、これとて検察が法廷で証明しえた主張ではないということに注意)。次に、サンタバーバラ郡保安官事務所は、Rador Onlineが引用した文書の一部は元の文書にない写真が使われおり捏造されている、こうした写真は「インターネットから流用したもののようだ」、との声明を発表している。今回のストーリーはタブロイドを通じて山火事のごとく広がった。まっとうな大手メディアでさえ、話の出所や内容が事実かどうかチェックするということを決して行わない。したがって私たちは、著名人に対するこのようなでっち上げのストーリーを広げるという点でメディアがどのように作用するのかという点を立ち止まってよく考えなければならない。そして私たちは、有名無名を問わず、故人をこの類の中傷から守るための適切な法律がなぜ整っていないのかという厳しい疑問をぶつけなければならない。

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ジャクソンのアートブックや成人向けの本が証拠として認められたことを示す裁判所文書。報告書中のアイテム・リストが全て法廷で使われたことを示す証拠である。

だがその前に、現在飛び交っているこれらのゆがんだ作り話と明白なウソを粉砕することからはじめよう。私はこの7年間、マイケル・ジャクソンを専門に研究してきた。1993年のジョーダン・チャンドラー示談や2005年に起こされた裁判について、内側も外側も研究してきた。

最初に考えなければならないのは、報じられた報告書の中の情報や記述は新しいものでも「最近明らかになった」ものでもないということである。2004年に起訴手続きと大陪審が始まった時点で検察側と弁護側の双方が承知していたものだ。実際、現在大々的に報じられている情報は、大陪審審理が終了した後にリークされて流布されたもので、ジャクソン側の弁護士が声明を発表する事態となった。声明はメゼロウ弁護士だけでなく検察側やメルヴィル判事も認める内容であり、児童ポルノは発見されなかったと完全に認められたのである。続いてジャクソンからの公式声明が発表され、その中で彼は、大陪審手続きでリークされた情報について具体的に取り上げた。大陪審手続きにおいては検察側は反対尋問なしに自分たちの主張を全て提示でき、証拠として取り上げられる可能性のあるもの全てを提示して議論する証拠開示手続きが行われるということは留意する価値がある。
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トーマス・メゼロウの宣誓陳述書と2004年にジャクソンが発表したマスコミ向け声明は、大陪審で審理されたアイテムがマスコミにリークされたことを受けてのもの。全ての押収品、証拠になりうるアイテムについて検察が取り上げている。これらの「アイテム」には、今回のメディア狂乱の元となったアートブックも含まれている。



結局、これらの書籍類の多くは証拠として認められないとして却下された。誰でも合法的に購入できる商業的なアートブックだからである。証拠能力があるとしてこれらの書籍が挙げられたのは、ポルノだからということではなく、ジャクソンが調教用に使用していた「可能性がある」という自分たちの議論を支持する可能性があると検察が考えたからだ。そして検察側は、ジャクソンの男性に対するある種の嗜好についても証明しようとしていた(書籍類の中には男性ヌードが掲載されているものがあったためである。しかしながら、これらは大人の両性の性愛を取り扱った普通の本であった)。「サディズムとマゾヒズム」の本は成人向けの内容を扱った成人向けの本だが(例えばマドンナの「Sex」という本は、90年代初期に彼が購入したことで知られている)、これらの本は法的な児童ポルノの定義には当てはまらない。このことは、ジャクソンの合法成人ポルノ・コレクション(こうした本は独身男性にとっては異常とは言えない。むしろ健康的と言っておこう)に基づいて立件しなければならないという検察にとってはむしろまずい状況をもたらした。思い出してみよう。結局彼らはジャクソンの私的住居を侵略したのだ。ネバーランドの家宅捜索で押収されたジャクソンの成人ポルノのリストは今までずっと誰でも見られる状態であり、そして1800枚以上の成人女性のヌードで構成されているものである。ここでその全リストを見ることができる。つまり、「証拠」はHustlerやPlayboy、Barely Legal、そして大量のアートブックしかない人物を児童性的虐待で有罪にしなければならないというまずい状況を必然的に検察にもたらしたのだ。忘れてはならないのは、検察側は、このような事案を有罪として簡単に解決するような「決定的証拠」とも言うべきものは一片たりとも持っていなかったということである。子供に宛てられた明白なラブレターも、性的行為を行っている彼自身や子供の写真も、子供とみだらな行為をしているビデオ・テープも、電話の録音も、ネットの「セックス・チャット」もなかった。言いかえれば、簡単に有罪とできるようなものは何一つなかったということだ。ジャクソンが10年以上にわたってFBIの監視下にあったことを忘れてはならない。報告書は最終的に何も発見されなかったと結論づけられているのである。2003年の家宅捜索で押収された16台以上のパソコンのハードディスク・ドライブからは、彼がよく閲覧していた成人向けの合法ポルノサイト(彼は「Dr.Black」や「Marcel Jackson」としてログインしていた)以外のものは何も明らかにならなかった。ゴシップネタとしてはイエス、違法かどうかで言えばノーだ。

