大統領選:マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプ(その3)

リーシャ:ここでは、この国の歴史上最も冷酷で道徳心のない人物の名前を挙げています。仰るとおり、しばしば悪徳資本家と呼ばれます。お世辞として使われる言葉ではありません。もともとコーネリアス・ヴァンダービルトを批判するために使われたものです。犯罪者であり、貴族階級であると。悪徳資本家たちはその略奪的ビジネス手法で軽蔑されましたが、力と富のおかげで名声を楽しみもしました。

たとえば、ロックフェラーは今では特権と富の象徴のような名前ですが、当時、ジョン・D・ロックフェラーはアメリカで最も憎まれた男と言われていたんです。彼は広報担当マネージャーを起用した最初の一人です。これは当時はまったく新しい概念でした。彼が受けていたネガティブな評価と戦うためです。

ウィラ:それは面白いですね。知りませんでしたよ。マイケル・ジャクソンが「Money」で彼を挙げるのも頷けます!

「Money」のリストは「ゲッティ、ゲッティ、ゲッティ・・・」で終わっていますね。J・ポール・ゲッティは石油で財を成しました。当時のアメリカ最大の大金持ちでした。数十年後、孫のマーク・ゲッティはその遺産を使ってゲッティ・イメージズを創設しました。ゲッティ・イメージズはマイケル・ジャクソンの写真をたくさん所有しています。象徴的な写真も、スキャンダラスな写真も。

リーシャ:そうですね!ゲッティだけが繰り返されています。たぶんそれは偶然ではないでしょう。ゲッティが、マイケル・ジャクソンの多くの写真の権利を有していることを考えれば。

ウィラ:偶然ではないと思います。それに、トランプの名前が挙げられていることは意味があると思います。本当にリスペクトしていたり好意をもっていたりすればマイケル・ジャクソンは彼をリストへは加えなかったでしょう。

リーシャ:面白いですね!つまり、影響力という意味では、トランプは他の実業家や投資家にくらべたら小物なのではないかと思います。だから、彼らの影響力や社会的な突出度合いというよりは、あこぎな財の成し方をしているという点についてのリストなのかもしれません。

それからドナルド・トランプの妻のメラニアは、アメリカの上位1%の超お金持ち向けの雑誌「DuJour」のインタビューでマイケル・ジャクソンについて言及しています。このインタビューはローリング・ストーン誌でも取り上げられています。というのも、彼女がマイケル・ジャクソンとの素敵で親密なディナーについて語っているからです。私にとっては、特権的で力のあるライフスタイルは彼女にとってはいつものことという印象です。

ウィラ:面白そうですね。彼女の記憶が間違いないなら、マイケル・ジャクソンは彼女といてリラックスしていたというように聞こえます。「私たちは大笑いしていた」と彼女が言うようにね。

リーシャ:なんとも仲良さそうなお話で、印象的です。誰もがマイケル・ジャクソンにそのように接していたわけではありませんからね。

ウィラ:その通り。当時彼女はマイケル・ジャクソンと会っていましたけれど、誰もが彼に会いたがっていたわけではありません。正確な日時はわかりませんが、ドナルド・トランプとの結婚後だということが流れからわかります。結婚は2005年1月ですから、2005年の裁判後かあるいは直前に会っていたに違いありません。マイケル・ジャクソンの一般的イメージが最低だったころで、多くの人々は彼を中毒者扱いしていました。トランプは寛大な人だと思わせる出来事と言わざるを得ません。人生で最悪の時期のマイケル・ジャクソンを自宅に招いていたのですから。

そしてこのことは別の一面を加えているんですよ。つまり、トランプ夫妻自体のことや、マイケル・ジャクソンとの出来事を自慢げに語った彼らの目的ばかりでなく、死去以降のマイケル・ジャクソンのイメージの回復についても物語っているのです。つまり、トランプという人は世論に同調しやすい人なんです。たとえばイラク戦争について、世論の支持がある時は賛成、不支持が増えてきたら反対の立場を取りました。今彼は終始反対していたと主張しています。記録された証拠が残っているにもかかわらず。

だから、もしトランプが2008年の大統領選挙に出ていたら、"大親友"マイケル・ジャクソンと自慢することはなかったでしょうし、写真をカメラマンに見せびらかすと言うこともなかったでしょう。現在彼がそうしているということは、マイケル・ジャクソンのイメージは2009年以来、劇的に良くなっているということを強く示唆しているんです。

リーシャ:ポイントですね。

ウィラ:でも、マイケル・ジャクソンに対する現在の一般的見方は正確にはどんなでしょうか?トランプは彼をどのように見ているのでしょうか?彼と親交があると言うことによってトランプは何を期待しているのでしょうか?こうしたことがずっと疑問なんです。

リーシャ:少し前、あなたがスーザン・ウッドワードと交わした洞察力あふれる会話のことを考えざるを得ません。ネガティブな評価をされている中でさえ、力があることを自覚することをマイケル・ジャクソンがいかに説いていたか、ということについてですね。トランプは明らかにそのような力を自覚し、そしてメディアは自分に対してアンフェアでありミスリーディングしているという立場をとっています。彼はFOXニュースでこう言っています。

「マイケル・ジャクソンが亡くなった時、私はマイケル・ジャクソンと親しくしていたことを思い出したよ。私はマイケル・ジャクソンのことはよく知っていた。そして誰もがマイケル・ジャクソンについてコメントしていた。驚いたね、彼はそんな人々のことは知らないのに。でもそんなものだ。政治の世界はとても奇妙な世界でね、誰もが関わりたがるし、あれこれ言うのさ。自分で言っていることがわかっていない。そういうことをしょっちゅう見聞きしているよ」。

ウィラ:そうですね。その通りです。ドナルド・トランプとマイケル・ジャクソンの長い付き合いでは、会話の中で、たとえば先ほどの、ナショナル・エンクワイアラーを読んでいる場面などでは、メディアの偏見が話題に上っていたのは明らかですよ。

リーシャ:会話の話題に上ったものは他にもあるのではと私は思っています。ネバーランドの筆頭オーナーのトム・バラックは、トランプの経済アドバイザーの一人に挙げられています。実際、共和党大会ではバラックが、トランプと彼の娘を紹介する役でした。

ウィラ:本当ですか?そういうつながりは考えていませんでした。ちょっとショックですね、理由がまったく説明できません。

リーシャ:私も納得できません。ネバーランド売却計画に対して「悲しいこと」とマイケル・ジャクソン・エステートが声明を出したことを考えればね。マイケル・ジャクソンの子供たちがネバーランドを家族のままにしておいて欲しいと思っていることを示すツイートなどを見たことがあります。でも、そうはならなそうですね。

ウィラ:ブラッド・サンドバーグとの会話で議論となりましたが、ネバーランドは所有物の一つにとどまらないものだったのです。マイケル・ジャクソンが最も力を入れた実験的アート作品の一つでした。現在は取り壊されてしまいましたが。いろいろな意味で、まったくの悲劇です。

リーシャ:おっしゃる通り。

ウィラ:ところでマイケル・ジャクソンとドナルド・トランプの間には長く入り組んだストーリーがあります。クリントン夫妻もそうです。ビル・クリントンの大統領就任セレモニーで歌っていますしね。その他、長いキャリの間に多くの大統領と付き合いがありました。次回以降にお話しようと思います。

リーシャ:突っ込んだ話が待ちきれませんね!

(おわり)

注記:ワシントンDCの国立アフリカン・アメリカン歴史文化博物館のオープニングにあたり、C-Spanがすばらしいビデオを投稿しています。同博物館が入手したマイケル・ジャクソンの衣装について同館館長のロニー・バンチと語る様子です。



Source: Dancing with the Elephant

大統領選:マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプ(その2)

ウィラ:それは面白い解釈ですね。いいところに気づいたのではないでしょうか。まさにその次の日、アンダーソン・クーパーに対しトランプが、「マイケル・ジャクソンとは大親友だったよ」というわけです。そのインタビューの映像です。



リーシャ:つまりそういうことです。アメリカ大統領選挙でなぜ自分が候補者として選ばれるべきなのかという訴えの中で、ドナルド・トランプはマイケル・ジャクソンとの友情について力説しているのです。

ウィラ:そう、そして私はこれが意味することを解き明かそうと考えていました。このインタビューで、ドナルド・トランプは「マイケル・ジャクソンの本当の話を知っている」、彼の世界を良く知っている、と強調しています。私はトランプがマイケル・ジャクソンについて語っている多くに同意できません・・・ここでも、彼について語っているそのほかの機会でも・・・彼のことをまったく知らないと言っているに等しいですから。でも、彼と親友だったとことさらに強調しようとするその姿勢が印象的でした。

仰る通り、それはパワー・ムーヴなのかもしれません。あるいは、自分はポップ・カルチャーに親しみがあってただのビジネスマンじゃない、ということを示そうとしているのかもしれません。つまるところ、トランプはポップ・カルチャーのパワーに大いなる敬意の念を抱いているのです。「アプレンティス」(アメリカのリアリティ番組)のホスト・・・一時期、ラトーヤ・ジャクソンも出演していましたね・・・を14年間務めた人ですから。カジノや航空会社などの自身の帝国が崩壊したのち、そこから挽回するためにこれを利用したのです。今や不動産王ではなくセレブであり、彼の富は物的資産よりはむしろ彼の名前の上に成り立っています。このような人はセレブとしてのマイケル・ジャクソンのパワーに価値を認めるでしょうが、人として、あるいはアーティストとしてどれほど理解していたかという点についてはよくわかりません。

リーシャ:すばらしい着眼点ですね。トランプ自身の言葉が、彼がマイケル・ジャクソンについてあまり知らないということを示していますよ。兄であるジャーメインはこのことに言及し、彼の言葉に腹を立てていたようです。

ウィラ:そう。ジャーメインはこのインタビューの後にツイートしています。「マイケルのことで自慢話をしたところであなたはクールではないし、選挙でも勝てないだろう。ウソの事実を持ち出している限りは」。

リーシャ:ジャーメインは、マイケル・ジャクソンはトランプを政治的にサポートすることはなかっただろうとほのめかしていますね。でもマイケル・ジャクソンについて興味深いのは、あらゆる政治志向の人々ともなじんでしまうということです。

ウィラ:それは間違いなく本当ですね!そしてマイケル・ジャクソンはドナルド・トランプと長年の知り合いだったということもまた真実です。たとえば、1990年のトランプ・タージマハルの竣工式の間、彼はトランプのそばにいました。ここに映像があります。



リーシャ:ドナルド・トランプについてのいろいろな報道で数え切れないくらい何度もこの映像を見ましたよ。トランプの成功の要因の一つはマイケル・ジャクソンに関心を持ってもらえたことだと思います。トランプ・タージマハルを報じているレポーターのアレックス・コノックがこれに関して最近面白い記事をスペクテイター誌に書いています。トランプ・カジノのオープニングでマイケル・ジャクソンが生み出した狂乱について、「ジャッコの到着よりもすごいことがあるとすれば、クレオパトラ女王が生き返ってアメックスのゴールドカードを使ってチェックインするくらいしかないだろう」。侮蔑的呼び名を持ち出してごめんなさい。でも私はこの一文が、その場の雰囲気を完璧に捉えていると思うんです。

コノックはイベント後のプライベート・ジェットに彼らと同乗したことも書いています。マイケル・ジャクソンがナショナル・エンクワイアラー紙のコピーを持ってきていて記事をトランプに見せていたそうですよ!