強力な証拠を欠いた中、裁判は必然的に、原告ギャヴィン・アルヴィーゾの言葉とジャクソンの言葉の対決ということになった。それ以来、誹謗中傷として自分たちの訴訟を構築することが、地方検事トム・スネドンとロン・ゾーネンの唯一の希望となった。証拠がないところから「証拠」を作りだそうという必死の試みにおいて、アートブックが(成功しなかったが)小児性愛者の所有物の典型例にあてはまる"可能性がある"本であると議論され、合法ポルノは「調教のための道具」として議論された(これも陪審員を説得することはできなかった。特に反対尋問で、ギャヴィン・アルヴィーゾの弟のスター・アルヴィーゾが、ジャクソンに見せられたと主張している雑誌が実は事件が起きたとされる日の5カ月後に出版された号であったと認めて以降は)。

問題は、真に有力な証拠を欠いた中、ある特定の写真やアートブックで誰かの「意図」を陪審員に納得さようとすることはますます困難となっていったということである。誰かの心の中をとやかく言うことはできない。たとえ、性的満足のために合法あるいはそれ以外のものを使っていたとしてもだ。「合理的な疑い」の領域に踏み込むものであり、証明されるようなものではないのである。判事や陪審員ができることは、提示された証拠を精査し、問うことのみである。すなわち、これはポルノか?否か?そしてポルノだしたら、合法なのか?ということだ。厳密に言えば、児童ポルノではないものは法廷で採用される証拠とはなりえない。なぜなら、アートブックや合法セックス本を所持する事は、少なくともアメリカでは犯罪ではないからだ。どれほど写真が「どぎつい」かは関係ない(報道ではそれらの多くが極めて誇張されているが、一つ一つで見ていこう)。

実は6月20日付けのRador Onlineの元記事でも、これらの報告書が2003年のものであり新たな情報ではないことを認めているのである。しかし彼らは、あたかも裁判時にはなぜか日の目を見なかった「新たな漏洩」情報、あるいは「新発見」の証拠であるかのように歪曲したのである。2005年の裁判所の公式文書がこれらのアイテムは原告側被告側双方に周知であることが明記されている通り、これは事実ではない。これらの文書類の多くは、悪名高き「ポルノ・デー」として知られることとなった裁判中のある一日に、陪審員に開示されていたのである(信心深いジャクソンの母キャサリンが退廷するという道を選んだ日である)。これらは単に、ポルノではないから証拠とはならないという理由で除外されたのだ。マイケル・ジャクソンが、一個人としては最も執拗に裁判を受けさせられた一人であるということを忘れてはならない。檻に入れること、あるいはサンタバーバラ郡から永久に追い出すことが人生の野望であった地方検事がジャクソンには付きまとっていたのだ。結局彼は野望を実現したことになる。「被害者」や証拠、有名無名問わず喜んで証言する証人を地球上くまなく、納税者が納めた大金を使って探すこと、これこそが検察の仕事だった。確かに、スネドンとゾーネンは、この件に関してはたまたま愚劣な仕事をしたのかもしれない。だが、ずさんな仕事をしても、あるいはデタラメな捜査で児童ポルノの証拠を見落としたとしても、彼らは決して責められることはないのである。実際にはこれらの報告書において、見落とされたり公表されなかったものなどなく、児童ポルノではなかったということにすぎない。それは当時も、今も変わらないのである。

これは、はっきりさせておくべき重要な事実だ。なぜなら、今回の偏った報道から、問題とされている報告書は今回初めて明らかになった「ショッキングな新たな爆弾」暴露であるという印象を多くの人々が受けているからだ。それは全く事実ではない。すべては10年前の古いニュースであり、法廷で取り上げられていないものなど皆無である。すなわち、すべて証拠開示手続きを経ているものなのである。Rador Onlineはわいせつな見出しでクリックさせようと歪曲しているのだ。だがよく読めば、ほとんどが裁判で証拠開示手続き中だったころの2003年の日付の古い文書であることを認めざるを得ない。だからジャクソンが2005年に無罪を勝ち取った時点で弁護士や検事、判事、陪審員らが知らなかった新事実などないのである。メディアが一斉に言っているマイケル・ジャクソンのわいせつで「身の毛のよだつような子供のポルノ」とは、数冊のアートブックのことなのだ(すべてアマゾンで合法的に買える)。一部は成人向けに分類されるものもあるが、しかしながら、それでもポルノではないし、大人が所有することは違法ではない。受賞暦もある写真家、作家の著書も含まれている。アン・ライスはその中の一冊(Underworld)に序文を書いているが、この本が現在メディアのネタの対象となっている。

その2)につづく
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