ウィラ:それは面白いですね!マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプが隣り合って座りナショナル・エンクワイアラーを読んでいるところを想像できますか?おかしいですね!その記事にはトランプのことが書いてあったにちがいありません。二人でそれを読んで話をしていたんですよ。写真が撮ってあればなあ・・・

リーシャ:そう、彼もそう思っていますよ。カメラ持込、撮影は厳禁だったそうです。エンクワイアラーを読んでいるトランプとマイケル・ジャクソンの写真があったとしたらどれほどの価値があったでしょうね。

ウィラ:今頃何度もその写真を見ていただろうことは間違いないですよ!トランプ・タワーの中には長い間マイケル・ジャクソンのアパートメントがあったと聞いたことがあります。何か知っていますか?本当なら、二人は時々会っていたと想像できます。

リーシャ:最近まで見たことありませんでした。そのアパートメントは現在売りに出されていて、だから広告が出されているんです。なかなかの写真つきです。

彼ら二人に付き合いがあった、お金持ちとセレブの(文化的)象徴のような二人に付き合いがあった、という見方は興味が湧きますね。

ウィラ:ええ、マイケル・ジャクソンがトランプとの時間を楽しんであろうその理由についてはわかります。彼にはいろいろな色があるんですよ。ある意味、P・T・バーナムのような。マイケル・ジャクソンはいろいろな色のある人物に惹かれるんです。

リーシャ:トランプが、どんな評判でもよい宣伝だ、と言うのを聞くたびに、マイケル・ジャクソンがP・T・バーナムの手法を教えたのではと考えてしまうんです。

ウィラ:私もです!

リーシャ:いろいろな意味で、トランプはショーマンです。現在の大統領選挙では非常に役に立つ要素だと思います。共和党全国大会でのトランプのドラマチックな登場を茶化したジミー・ファロンを見ましたか?



ウィラ:見ましたよ!「Smooth Criminal」の部分が素晴らしかった!

リーシャ:大笑いでしたね!

ウィラ:でも、マイケル・ジャクソンはドナルド・トランプと長い時間を過ごした一方で、数年前に「MJ Academia Project」で指摘したように、「Money」では微妙に彼を批判しているということには注意しなければならないと思うんです。残念ながらこの時のビデオは現在見ることができませんし、記録もなくなるようです。でも「Money」の音風景の中で、マイケル・ジャクソンは冷酷で道徳心のない大物たちを列挙しています。

この曲は金銭欲への手厳しい批判に終始しています。こんな風に始まります。

マネー
そのためにウソをつき
そのために覗き見し
そのために殺し
そのために死ぬ
なのに君はそれを信頼と言う
でも僕は言う
強欲と渇望の悪魔のゲームだ
彼らは気にしない
彼らはマネーのために僕に何かをする
彼らは気にしない
彼らはマネーのために僕を利用する
なのに君は教会へ行き
聖なるお言葉を読む
それはいつもの行動だ
まったく馬鹿げている
彼らは気にしない
彼らはマネーのためなら人殺しすらするだろう
躊躇なくやる
マネーのためのスリルを
君は国旗に敬礼し
国家は君を信頼する
君はバッジをつける
一握りの者たちと呼ばれる
そして君は戦争を戦う
兵士はやらねばならない
僕は決して裏切らないし、騙さない、友よ、でも
君が現ナマを見せれば
僕は受け取る
君が泣けといえば
僕はウソ泣きする
君が手を差し出せば
僕は握手をする
君はマネーのためなら何だってする

厳しい批評ですね。さらに「Money」のサウンドを注意深く聞くと、3:18あたり、マイケル・ジャクソンは言っています。「それが欲しいなら、それを尊厳をもって手に入れたいなら」、に続き、「尊厳をもって手に入れる」からは程遠い悪徳資本家たちのリストを読み上げます。「ヴァンダービルト、モーガン、トランプ、ロックフェラー、ハインド、ゲッティ、ゲッティ、ゲッティ・・・・・」

(その3へ続く)

大統領選:マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプ (その1)

リーシャ:ええと、アメリカは今年は大統領選ですが、とても騒がしいですね、いつも以上だと思います。そして少なからず私を困惑させているものがあります。ウィラ、今回の大統領選で、マイケル・ジャクソンという名前が何度取り上げられたか気が付きましたか?

ウィラ:もちろん!

リーシャ:例えば先週、プロモーターのドン・キングが決起大会でドナルド・トランプを紹介したことがトップニュースとなりました。話題となった彼の発言の一部です。

「私はマイケル・ジャクソンに言った、こう言ったんです。君が貧しいなら、君は貧しい二グロだ・・・私はこういうNワード(注:黒人に対する差別的呼称のこと)を昔よく使っていましたが・・・だがもし君が金持ちなら、君は金持ちの二グロである、と。知性的なら、知識人なら、知性のある二グロだ。ダンスやスライドやグライドがうまいニガーなら・・・つまり二グロなら(笑い)、君はダンスやスライドやグライドがうまいニグロだ。だから、わざわざケンカをするな、同化する事など出来ないのだから。つまり、君は死ぬまで二グロなんだよ」

ウィラ:そう、リーシャ、マイケル・ジャクソンが生きていた何をしていたか、あるいは何をしなかったか、ということを推測することはあまり気が進みませんが、ドン・キングのコメントを評価したとは思えません。これを聞いて、私はすぐに、キングがビクトリー・ツアーの終わりに言ったことを思い出しました。

「マイケルが知らなければならないこと、それはマイケルがニガーだということだ。どんなに歌やダンスがうまくても関係ない。彼が飛び跳ねようが私は関心がない。彼は世界の大スターの一人だが、ニガーの大スターだ。彼はそのことを受け入れなければならない。理解するだけでなく、受け入れるんだ。そしてニガーでありたいのだと誇示することだ。なぜかって?ニガーにそれができるということを示すためさ」

リーシャ:おお、ランディ・タラボレッリの本に書いてあるやつですね?ドン・キングは同じことを言っているんですね!

ウィラ:そっくりですよね?タレボレッリによれば(彼も情報源としては問題が多々あると思う)、マイケル・ジャクソンはキングのコメントに激怒し、訴えようとしたとのことですね。弁護士だったジョン・ブランカにこう言ったようです。「あの男は初日からずっと我慢の限界ギリギリだった」。

リーシャ:うーん、よくわかりません。この時、ドン・キングはマイケル・ジャクソンを叱ったのでしょうか?それともアメリカ文化における人種的分断について重要な指摘をしたのでしょうか?タラボレッリの書き方では、ビクトリー・ツアーの次のレグでのパフォーマンスに彼が同意しないのでキングがたしなめたという印象です。でも最近のキングの発言を考えると、そうとも言い切れません。

ウィラ:あるいは両方なのかも。つまり、アメリカでは黒人と白人の間に埋められない溝がある、もしマイケル・ジャクソンがその溝を乗り越えられると信じているなら、彼はバカである、とドン・キングは言っているように思います。

リーシャ:その通りだと思います。キングがまさに言ったように、「わざわざケンカをするな、同化することはできない」ということですね。

ジャーメインの著書「You Are Not Alone: Michael Through a Brother’s Eyes」ではこの話について別の説明がされています。ジャーメインによれば、ドン・キングの発言は違う文脈の中でなされたものということで、彼はこう言っています。

「ドンは、気配りや調整で褒められたことはない。そしてその巨大なエゴゆえに彼はプロモーターなのだ。彼は図々しく、しかし人目を引く男だった。彼(最強に騒々しい)とマイケル(寡黙なソウル)のやり取りを見れば、子供と、いかがわしいとしか思えない面倒な叔父という感じに見えただろう。あるミーティングを私は忘れることができない。ショーの演出について議論していた時のことだ。マイケルは、ファンに何かお返しがしたい、レベルを上げたいと力説していた。

『マイケル!』ドンはマイケルの発言を一刀両断した。『忘れるな。君が金持ちのニガーであろうと貧乏なニガーであろうと、ただのニガーであろうと関係ない。どんなにビッグになろうとも、この業界は君をニガーとして扱うんだよ』。言いかえれば、彼の考えによれば、音楽業界に仕える身なのだから、それ以上に力を持とうとするな、ということなのだ。その部屋にいた全員が凍りついた。音楽業界が人を煙に巻いている(煙を吐いている)とするなら、ドンはストレートに氷の息を吐いたのだ。

最初に笑って沈黙を破ったのはマイケルだった。彼はある意味、面白いと思った。そして怒ることもなかった。私たち全員がそうだった。黒人が黒人に対し、ずっとこんな話してきた。そしてこのような会話は、インディアナ州ゲーリー出身者にとって、おかしいというほどのことではなかったのだ。(pp243-244)」

ウィラ:まあ、完璧に違う解釈ですね。タラボレッリとジャーメイン・ジャクソンの異なる説明をこんな風に並べてみると目からウロコですね。見る者によって、同じストーリーが劇的に異なる見方や解釈をされるということをよく示しています。

リーシャ:その通りですね。ジャーメインは、ドン・キングが音楽業界全体にわたる人種差別について言っているのだと考えていたようですね。兄弟たちも同じように理解していたとジャーメインは考えていたということです。

ウィラ:そう、この違いは重要ですよ、リーシャ。まったく違う状況が見えてきますからね。でもマイケル・ジャクソンの本心がどうだったか知るのは難しいです。彼は人種や人種差別について率直に言い合うことをよしとしていました。ジャーメインが言うように、彼はキングのコメントを評価したかもしれません。でも、ビクトリー・ツアー中、彼はキングが自分の意見を代弁しているととられることを嫌っていたというのは広く知られた事実です。実際、彼は、「キングが許可なくマイケルの代理であるとして他人と接触するかもしれない」と書面で注意を与えています。

これ以前にも、ビクトリー・ツアーのプロモーターとしてドン・キングを起用することを希望していなかったとマイケル・ジャクソンは明言しています。しかしながら、彼の父と兄弟たちがキングを支持しました。彼が巨額の報酬を約束したからです。そのためマイケル・ジャクソンの主張は却下され、キングが雇われました。結局、彼の主張は正しかったと証明されたと私は思いますが・・・ドン・キングはビクトリー・ツアーの舵取りをするような経験はありませんでした。このことがジャーメインの説明に影響しているかもしれません。表面上の緊張感にもかかわらず、マイケル・ジャクソンはドン・キングのことが本心では好きだった、とジャーメインは言っているようです・・・そうかもしれないし、違うかもしれません。

リーシャ:私もそう思います。ドン・キングの味方をするつもりはありません!私の考えは、ボクシングはコンサートのプロモーターとは似ても似つかないということです。だから、ビクトリー・ツアーでの彼は素人同然ではなかったかということです。でも、アメリカの文化と音楽業界のかかわりについてこうした意見を言っていた彼は、役に立とうとはしていたというように思えます。

そしてこうも思うのです。彼は彼の言い方でドナルド・トランプに注文をつけたのだと。彼はスピーチで強調しています。トランプを支持するのは、アメリカの政治システムは破壊して作り直す必要があるからだ。それは、アメリカの政治システムは女性と黒人に対する不平等が土台になっているからだ、と。

ウィラ:そして、Nワード(マイケル・ジャクソンも"This Time Around"で使っています)を使ったことで巻き起こった議論の中で忘れられていますが、これは実に戦いの呼びかけなのです。ドン・キングもマイケル・ジャクソンも、Nワードを人種問題に目を向けさせるために使っています。だから私にとってNワードそれ自体はこの場合においては問題ではありません。ドン・キングが組織的人種差別について強い調子で述べている、そして残念なことに彼の言葉の中には多くの真実がある、ということについてはあなたの言う通りだと思います。

でも一方で、キングは、人種差別は不変であり、変わる可能性もないとも言っているように思えます。マイケル・ジャクソンが何をしようとも、音楽業界の人々もそれ以外の人々も、人種というレンズを通して彼や有色人種の人々を見ているのだということです。マイケル・ジャクソンはこのことについてはまったく同意しないだろうと私は思います。

彼は、特に成長してからは、人種差別について強く語っています。彼のキャリアは、アートや特異な文化的立ち位置を通じて人々の信ずるものや大局観を変えられるという信念の上に立っています。彼はアートを変革の力とみなしていました。そして私は、彼は自分が偏見や先入観を変えられる、人々の心を変えられると信じていたと思います。

リーシャ:心の底から同意です。とんでもない反発を受けつつも文化を型にはめることに断固拒否するマイケル・ジャクソンは、アメリカ社会にインパクトを与えました。私たちが想像する以上です。マイケル・ジャクソンが落胆したというより、むしろ、ドン・キングは、折り合いをつけるようにと促した制約に刃向かうことを結果としてマイケル・ジャクソンに促したのではないか、というように思えます。

ウィラ:それは面白そうな疑問ですね。「ダンスし、スライドし、グライドするニグロ」を逸脱しないということを受け入れろというキングのアドバイスは、それが間違っていることを証明してやるという思いをマイケル・ジャクソンに抱かせた。目に浮かぶようです。

リーシャ:まったくその通りですね。それ以外には想像ができませんよ。

でも、この選挙でマイケル・ジャクソンの名前を出したのはドン・キングだけではありません!トランプ自身も、マイケル・ジャクソンとの友人関係にあったと広めようといろいろやっていました。マイケル・ジャクソンがいかに文化というものを推し進めたのかということを物語っていると私は考えています。例えば、ここにジョナサン・アーンスト(ロイター)の写真があります。共和党予備選挙で勝利したドナルド・トランプの記事とともに掲載されているものです。

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トランプの支持者の一人がこの写真にサインを求めています。明らかです。でもトランプはただサインして返すのではなく、プレスにこの写真を誇らしげにひけらかすのです。これはパワー・ムーヴ(ブレイクダンスの言葉で大技のこと)だと私は思いましたよ。ヘイ!見てよ!俺はすばらしい、パワフルだろ?これがマイケル・ジャクソンと会ったことのある証拠さ!という感じです。

(その2に続く)

ファッションにはマイケル・ジャクソンが垣間見える

彼の早すぎる死以来、ファッション・デザイナーたちはマイケル・ジャクソンの追従を許さないスタイルを讃え、傾倒を深めてきた。変幻自在の彼は数多くの象徴的な瞬間を世界に供給した。すなわち、きらめく片方だけのグローブ、飾りをたくさんつけたミリタリー・ジャケット、「Beat It」や「Thriller」からはジェームズ・ディーン風の赤い80年代レザー・ジャケット、そして9分間のヴィジュアル「Smooth Criminal」の白いフェドラだ。

今朝(2017年5月24日)、シュプリームが献身的ファンに向けて発表を行った。Thriller期のMJの写真をプリントしたスケートボード、Tシャツ、パーカー、ボタンダウンのシリーズが明日発売されるというものである。アナウンスに先駆けて、同ブランドが亡きスターにささげるトリビュートのうわさがここ数週間の間に出回っていた。あるシュプリームの掲示板のユーザーはこのニュースに反応し、「神のお恵みのようだ」と書いている。シュプリームが直前になって発表し、ハイプビーストのファンたちに貯金箱を壊したり、親にお金をせがんだり、カードの使用限度額をチェックするという暇を与えないということを考えれば、シュプリームは今回のコレクションが明日には陳列棚から消え去るということに自信を持っているに違いない。なぜかって?それはマイケルがファッションだからだ。

ポップ・カルチャーにおいて、ジャクソンに関わることがこのところ話題になっている。昨年のヒラリー・クリントンの党大会でのスピーチで、レディー・ガガはジャクソンの古いジャケットを着ていた。ビヨンセはスーパーボウルのハーフタイムショーでの「Formation」で、キング・オブ・ポップが1993年のハーフタイムショーで着用していたスタッド・ミリタリー・ジャケットを再現した。バルマンのクリエイティブ・ディレクター、オリヴィエ・ルスタンが晩年のジャクソンの美学を盛んに汲み取っていることを考えると、一つのトレンドがあることを否定することは不可能だ。だが、ジャクソンのファッションにおける影響は今に始まったことではない。

明日の朝、シュプリーム×マイケル・ジャクソンのコラボレーションの争奪戦に参加する前に、今は亡きスタイル・アイコンへのファッション・トリビュートの中でも最高なものをいくつか振り返ってみよう。

フィリップ・トレーシー
2013年春のファッション・ショーで、英国人デザイナーのフィリップ・トレーシーはマイケル・ブッシュとデニス・トンプキンスに、アバンギャルドな彼のデザインの帽子に合わせるマイケル・ジャクソン風の衣装の製作を依頼した。再現された「Thriller」の"M"チームのジャケットや、「HIStoryツアー」の宇宙飛行士風のジャンプスーツ、ビデオ「Bad」の威嚇的なロング・ブーツがランウェイに登場した。「これらの衣装は8万人が入ったスタジアムに見合うように作られていますが、まるでオートクチュールのような作りなんですよ」とトレーシーはショーでニューヨーク・タイムズ紙に対して語っている。「途方もないことというセンスにおいて他の誰もマイケル・ジャクソンにはかないませんよ」。

バルマン
ジャクソンはステージ以外でバルマンの服をよく着用し、キングによく合う、スパンコールつきのものを着こなしていた。ジャクソンの死の数カ月後、バルマンは2009年の春夏コレクションのために、眩いばかりのミリタリー・ジャケットのシリーズを製作した。バルマンの輝くジャケットは、ストリート向けというより、ジャクソンがそのステージに立てなかった「This Is It」コンサート向けにデザインされたもののようであった。2011年にルスタンがクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、バルマンは100ものジャクソン関連シリーズを始めている。バルマン × H&Mのカプセルコレクションでは、ラスタンは白いスーツに肩パッド入りフーディー、ミリタリー・ブーツを製作した。これらはジャクソンの真髄である。



レディー・ガガ
2013年のハワード・スターンとのインタビューで、レディー・ガガはマイケル・ジャクソンの服を購入した理由を説明した(購入に数百万ドル使ったのかとの問いには否定も肯定もしなかった)。「マイケルの服を買った理由は、私のツアー衣装は私が着るどんなものよりも私にとって大事だからよ。彼がいない、そして彼の服が売りに出されているという事実がとても不快で、本当に腹が立ったの」。

ガガは彼女の広大なアーカイブから唯一数点だけ着用している。おそらくは「Man in the Mirror」や「They Don't Care About Us」などの曲に込められたジャクソンの政治的メッセージに則り、ガガはヒラリー・クリントンの応援スピーチで彼のスーツの一つを着用した。

「大事にしまってあるわよ」とガガはスターンに語った。「室温管理の部屋にあるからきちんと保存されてるわよ。彼のためにミュージアムを作って、そのお金を彼が大事にしていた基金に寄付するわ」。

メゾン・マルジェラ
2008年、メゾン・マルジェラはビデオ「Thriller」をヒントにレザー・ジャケットを発表した。色使いは反転され、"V"のサインが赤でそのほかの部分が黒とされた。このコレクションにはそのほかに赤のスキニー・パンツも入られたが、これは80年代のジャクソンのストリート・スタイルを連想させるものだ。



ビヨンセ
ビヨンセは昨年のスーパーボウルのハーフタイムショーでの"Formation"のパフォーマンスについて批判を浴びた。保守的なブログやニュース番組で、ショーが「好戦的」だとされたのだ。その理由の一つは、ビヨンセがミリタリー・ジャケットを全面に押し出したからだが、これはマイケル・ジャクソンが着用していたもののレプリカだった。ビヨンセはレオタードの上からこのジャケットを着用し、ジャクソンと自分自身の美学を融合したのだった。

一部の評論家はこの衣装がハーフタイムショーとしては度が過ぎていると批評したが、ジャクソンのミリタリー・ジャケットは、"クイーン・ベイ(ビヨンセのこと)"の悪びれないブラックパワーへの賛歌と完璧にマッチしていた。このジャケットは、1993年のマイケル自身によるハーフタイムショーのものだ。ジャクソンのパフォーマンスはハーフタイムショーの重要性についての一つの転機となった。彼の高いプロダクションは、初めて、試合そのものよりも高視聴率となったのである。


■fashion is having a michael jackson moment

Since his untimely death, fashion designers have developed an affinity for honoring the inimitable style of Michael Jackson. The chameleonic singer provided the world with a plethora of iconic style moments: the single sequined glove, ornate embellished military jackets, those James Dean-meets-the-80s red leather jackets from "Beat It" and "Thriller," and that white fedora from the nine-minute-long "Smooth Criminal" visual.

This morning, Supreme delivered a short notice to its devoted fans: a collection of skateboards, t-shirts, hoodies, and button-downs printed with a photo of MJ during his Thriller years will be released tomorrow. Prior to the announcement, rumors of the brand's tribute to the late star had been brewing for weeks on the internet. One Supreme Reddit user reacted to the leaked news with, "This drop is like a blessing from God to me." Considering Supreme's last minute confirmation, barely giving its hypebeast fans time to smash their piggy banks, beg their parents for cash, and/or check their credit card limit, Supreme must be confident the collection will fly off shelves tomorrow. Why? Because Michael is fashion.



Jackson references are appearing in pop culture at a breakneck speed. Giving a speech at a rally for Hillary Clinton last year, Lady Gaga wore one of Jackson's old jackets. And for her performance of "Formation" at last year's Super Bowl Halftime Show, Beyoncé recreated the studded military look the king of pop wore during his own 1993 halftime show. With Balmain creative director Olivier Rousteing heavily drawing from Jackson's aesthetic during his later years, it becomes impossible to deny there is a trend here. But Jackson's influence on fashion is nothing new.

Before you try to cop a Supreme x Michael Jackson piece tomorrow morning, take a look back at the most memorable fashion tributes to the late style icon.

Philip Treacy
For his spring 2013 fashion show, British designer Philip Treacy turned to Michael Bush and Dennis Tompkins to create Michael Jackson-inspired outfits to accompany his signature avant-garde hats. The runway show featured recreations of the "M" varsity jacket from "Thriller," the astronaut-inspired jumpsuit from the HIStory Tour, and those intimidating knee-high boots from the "Bad" video. "These clothes were designed to fill a stadium of 80,000 people, yet they are made like haute couture," Treacy told The New York Times at the show. "Michael Jackson did better than anyone the sense of the extraordinary."

Balmain
Jackson frequently wore Balmain off-stage, rocking the brand's sequined and embezzled pieces fit for a king (of pop). A few months after the star's death, Balmain created a series of excessively bedazzled military jackets for its spring/summer 2009 collection. Balmain's sparkling jackets seemed to be designed less for the street and more for the planned This Is It concert series Jackson never got to perform. Since Rousteing became creative director of the French luxury brand in 2011, Balmain has cranked the Jackson vibes up to 100. For the Balmain X H&M capsule, Rousteing created white suits, shoulder pad hoodies, and military boots that were quintessential Michael.

Lady Gaga
During a 2013 interview with Howard Stern, Lady Gaga explained why she bought Michael's clothes — not denying or confirming Stern when he said she had spent millions on them. "The reason I bought Michael's clothes is because my tour clothes mean more to me than anything that I wear," she explained. "With Michael the fact that he's not here and his clothes were being sold made me feel really uncomfortable and it made me feel very upset."

Gaga has only taken to wearing a few pieces from her vast archive. Perhaps in keeping with Jackson's political messages in songs like "Man in the Mirror" and "They Don't Care About Us," Gaga wore one of his suits during a rally speech for Hillary Clinton. It was a great fashion moment: a pop star of today becoming a pop star of the past.

"I take care of them," Gaga also said to Stern. "They're in the right room temperature so they can be preserved and I'll put together a museum for him and donate the money to a foundation he liked."

Maison Margiela
In 2008, Maison Margiela released a leather jacket inspired by Jackson's in his "Thriller" video. The colors are inverted, the signature "V" being red on Margiela's and the rest of the jacket black. Also included in the collection was a pair of skinny red pants that were very reminiscent of Jackson's street style during the 80s.

Beyoncé
Beyoncé came under fire for her performance of "Formation" at last year's Super Bowl Halftime Show, with a number of conservative blogs and news programs calling the show "militant." One big reason behind that was Beyoncé's imposing military jacket — a replica of one worn by Michael Jackson. The singer wore the jacket over a leotard, meshing together her own signature aesthetic with Jackson's.

While some critics called the outfit too risqué for the halftime show, Jackson's military jacket fit in perfectly with Queen Bey's unapologetic celebration of black power. The jacket is from Michael's own 1993 Super Bowl Halftime Show. Jackson's performance marked a shift in the importance of the halftime show, his high-production show being the first time viewership increased between halves of the game.

Source: Vice

エステートが声明、LifetimeとNetflixのプロジェクトは許可していない

マイケル・ジャクソン・エステートが声明を発表し、Lifetime TVとNetflix(最近ある脚本を入手)が計画している2件のマイケル・ジャクソン・プロジェクトについて、エステートは許諾していないと明言した。同声明では、計画中で未発表のプロジェクトがいくつか存在していることも示唆している。

先週Lifetime TVが、"Michael Jackson: Searching For Neverland"のトレーラーを発表した。これは、マイケル・ジャクソンの元ボディガードのビル・ホイットフィールドとジャヴォン・ベアードによる2014年の著書「 Remember The Time: Protecting Michael Jackson In His Final Days」を元にした番組だ。マイケル・ジャクソンのインパーソネーターのNaviがマイケル・ジャクソンを演じており、今月末にも放映されることになっている。

そしてNetflixが、ペットのチンパンジー、バブルスの目から見たマイケル・ジャクソンの生涯という脚本について権利取得間近との報道がなされた。アイザック・アダムソンによる従来とは異なるこの伝記はハリウッドのザ・ブラックリスト(映像化が望まれる脚本)の2015年度のトップとなっており、「ソー:ラグナロク」の監督タイカ・ワイティティがマーク・グスタフソンと共同でこのストップ・モーション・アニメーションの指揮を執ることになっている。関係者がハリウッド・レポーターに語ったところによると、契約額は2000万ドルに迫るもので、世界中への配信の権利も含まれているという。

声明でエステートは、発表されている内容はジャクソンの「音楽と写真、ビデオ、映像」の無断使用でありジャクソンのレガシーを不当に利用しようとするものだとして告訴も辞さないと暗示している。さらに「数多くの計画中のプロジェクト」があり、それらは上記の作品とは異なり、「マイケルの生涯とレガシーを敬い、讃え、祝う」ものだとしている。遺言執行人らによると、これらのプロジェクトについては発表する段階ではないという。

マイケル・ジャクソン・エステートからの声明全文
「最近報道されている無許可のマイケル・ジャクソン・プロジェクト(Liftetime TVのテレビ映画およびNetflixが入手したアニメーション映画の脚本を含む)に関する混乱と誤解を解消するために・・・・マイケル・ジャクソン・エステートは、マイケルの音楽や写真、ビデオ、映像を含むエステートが保有する権利について、マイケルのレガシーを利用しようとする無許可のプロジェクトにおいては、一切の許諾、許可を与えておりません。エステートは多くのプロジェクトを進行しておりますが、それらはすべて、マイケルの生涯やレガシー、世界中のファンの皆さんを感動させた類まれなる芸術性を敬い、讃え、祝うものであります。発表する準備が整い次第、遺言執行人から発表されます。マイケルが自らの作品について何度も言っていた様に、自らの名を冠するには十分なクォリティが必須なのです」。

■Michael Jackson Estate Issues Statement Not Sanctioning Lifetime and Netflix Projects

The estate also said it has "numerous projects in development.'

Michael Jackson's estate today released a statement saying it did not sanction two upcoming Michael Jackson projects, one by Lifetime TV and another for which a script was recently purchased by Netflix. At the same time the estate indicated it has several unannounced Jackson projects in development.

Last week, Lifetime TV released a trailer for its film Michael Jackson: Searching For Neverland based on Remember The Time: Protecting Michael Jackson In His Final Days, a 2014 book written by Jackson’s bodyguards Bill Whitfield and Javon Beard. Michael Jackson impersonator Navi stars as the late pop icon. The film is slated to be released later this month

News also broke that Netflix was nearing a deal for a script on the life of Michael Jackson as told from the perspective of his pet monkey Bubbles. Isaac Adamson penned the non-traditional biopic, which was the top title on the 2015 Black List. Taika Waititi, who directed the upcoming Thor: Ragnarok, was slated to co-helm the stop-animation feature with Mark Gustafson. Sources told The Hollywood Reporter that the deal neared $20 million and included worldwide rights.

The statement from the estate implied that litigation could follow for what it is claiming is unauthorized use of Jackson's "music, images, video and films" that seek to exploit Jackson's legacy.

The estate also claimed it has "numerous project in development" which, presumably unlike the aforementioned projects, "respect, honor and celebrate Michael’s life and legacy." The executors said they were were not yet ready to announce these projects.

Full statement from the Michael Jackson Estate:

"To clear up any confusion or misperceptions about unsanctioned Michael Jackson projects currently in the news -- including a Lifetime television movie and an animated film script recently purchased by Netflix -- the Estate of Michael Jackson does not license or permit the use of any rights it owns, including to Michael’s music, images, video and films, for use in unauthorized works seeking to exploit Michael's legacy. The Estate itself has numerous projects in development, all of which respect, honor and celebrate Michael’s life and legacy along with his extraordinary artistry that touched fans throughout the world. When the executors are ready to announce them, they will. As Michael said countless times about his own work, the quality goes in before the name goes on."

Source: billboard.com

テディ・ライリーがマイケルから学んだこと

先日Boomboxが行ったインタビューで、音楽プロデューサーでニュージャック・スウィングの創始者テディ・ライリーが、マイケル・ジャクソンとの仕事を通じて学んだことを語っている。テディ・ライリーはマイケルの楽曲「Jam」、「Remember The Time」、「In The Closet」等でマイケルと共同プロデュースを担当している。

音楽業界歴30年以上のライリーは伝説として認識されており、近年ではその才能を海を越えた韓国でも発揮している。 Girls Generation、EXO、 Jay Park、SHINee、RaNiaそしてf(x)といったK-popのアーティストたちが新たなヒット曲を生み出す手助けをしているのだ。

インスピレーションはどこから?という問いに対し、ライリーは、今でも聴かれ、愛される彼の曲を生み出したインスピレーションとなった一人はマイケルだと述べている。

「ビルボードのインタビューでマイケル・ジャクソンについて、彼の近くにいるとカレッジに通っているように感じた、なぜなら、多くのことを学んだからだ、と仰っていますね。マイケル・ジャクソンから学んだ中で最も大事なこととはあなたにとって何でしょうか?」と問われ、ライリーはこう答えている。

「学んだ中で一番大事なことは、ピアノやドラム・マシーン、シンセサイザーなんかを使ってどう書くか、ということだね。伝統的なやり方というのは、ピアノの前へ行き、あるいはバンドを編成し、アイディアを考えてそれをギタリストやベーシストに言ってプレイしてもらう。こんな風にやろう、とか、シンガーが数行歌ってみて、ギタリストやキーボードがそれに合うように考える。これが伝統的なやり方だけど、多くの場合、それをすでにやってもらっていて、それに向かって書くということがあるんだ。それは伝統的なやり方じゃないし、有機的でもない。書いてはいるけど、昔の人たちがシンプルにピアノや、もっといえば単にフレットに合わせて書いていたのと比べると有機的じゃないんだ。僕はそういうことをすべて見てきた。40人、60人、100人編成のオーケストラとのセッションも見てきた。『Heal The World』をやるときにはその場にいたんだ。フルオーケストラで、それを見たときに言ったんだ。『僕もやりたいよ、マイケル。どの曲でやる?』ってね。そしてやったんだよ、『Someone Put Your Hand Out』って曲で。ジェレミー・ラボックっていうすばらしいコンポーザーに恵まれてね、ストリングスやオーケストラのパートを書いてもらったんだ。そしてInvincibleでもう一回やったよ。『Don’t Let Go Of My Hands(Whatever Happensに改題)』、ともう一曲、『Don’t Walk Away』だ。この2曲はオーケストラとやったのさ。カレッジの授業だよ。最高だね。最高に有機的だ」。


■Teddy Riley Shares What He Learned From Michael

In a recent interview with Boombox, music producer and the man behind New Jack Swing, Teddy Riley, speaks about what he learned from working with Michael Jackson. He was the co-producer of Michael’s ‘Jam,’ ‘Remember the Time,’ ‘In The Closet’ and more.

Spending over thirty years in the music industry, Riley is classed as a legend. He has taken his talents overseas to South Korea over the past few years and has helped create new hits for some of the biggest K-pop acts including Girls Generation, EXO, Jay Park, SHINee, RaNia and f(x).

When Riley was asked who were some of his inspirations, he stated that Michael was one of the artists that inspired him to make all of his music that everyone is still enjoying and loving today.

When questioned; “You mentioned Michael Jackson in a Billboard interview, you said that when you were around him it felt like going to college because you were learning so much. What was the most important lesson you learned from Michael Jackson?” To this Riley replied;

“Well the most important thing that I have learned is how to write to piano more-or-less than a drum machine and synthesizers and all of that stuff. So the traditional way of writing is you get to a piano or you get a band in the room and you just come up with ideas and you tell the guitar player or the bass player to play this, let’s go this way or the singer will sing a few lines and the guitar player or the keyboard player would come up with something that will accompany the lines and the idea and that’s the traditional way of writing. Most times, people, have it already done and they start writing to it. That’s not traditional, it’s not organic. It’s still writing but it’s not as organic as how the traditional folks did it back in the day with just a piano or just writing it to frets and I’ve seen and I’ve witnessed all of that. I’ve witnessed having a session with forty to sixty to a hundred piece orchestra. I’ve been there when they did ‘Heal The World,’ and they had the whole full orchestra and when I saw that I said man, “I want that too Michael. Which song can we do that for?” And we wound up doing that for the song that we did called ‘Someone Put Your Hand Out.’ And it was just amazing having the composer, Jeremy Lubbock, just write the string parts and the whole orchestra parts for that song. We also did it again on the ‘Invincible’ album, song ‘Don’t Let Go Of My Hands’ [renamed ‘Whatever Happens’] and there’s another one, ‘Don’t Walk Away.’ These songs, you know, that’s college, working with an orchestra. You can’t get no better, you can’t get more organic than that.”

Source: The Boombox & MJWN
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